今回のプロジェクト成功を機に制作に取り組みたいと思っている雪結晶(ゆきげしょう)。 厳しい寒さの朝。ふと窓ガラスをみるとに、それについた水滴が凍り細やかなヒビ模様が。 雪結晶はそんな「しばれたガラス」をイメージしています。 (しばれるという言葉は雪国独特の言い回しだそうですね) この雪結晶で用いる技法は旧ヨーロッパから日本へ伝わり、諸説によると大阪のガラス職人が2億かけて技法の開発に取り組んだといわれています。 しかしながら制作には技術と経験が必要であり、また経費が大変かかるため、現在ヒビガラスを制作しているところはほぼありません。 似た技法に「アイスクラック」というものがあります。これはガラスが熱い状態で水につける方法で、温度差により一瞬にして粗めのヒビ模様が施されます。 この技法のものは一般的に出回っており、各地の百貨店や雑貨屋店などでも目にすることができます。 動画55秒から水につけるシーンがあります。「ジュッ」という音をお聞き逃しなく! こちらが動画中で制作したアイスクラックのグラス。表面に生じさせたヒビを再度過熱し滑らかにして仕上げます。 こちらも同じくアイスクラックを用いて作られた照明です。独特の光の反射が特徴的です。 今回の雪結晶はアイスクラックと同じヒビ模様。ではどうして雪結晶の技法に挑戦するのか。 その技術に取り組むことのできる環境が揃うこの秋葉硝子という場所で、新潟のためのものづくりに取り組みたい。 より繊細で美しいヒビ模様を通して、雪国新潟の情景を感じてほしい。 そんな2つの想いからです。 制作には、溶解炉の中で溶かしたガラス(硬質ガラス)と細かく砕いたガラス(フリットと呼ばれ硬質ガラスとは異なる材質のもの)を使用します。 窯から取り出した硬質ガラス。写真は形を整えている最中です。 これがフリットです。様々な色と粒の大きさがあります。 硬質ガラス、フリット、硬質ガラスの順で、サンドイッチのように3層にして成形を行います。 2種類の原料は膨張係数(膨張するときの収縮率)が異なるため、時間の経過とともに真ん中の層のみにひずみが生じてきます。 そのひずみが細やかな美しいヒビ模様として現れるのです。 クリアな硬質ガラスとブルーのフリットを使うと、このような色合いになります。 フリットには粒の大きさが3~4種類あり、どの組み合わせが適正なのかを探り出すためには、何度も試作を重ねなければいけません。 粒が小さすぎるとヒビが生じず、反対に粒が大きすぎると表面まで割れてしまう恐れがあり、作業には経験と技を要します。 それは、40年以上ガラスに携わってきた秋葉硝子照井にも「難しい」と感じさせる作業です。 単一のガラス原料であれば、試作品や失敗作でも割って再度溶かすという再利用が可能なのですが、2種類の原料を使ったものは再利用ができません。 いつかこのヒビの技法でガラスの里復活につなげたい。 照井は秋葉硝子を立ち上げた時からそんな想いを胸に宿していましたが、100万単位で試作費用が必要となり、現状ではあきらめざるを得ませんでした。 ガラスを溶かすための入れ物 坩堝(るつぼ)も消耗品です。1つ80,000円ほど。 雪結晶試作を繰り返すことで、この坩堝購入費も負担につながります。 大変もったいないのですが、坩堝を破棄する際はこのように割ってしまいます。つぼ内に残されたガラスのきらめきは本当に美しく、目を奪われます。 今回のクラウドファンディングをチャンスにこれに取り組み、新潟発のガラスの新しい魅力として発信したいと思っています。また、失われつつあるこの技術を次の世代へ伝えていくことも私たちの目標です。 残り30時間となりました。 現在達成率88%、881,000円! 先ほどのレポート更新後も新たなご支援をいただいております。 感謝の気持ちでいっぱいです。皆様、本当にありがとうございます!! 最後までご支援、応援をよろしくお願いいたします!!
