浜名湖発「ニホンウナギ資源回復プロジェクト」に多くのご支援とご協力をいただき感謝いたします。 今年度第一回の放流(11月28日)から2週間余り、浜名湖の漁師さん・浜名漁協などの協力を得て買い付けをすすめ、第二回目の放流を12月15日(金)に実施いたしました。 今回の放流には浜名湖の養鰻を支える若手の会「青鰻会(せいまんかい)」の皆さんがウナギの将来を築こうと放流に参加しています。 放流日の出港前に指定仲買人の海老仙から運んだのは68kgの親うなぎ、オスとメスに分けてカゴに入れて舞阪漁港に到着します。 写真で太く大きなものがメス、多く入っている小さめなものがオスの親ウナギです。 メスは7年から10年かけて豊かな浜名湖で育ちます。今回の放流ではメスは93尾が集まっています。 中には500gを越えるほどの大物も混ざります。 オスはメスほど大きくはなく4年ほどで成熟した親に成長します。メス・オス共に親ウナギは銀化(ぎんけ)し黒銀色に体色を変えています。また遠い西太平用のマリアナ海溝までの旅に備え、目やヒレを大きくしています。 この後の放流出港の様子は後日報告いたします。
浜名湖発「ニホンウナギ資源回復プロジェクト」にご支援・ご協力いただき感謝いたします。 11月28日行われました浜名湖発 親うなぎ放流事業の第一回放流につきまして産経WEBに掲載いただきましたので記事を転載してお伝えさせていただきます。 静岡・浜名湖のウナギ復活へ 遠州灘に260匹を放流 絶滅が危惧される浜名湖のニホンウナギを復活させようと、漁協や仲買業者らで組織する浜松市の団体「浜名湖発 親うなぎ放流連絡会」が28日、市場で買い上げた親ウナギ263匹(105・7キロ)を遠州灘に放流した=写真(代表撮影)。親ウナギは半年かけて太平洋のマリアナ諸島へと向かい、そこで誕生した稚魚のシラスウナギが黒潮に乗って浜名湖に戻ってくるという。 同連絡会では今年、初の試みとしてクラウドファンディングを利用して資金を募ったところ、2カ月間で45人から出資があり、目標の1・8倍に当たる53万2千円が集まった。この資金と同連絡会の拠出金約150万円を元に、昨年並みの計約400キロの親ウナギを買い上げて放流する計画で、12月上旬にあと2回の放流が予定されている。
浜名湖発「ニホンウナギ資源回復プロジェクト」にご支援・ご協力いただき感謝いたします。 一昨日(11月28日)行われました浜名湖発 親うなぎ放流事業の第一回放流につきまして昨日11月29日(水)中日新聞朝刊に掲載いただきましたので紙面と記事を転載してお伝えさせていただきます。 親うなぎ263匹放流 遠州灘 資源回復願い業者ら 網にかかった産卵期のウナギを漁師から買い取り、遠州灘に放す「浜名湖発 親うなぎ放流事業」の本年度一回目が28日行われ、263匹、重さ計105.7キロの天然ウナギが放された。 雌は七歳前後、雄は四歳前後で白い腹が銀色に変化し、産卵のため太平洋のマリアナ海溝に向かうとされる。この日は、20日以降に三つの漁協支所に落ち込まれた天然ウナギを漁船に積み込み舞阪漁港を出航。今切口から2.8キロ沖合の推進30メートル、水温16.3度の海上で放した。12月までに2回、昨年程度の400キロの放流を目指す。 浜松、湖西両市や県、仲買人、養鰻業鵜者、うなぎ料理店の関係者らによる共同事業で、今年で5回目。絶滅危惧種ニホンウナギの資源回復に向け、より広く関心や協力を得るため、今回初めてインターネットで不特定多数から出資を募る「クラウドファンディング」を実施。事業費の一部30万円を募ったところ、県内外の45人から53万2千円が集まった。 うなぎ関係者でつくる浜名湖発 親うなぎ放流連絡会の加茂仙一郎会長(57)は「かば焼きをもう少し安く食べてもらえる状況をつくれるよう、協力者を増やしながら活動していきたい」と放した。(飯田樹与記者)
