浜名湖発「ニホンウナギ資源回復プロジェクト」に多くのご支援とご協力をいただき感謝いたします。
プロジェクトを広く知っていただこうとお伝えするレポートですが、今日は親うなぎ水揚げに協力いただいています浜名湖の漁師さん言葉をひとつ紹介させていただきます。
浜名湖の漁師さん(遠州灘に漁する舞阪漁港の漁師さんを含む)はしばしば浜名湖を「カワ」と呼んでいます。
「今日は早くカワへ行ったもんでなあ」、「今日はあそこのカワっ端で網仕事をしていたよ」などと浜名湖を「カワ」と呼んでいます。
浜名湖はじつは「川(河)」であることをご存知でしょうか。浜名湖は海に繋がっていますが、じつは河川法では二級河川都田川水系都田川と河川指定されているのです。
浜名湖には大小の川が注いでおり、その川に棲み育つうなぎが秋遅くから下ってくる。その中に私たちが求める親うなぎが混ざっています。
湖としては日本で10番目の大きさを持ち、周囲長ではなんと3番目という大きな湖でもある浜名湖がじつは河川法では河川であること。面白いことですね。
漁師さんはそれを知ってか知らずか漁場である浜名湖を「カワ」と呼ぶ。「カワから帰ったら行くでなあ」。そんなふうに浜名湖を呼んでいるのです。