7月7日の報道によりますと、バングラデシュ政府は、コックスバザール難民キャンプにおいて、新型コロナウイルス感染拡大の封じ込めに成功したと、発表しました。
5月に最初の感染者が出て以降、これまでに、700人以上が検査を受け、54の新型コロナウイルス感染例と5名の死者が発生していました。感染確認以降、難民キャンプでは、30か所以上がロックダウンされ、難民はキャンプ外に出ることを禁じられていました。
しかし、一方で、バングラデシュ国内では、毎日3千人の新規感染が続いており、流行拡大に全く歯止めがかかりません。難民受け入れ地区である、コックスバザール全体では、すでに累計2,700人以上の感染が確認されています。また、難民キャンプ内でも、検査数の少なさから、実際の感染数を把握できているのか疑問視する意見もあります。
日本でも不安視されているように、CAREは、今後も、同難民キャンプ内での感染拡大第2波、第3波に備える必要があると考えています。
女性や女の子のニーズに配慮しながら、必要な衛生物資や水供給、感染予防啓発等の「感染から身を守る支援」を届けると同時に、ウイルスの影響により生計に困難をきたしている人々へ食料や現金支給等の「暮らしを守る支援」、必要物資を備えるための「医療現場への支援」も継続してまいります。
引き続き、「プロジェクトを支援する」から応援をいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします!