小さきときからよく大山登山をして、頂上碑と一緒に記念写真を撮ったものです。そのせいか、大山登山というか、大山と聞いただけで頭に浮かぶのは頂上碑でした。 私が小学生のときは、碑の周りは結構な広場で、「ロクムシ」や「ペッタリ」、「クギサシ」など遊んだ記憶が残っています。しかし、その頃から沢山の人が登るようになり(もちろん我々も積極的に誘致したのですが)どんどん山が荒れて崩れていきました。 今考えれば、人が歩けば草などがダメージを受け、水の通り道ができ、掘れていき、最終的に崩壊していくのは分かったことなのですが、その頃は、とにかく増えていくお客様に対応していくことに一生懸命でした。 もともと山頂は自然の回復力が弱いところですから、いろいろ努力していても、徐々に崩落が進んできており、頂上碑周辺も徐々に痩せてきて、頂上碑に崩落の危機が迫っています。 何しろ山頂での、しかも国立公園内での工事ということで思いのほか費用が掛かります。 みなさんのご支援をお願いします。 大山旅館組合 山根 均
私たちは兵庫県姫路市で学習塾を営んでいる株式会社ジェイ教育システムズと申します。 縁があって大山桝水高原の旧保養所「秀岳荘」を入手し、私たちの手で合宿所「修学荘」として生まれ変わらせました。これをきっかけに私たちも桝水自治会の一員として大山保護の活動に参加させていただくようになりました。 姫路の子どもたちを大自然の中に連れていく「自然体験教室」の一環として、毎年夏山登山道で頂上まで登る「大山登山」が一大イベントになっています。 その中で、大山保護を支えるボランティア活動「一木一石運動」に参加しています。自分で選んだ石を登山口から頂上まで持っていき、この石が頂上の環境維持に役立っていることを学びます。自分の足で頂上まで登った達成感と共に、自然を愛する意識が芽生えるような登山体験になっています。 ここには、私たちが自治会の一員として「大山の頂上を保護する会」の活動に参加させていただく中で得た経験や問題意識が脈々と活きていて、「自然を守る」という大きなテーマを、より身近に、実感をもって子どもたちに伝えられることを誇りに思い、感謝しています。 この度の頂上碑移設には様々な想いがありますが、私たちの使命はこの現実をしっかりと認識し、伝えていくことだと受け止めています。晴れの日も雨の日も、私たちの記憶にはいつも頂上碑があります。これからも色々な想いや記憶を乗せる象徴として、頂上碑そして大山を守っていきたいと強く思います。 子どもたちが将来、自然を愛し、自然と共に生きる人間になってくれることを願って。
私は、以前勤めていた会社で大山登山のサポートを行っていました。 春は新緑の大山、7月にはユートピア一面のお花畑、紅葉の大山、冬はスキーなど折々に山歩きの友人知人や新入社員、転勤で来られた方、海外からの研修生などに大山の素晴らしさを伝えてきました。 現在は退職しておりますが、今でも問い合わせがあり、見所や安全に登山する注意点や登山に必要な必需品などサポートしております。 山頂を目指す中、新田次郎の著書、「強力伝」の中にある「苦しく下ばかり見ながらの山登りより周りの景色を楽しみながら登れば楽しい人生が切り開かれるチャンスがある」と言う人生になぞらえた名言を引用するなど楽しく語りながら登ります。 1合目、2合目と体を慣らしましょう!山頂を制覇したあとの昼食は最高に美味しいですよ!6合目には避難小屋があって休憩しながらユートピア小屋が見え7合目から上は樹木も小さく、四方の景色を楽しみながら登れますよ!8合目からは木道で左右には鳥取県の木でもある「大山キャラボク」が群生しており見事ですよ!などなど大山の魅力を伝えています。 山頂に着いたときには登り切った達成感、充実感、何ともいえない感動で歓声が上がります。頂上での昼食は格別で普段の食事より美味しいと会話が弾みます。天気の良い日は中国山脈、鳥取方面、島根方面、日本海、宍道湖、隠岐の島など自然豊かな大パノラマを楽しめます。 大山は1709メートルの高さですが、単独峰なので3000メートル級の価値があると各地から来られた登山愛好家の方から耳にすることがあります。 大山は何度上ってもすばらしい感動を与えてくれます。 大山さんありがとう。 大山の頂上を保護する会 桝水自冶会 山本勇策
ページをご覧いただきありがとうございます。 大山の頂上を保護する会広報部の西村です。 私たちの会の中で頂上碑の崩落が危ぶまれ、移設の検討が始まってから約12年が経ちました。昨年ようやく移設工事に向けて進み始め、ついにクラウドファンディングの実施までこぎつけました。これも大山を愛するみなさまのご協力のおかげです。この場を借りてお礼申し上げます。 ちょうど昨年の今頃、大山開山1300年祭の盛り上がりに併せるように、頂上碑移設の機運が高まり、大山の頂上を保護する会が移設工事を行うと決まりました。それからは、会の構成員で役割分担を決め、一丸となって工事に向けて取り組んできました。 私は広報部として、広報活動と資金集めを主に担当してきました。昨年8月から寄付を募り、募金箱の設置や店頭での募金活動を行って、多くの皆様に支えていただき徐々に資金が集まってきました。この写真は昨年11月にイオンモール日吉津店のご協力で店頭募金をしたときのものです。当会の会長である竹口大紀大山町長が先頭に立ち、一緒に募金を呼びかけました。 移設プロジェクトは、あと一歩のところまでやってきています。このクラウドファンディングが成功すれば工事ができます。 あと一押し、私たちのプロジェクトを助けていただけませんか。 みなさまのご支援をよろしくお願いします。
大山の頂上を保護する会副会長の松岡です。 今日は返礼品のご紹介をいたします。 崩壊寸前の頂上碑移設応援寄付金の5000円コースと10000円コースの返礼品は、多くの会員・知人の方々の善意と努力によってご多忙中執筆していただき、編集に携わった思い出深い記念誌です。写真提供、資料の収集や整理さらに編集・レイアウトにご協力いただいた方々に、この場を借りて心から御礼申し上げます。 「3000円コース」の返礼品 新しい頂上碑の写真を使用した絵葉書です。完成の報告と御礼を兼ねて皆様にお届けいたします。国立公園大山のシンボルとして、地域の発展と多くの方々の想い出と幸せを祈念するものです。 「5000円コース」の返礼品 国立公園指定80周年記念誌『国立公園大山』です。国立公園指定80周年を記念して出版しました。大山を愛する人たちの歴史と想いが一冊の本になりました。第41回鳥取県出版文化賞審査員特別賞を受賞した愛すべき一冊です。発刊にあたっては大山に関わる多くの方々の交流の中から生まれたものです。長年の調査、研究、保護活動および美化活動に携われた関係各位の皆様からご寄稿賜りました。 「10000円コース」の返礼品 国立公園指定80周年記念誌『国立公園大山』に、写真・資料を大幅に追加した増改訂版です。この『国立公園大山―百科事典―大山物語』に、ご支援くださった方々のお名前を掲載した特別版を贈ります。 (上巻)大山を知る 318頁 自然景観、歴史、動植物、文学、行政・観光 (下巻)大山を守る 282頁 自然保護(頂上保護活動・美化活動)、資料篇、高額寄付ご芳名録 「国立公園大山」の姿を収めたこれらの写真・資料に一人でも多くの方々が関心を寄せられ、記念誌を通して大山の自然の素晴らしさを少しでも味わっていただければ、私にとってこれ以上の喜びはありません。「国立公園大山」を知っていただく資料になればと念願しています。