浜名湖発「ニホンウナギ資源回復プロジェクト」を応援、ご支援いただき感謝いたします。 昨日報告いたしました本年度第一回の親うなぎ放流を静岡新聞に取材・掲載をいただきましたのでWEB版を転載させていただきご紹介いたします。またSBSニュースでも報道いただきました。感謝いたします。 資源回復を願い遠州灘へ 親うなぎ放流、賛同広がる (2017/11/29 07:45) 無事に、産卵海域にたどり着くように―。産卵期を迎えた絶滅危惧種ニホンウナギの親を市場で買い上げて遠州灘に放つ浜名湖発親うなぎ放流事業の2017年度の活動が28日、始まった。本年度はインターネットを通じて小口資金を集めるクラウドファンディングを活用。寄せられた支援金を買い上げ費用に上乗せし、より多くの親ウナギを放流して資源回復を図る。 初回の放流量は、20日以降に浜名湖で水揚げされた105・7キロ(263匹)。関係者が浜名湖の今切口から沖へ約2・8キロの海上に船で向かい、親ウナギを放った。本年度は年内に計3回程度の放流を予定している。 昨年度は過去最高の410・2キロの親ウナギを放流したが、終盤に買い上げ資金が不足した。本年度は静岡新聞社・静岡放送が運営するクラウドファンディング「FAAVO(ファーボ)静岡」で支援を呼び掛け、53万2千円が集まった。関係者は「一匹でも多く親ウナギを競り落として放流する」と話す。 同事業は産卵場所のマリアナ諸島沖へ向かう途中で漁にかかった親ウナギを保護し、無事に太平洋へ出るのを助けて産卵数を増やす取り組み。周辺自治体や関係団体による浜名湖地区水産振興協議会など官民が協力し、4年前から続けている。 クラウド資金、目標超える53万円 浜名湖発親うなぎ放流事業で本年度から導入したクラウドファンディングは、ネットを通じて不特定多数の人に支援を呼び掛けるのが特徴。2カ月間で目標額の30万円を大きく上回る53万2千円を集め、関係者は「金額以上に、危機にひんしたウナギの現状や放流事業の意義を知ってもらえたことが大きい」と手応えを語る。 FAAVO静岡を活用した同事業のクラウドファンディングは9月にスタート。協力者にはウナギの残さを肥料にして育てた「うなぎいも」のお菓子、うなぎ料理店の食事券を返礼品として贈り、わずか17日で目標額に達した。最終的に、10月末時点で協力者は県内外の45人に上った。 同事業の資金管理を担当する同事業連絡会の加茂仙一郎会長は「支援の輪が広がった」と語る。来年度も、クラウドファンディングで支援を呼び掛ける意向という。
浜名湖発「ニホンウナギ資源回復プロジェクト」にご支援いただき感謝いたします。 「未来につなごう、ウナギの資源と食文化」全国に先駆け、浜名湖で大きく育った親うなぎを買い上げて遠州灘に放流し、西太平洋のマリアナ海溝まで旅するするウナギの旅を助ける「浜名湖発 親うなぎ放流事業」の今年度第一回の放流が行われましたので速報いたします。 今年度第一回目の放流は浜名湖の雄踏・鷲津・白州市場に揚がった親うなぎを買い上げたもの、105.7kg、263本を集めています。放流時間には静岡県・浜松市・湖西市、浜名湖、浜名湖発 親うなぎ放流連絡会のメンバーであるうなぎ関連のみなさん。借り上げた漁船に積み込み多くが見送る中舞阪漁港を出港し、遠州灘の沖で放流となりました。 放流した親うなぎは浜名湖で10年ほど育ったメス(写真に写る大きなもの)と4年ほどで親となるオス(小さなもの)です。遠州灘に放流した親うなぎは半年をかけて西太平洋のグアム島に近いマリアナ海溝付近の産卵地へと向かいます。孵化して育ちながら日本を目指しながらシラスウナギに成長して浜名湖に日本各地へと戻ってきます。ウナギの資源と食文化を未来に繋ぐ。私たちの思いと願いを込めた第一回の放流となりました。※放流の様子はSBS静岡放送の本日11月28日(火)の18:15分からのニュースで放送される予定です。また静岡新聞をはじめ報道各社の取材をいただいています。明日以降お読みください。