2015/05/01 21:24

眠ることもできずに、うつ状態になってしまうほど、ひどい耳鳴りに悩む人は、全国に300万人近くもいるそうです。(NHKためしてガッテン「ついに!耳鳴りが治る 原因解明&治療最前線」2015年03月04日放送より)私の耳鳴りは、そこまでひどくありませんが、ストレスがたまると、甲高い「キーン」という音が、頭を駆け巡ります。50代中盤にもなると、同じような悩みを抱えているヒトが、周囲に多いことに気づきました。
「NHKのためしてガッテン」のHPによれば、実は耳鳴りの原因は、難聴にあるとか。私たちは耳から届く空気の振動を蝸牛(かぎゅう)という場所で電気信号に変えて脳に送っています。この蝸牛の老化によって振動を信号に変えることができなくなることがあるとか。脳に電気信号が届くと、視床という場所が音の選別や調整を行います。脳に入ってくる信号が低下すると、視床は脳が電気信号を受け取るよう感度を上げるのです。脳にはさまざまな電気信号が飛び交っているので、感度が上がっているとその信号をノイズとして感知し、耳から届いた音でもないのに、「キーン」といった音を作ってしまうのです。感度を上げるのは一時的なので、通常であればすぐに感度はもとに戻ります。ただ、脳が興奮状態だと感度を上げ続けてしまうのです。つまり、耳鳴りとは、脳の異常な興奮で脳が作った音なのです。(NHKのためしてガッテンのHPより抜粋 )
私は、飛騨高山の西のはずれにある、「森の自然学校」に支社を置かせて頂いています。コンクリートに囲まれたオフィスで、8時間以上パソコンに向かいあっていると、どうしてもストレスがたまります。20代~30代の若いうちにはいいのですが、50代になると無理がなかなかききません。そんな時、高山支社に行って、森の静寂の中で自分をリフレッシュします。セルフビルドで建てられた「ドングリハット」では、広葉樹が落葉すると、遠くに乗鞍岳を臨むことができます。そこでボッーとするのが、私のストレスの解消法です。
その時、少しだけ耳鳴りが和らぐ瞬間があるのです。それがどうしてなのか、「音」のエンジニア、フルトデルスタジオの石黒さんに、先日その自然音を録音して頂きました…。どんな周波数の音が、そこには渦巻いているのか…。二人の興味は深く広がっていきました…。