残り35時間となりました。ここまで34名の方々から868,000円のご支援をいただきました。 達成率は83%!たくさんのご支援を本当にありがとうございます! この地域が培ってきたガラス作りの技術を守り、伝えながら、 「ガラスと触れ合う場所作り」「毎日の食卓を豊かにしてくれる器作り」により一層取り組んで参ります! 初めてのクラウドファンティングでの試み、100万という大きな金額… プレッシャーに気がめいりかけたこともありましたが、多くの方々より応援をいただき、それを励みにここまで来ることができました。皆様へ心よりお礼を申し上げます。 ここで、私たちの活動をあたたかく見守り支えてくださいました皆様からの応援メッセージを一部ご紹介させていただきたいと思います。 地域を盛り上げるプロジェクト頑張ってください! 新潟の食を新潟のガラスで盛り上げていってほしいです!応援しています! 秋葉区の生まれです。ガラスの生産地だったこと、はじめて知りました。応援しています! 地元です。こんなガラス工房さんがあるなんて知りませんでした。ずみません。今度見学に行きたいですね。目標達成できるよう頑張ってください。応援します! 知人のfacebookで気になっておりました。先の4月23日(日)に今代司酒造さんでのpan no waさんのチャリティライブ拝見し、改めてこちらに興味を持ちました!新潟をガラスの里に…という熱い思いに共感いたしましたので、微力ながら応援させていただきます! 照井先生の作品のファンです!秋葉硝子さまのさらなる発展を応援させていただきます。 照井さん含め、秋葉硝子、秋葉区をガラスの里に! ものづくりの面白さをドンドン広めてください! 新潟にもこんなに素敵なガラス工房があることを知り、職人さんの造る繊細な作品に触れ、プロジェクトを立ち上げた笹川さんを益々応援したくなりました! この60日間を支えてくださった皆様のご声援を感謝の気持ちで胸をいっぱいにしながら読ませていただいておりました。ありがとうございました。 残すところ35時間! プロジェクト画面上では1分単位でカウントダウンが始まり、緊張がますます高まります。 こうして皆様にお願いをする機会も残りわずかとなってまいりましたが、最後までご支援と応援をよろしくお願いいたします!
将来新潟で育ち生きていく次の世代、子供たちへこの地域の財産であるガラス製造の技術を伝えていきたい。 ガラスの魅力やガラス作りの楽しさを体いっぱいに感じることのできる場所を作っていきたい。 いつもの食卓に楽しさや笑顔を添えたい。 新潟の豊かな地で生まれる食やお酒をもっと楽しんでもらいたい。 そんな想いを皆様に届けたいと願い、私たち秋葉硝子は活動しています。 おとといから昨日にかけてたくさんのご支援を頂戴することができました。 感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。 皆様のお気持ちにお応えできるよう、残りわずかな時間を大切に最後まで取り組んでまいります。 現在のご支援額は 833,000円。 達成率83%。 目標まで 167,000円です。 4月30日(日)23:59までチャレンジは続きます。 どうかご支援をよろしくお願いいたします! 秋葉硝子関連イベントのお知らせ 現在ビュー福島潟さんにて風鈴市を開催しています (昨年秋葉硝子を会場として開催された際の映像です) 風鈴市イベントページ https://www.facebook.com/events/874066086115746/permalink/874198749435813/ 風鈴の玉(ガラス部分)は秋葉硝子にて制作。純度が高いクリスタルガラスという原料を採用し、心地よく響き渡る音色と透き通るような美しさにこだわりました。 澄んだ音色に新潟の美しい夏を感じていただけたら幸いです。 ぜひご来場ください!
いつも応援いただきありがとうございます。 秋葉硝子笹川です。 作品展示とライブイベント「FOOL On The AKIHA」が先週4/21(金)に閉幕となりました。 はじめましてのかたから 何度もお運びいただいているお客様までたくさんの方々にお越しいただくことができ、大変うれしく思っています。 かつてこの場所が「ガラスの里」であったという背景。そこで活動をするわたしたち秋葉硝子という存在。ハンドメイドのあたたかさ。 それらを多くのかたに知っていただき身近に感じてほしい、そんな想いのもと開催した今回のイベントでした。 ご関係の皆様、イベントを応援してくださった皆様、ご来場いただきましたお客様、皆様のおかげで本イベントを無事に終えることができました。本当にありがとうございました。 2回目となるイベントの今回もたくさんの学びがありました。これからの活動に生かし、より楽しんでいただけるようなイベントを企画してまいりますので、ぜひこれからも秋葉硝子をよろしくお願いいたします! 最終日の夕方、NST様にて生放送に参加させていただいた際のお写真です。 普段は日暮れ前に退社するので、初めての夜の工房の雰囲気を味わうことができました。 生中継でご紹介いただきました「淡黄金」シリーズ。テレビの照明が当てられると、そのゆらぎが美しい影を落としました。 「新潟を再びガラスの里へ!プロジェクト」も残り4日となりました。 ここまで長かったような、あっという間だったような… たくさんの方々の応援に励まされここまでたどり着くことができました。 現在のご支援額は417,000円。達成率は41%。 応援してくださった皆様へ心よりお礼を申し上げます。 残りわずかとなりましたが、引き続きどうか応援をよろしくお願いいたします! 笹川の独り言 我が家には愛用している秋葉硝子のショットグラスがあります。クリアで模様のない、シンプルなグラス。 手に入れてからますます日本酒が美味しくて、このままのんべいになってしまったらどうしましょうと心配しています。 そんなグラスは、たまに朝食の場面でも活躍してくれます。 ヨーグルトやドライフルーツなどパンのお供もさらりと受け止めてくれます。 横じまの影は、吹きガラスで制作したアイテムならではの模様。 普通に眺めているだけではわかりませんが、日がさしたり照明が当たった時にこの模様を目にすることができます。 皆様のご自宅にあるグラスから映し出される影はどんな表情でしょうか。 機会がありましたらぜひお試しください。 この工房で働くまでは「ガラス」というひとくくりのイメージでしたが、ガラスにも様々な制作方法や魅力があることを知りました。そうすると世界がぐっと広がって、見ることも使うこともとても楽しくなりました。 制作風景も大変興味深く、いつ見ても胸が高鳴ります。 おもしろいなぁ、きれいだなぁ、 そんな素直な気持ちからくる感動を皆様にもぜひ味わっていただけたらなと思うばかりです。
昨日4月23日(日)新潟市中央区にあります今代司酒造様のイベント「発酵・大醸し祭り 2017春」。 毎年この時期に開催されおり、秘蔵酒テイスティング、限定酒量り売り、甘酒ふるまい、酒造見学ツアーなど魅力ある企画が盛りだくさんのイベントです。 その「発酵・大醸し祭り」にて行われる企画のひとつが「酒蔵ライブ」。普段は一切出入り禁止の本蔵2階が特別に開放され、様々なジャンルのアーティストが集いライブが行われます。 今回は笹川が属するスティールパンユニットPan no Wa(パンノワ)として参加をさせていただきました。 実は昨年もこの場所で演奏をさせていただき、会場の大盛況ぶりに大変驚きましたが、今年は7,000人の動員があったとのことでその注目度の高さがうかがえます。 お写真にて当日の様子をご紹介します。この階段を上がると会場です。外は気持ちの良い快晴でしたが、この空間は薄暗くひんやりとしています。 酒蔵ライブ主催の大橋さん。会場で着付けてもらったというお着物が素敵でした。以前より秋葉硝子のプロジェクトを応援いただいており、今回フライヤー設置やプロジェクトのご紹介などご協力をいただきました。 Pan no Waは30分ほと演奏させていただきました。お越しいただきました皆様、ありがとうございました! 写真左 秋葉硝子 笹川 わたしたち秋葉硝子のこと、そしてFAAVOでの取り組みをご紹介させていただきました。 スティ―ルパンと同じ南米生まれのラテンダンスもあり…長岡市を中心に活動するかわいらしいアイドルの歌声もあり...楽しいひと時でした。 本日も新規にご支援をいただき、ご支援額現在417,000円です。 皆様のあたたかい応援が大変励みになります。ありとうございます!! プロジェクトは残り6日。 引き続きご支援、応援をよろしくお願いいたします! パンノワFBページ https://www.facebook.com/pannowa2012/今司酒造イベントページ https://www.facebook.com/events/1579210242093206/