本プロジェクトにご関心をお寄せいただきありがとうございます。皆様の温かいご支援により、おかげさまで支援金額は70万円突破致しました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
目標は達成いたしましたが、予定通り9/30までプロジェクトは継続し、いただいたご支援は今後の活動資金として大切に使用させていただきます。今後ともご支援のほどお待ちしております。
本日の活動報告では、3年生の相良君に書いてもらいました!役者を中心にSTEPSで活躍する彼の文章ぜひご覧ください!
皆様、はじめまして。STEPS Musical Company所属、学部3年の相良と申します。
まずは、このクラウドファンディングに協力してくださった皆様、そして、少しでも興味を持って、このページを開いてくださっている皆様に厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございます。
さて、これまでの活動報告で、STEPSの近況や、普段のSTEPSの姿、みんなの思うSTEPSについてはたくさん書いてあるので、私は少し別のことを書きましょうかね笑
突然ですが、皆様に質問です。
学生演劇の意義って何でしょう?
役者の技量、機材に使えるお金、どれを取ってもプロに勝つことなんてできません。当たり前です、相手は「プロ」なのです。それを生業にしている人たちなのです。かけられる時間もお金も桁が違います。
ならば、学生演劇は不要不急の賜物であり、この世に必要ないものということになります。
前半は確かにその通りでしょう。実際、プロでさえも緊急事態宣言下では、上演中止を余儀なくされていました。エンタメは不要不急です。
しかし、後半はどうでしょうか。私は、学生演劇こそこの世に必要なものであると思っています。
前述した通り、プロはそれを「生業」にしている人たちなのです。すなわち利益がなければ活動を継続することはできません。私たちが普段お金を払って観に行くものは基本的には商業演劇なのです。
ということは、作品の内容よりも、どれだけの観客を動員できるかが、上演するしないの決め手となることになります。
その点、学生演劇はどうでしょうか。自分たちでお金を払って、創りたいものを創る。収益がどうしても先行しがちなプロと、創りたいものを創って自由に発信できる学生演劇。本気でエンタテインメントの本質と向き合えるのはどちらか、一目瞭然ですね。これこそが、学生演劇の意義だと私は思うのです。
STEPSでは、これまで数多くの作品を上演し、その度にエンタメの本質と向き合ってきました。
しかし、残念ながら今のこの状況ではその創作活動すら満足に行えません。巷ではリモート演劇やら配信やら出てきていますし、STEPSでも新しい上演の形を模索していますが、そんなものは一時の応急処置でしかないと私は思っています。演劇はあくまで生モノであり、だからこそ「リモート」という言葉が付いているのだと。
今必要なことは、そういった応急処置ではなく、エンタメの本質と向き合い、今までにない全く新しい発想を産み出していくことではないでしょうか。
まさに学生演劇の出番です。
STEPSとしても、今後、withコロナで上演活動を行なっていく可能性も大いにあります。学生が自らのバイト代などからその経費を捻出している以上、これ以上の大幅なノルマの引き上げは、正直かなり厳しいものがあります。ですが今後の上演活動では、安全に稽古を行える場所の確保や、劇場や稽古場での衛生対策など、今まで以上の予算がかかってしまうことでしょう。そうなれば、団体として金銭的理由から上演活動を諦めなくてはならないことになります。これでは学生演劇の意義もへったくれもありません。
そのために必要なのは、結局お金です。こんなことを言っては夢も希望もないかもしれません。ですがこれが現実です。本来ならば、金銭的なことは、部員たちで完結しなければならないことです。しかし、今のコロナ禍においては残念ながらこのクラウドファンディングを活用せざるを得ない状況にまで、逼迫してしまっています。お金自体に価値はなくても、お金を活用することで価値を創出することができる。そしてエンタメは、その創出される価値そのものだと思うのです。
今後とも、エンタメの本質と向き合い、学生から新しいエンタメを創出していきたいと考えています。引き続き、STEPS Musical Companyへご支援を賜りますよう、何卒、よろしくお願い致します。
公演が再開された暁には、必ず価値のある最高の作品をお届けすることをお約束しますので、楽しみにしていてください!!
少し堅苦しくなってしまったので、最後に、とびきりのスマイルでお別れしますね笑
コロナ前最後の作品となってしまった12月企画での同期写真です。
いい笑顔!!みんな楽しそう!!!笑