ぼくは2002年から、編集の仕事をしてきました。メディアの幅は広かったのですが、特に中心だったのはタウン誌。徳島や関西で、編集の仕事を通じてたくさんの人やお店を取材させていただきました。ひと月に、およそ20〜30件は取材をしていたでしょうか。関西人なら誰もが知るラジオDJから、老舗飲食店を受け継いだ元IT企業戦士、接待を伴う夜の店ではたらくインテリ大学生まで、出会った方々は実に多様でした。本当はまとまったお金を払ってでも話を聞きたいというファンがゴマンといるような方にも、ぼくは取材という名目で時間をいただき、1対1でお話をすることができました。それは何物にも替えがたい経験であり、毎回興奮状態でたくさんのネタをいただいてきました。取材ハイです。たった一つの悩みは、そうして集めたネタを記事にすること。なまじ量を集めただけに、相応の集中力を必要とするのですが、それがとにかく苦手です。取材の時のアドレナリンは何処へやら、大量のメモ書きや音声を前にポーンと手が止まってしまう。頭の中には雑念がなだれこんでくる。あれもこれも無駄に気になる。同じ傾向の方もいらっしゃるのではないでしょうか。それが「茶心」では、思いのほかスムーズに書き進めることができました。ここには雑念をもよおすような余計なものがなく、あたりも本当に静かです。暗すぎず、明るすぎることもない、居心地の良さがあります。単にリラックスできるというのではなく、自分が真ん中にある感じ。別に座禅を組むとか、瞑想をしなくても、自分の真ん中が意識できる。そんな空間になっています。不思議な感覚です。もしぼくと同じように雑念に悩まされる方がいらっしゃったら、「茶心」にお連れしたい。…という原稿を、ぼくは今朝オフィスで書いていますが、だいぶ時間がかかってしまいました。雑念のなんと手強いことか。
「茶心」が掲載された「ソトコト」最新号、本日発売です!8ページにわたって「茶心」を紹介していただいています。この特集の最初の見開きは、運営を担う観光チームの鈴木と岡田、そしてオープン時からプロデュースを担ってきた高橋慶彦くんが玄関前でにっこり微笑んでいる写真が右面に。そして左面には、急須に入れられた茶葉と、氷の絵が。これ、なんだかわかりますか?これは氷出し茶といって、氷を4~5時間かけて室温または冷蔵庫において溶かしながらお茶をいれる煎れ方なのです。お茶というとお湯を沸かして…というイメージの方が大半、冷たいお茶もだいたいはペットボトルを連想されると思いますが、こんなふうに時間をかけて出す煎れ方もあるのです。ESSE.onlineで詳しく紹介されている記事を見つけましたので、合わせて紹介しておきます!「氷出し」でいつもの緑茶が玉露のように甘くなる!夏に涼しいお茶の飲み方ちなみに、氷出しで入れたお茶は…まるでお茶ではない味わいです!もちろん、最大級の褒め言葉。まずぎゅーっと訪れる甘み、そして奥深いコク。どこかの料亭でていねいにだした出汁をいただいているような、そんな感覚です。「えー!お茶ってこんな味にもなるの!?」と、きっと誰もが驚くはず。時間をかけてじんわり抽出されるので、苦みはなく甘みがたっぷり出てくるのだそう。でも、専門店で購入するちょっといい茶葉じゃないと出せないのでは?と思われる方もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。そんな氷出し茶は、「茶心」をご利用の方にウエルカムドリンクとしてお出ししています。みなさんもぜひお試しください!
地域づくりに携わる人のバイブル「ソトコト」で8ページの特集が掲載!プロジェクトへの応援、ありがとうございます!初めての活動報告でこんなビッグニュースをお伝えできるとは思いませんでしたが、あす8月5日発売のソーシャル&エコ・マガジン「ソトコト」9月号に、「茶心」が掲載されております!しかも、8ページの特集記事として!「茶心」にはマインドフルネスにぴったりの23畳ある瞑想ルーム(和室)があるのですが、その写真が見開きで大きく掲載されています。新型コロナ感染拡大の影響でいまはお客様をお招きすることが叶いませんが、この特集を通じて一人でも多くの方に「茶心」を擬似体験していただけるとありがたいです。ちなみに「ソトコト」といえば、2017年10月号でこゆ財団を表紙に掲載してくださった、とてもご縁のあるメディアです(写真は当時の表紙!背景の場所は、当時はこゆ財団のサテライトオフィス。いまはふるさと納税返礼品である野菜セットを検品・発送する拠点になっています)。掲載していただいた3年前は、いまのオフィス「チャレンジフィールド」も、地域おこし協力隊のメンバーも、商店街の「こゆ野菜カフェ」も、まだ何も生まれていませんでした。そんな中にも「ここは関係人口案内所になっていますね」と新しいものが生まれるムードを感じ取り、表紙と特集に掲載をしてくださった「ソトコト」編集長の指出一正さんには大感謝です。事実、このあと「ソトコト」を見ました!という本当にたくさんの方々が新富町を訪れてくださり、新しいプロジェクトが生まれたり、移住する方も現れるようになりました。今回の記事を通じて「茶心」にも新しいご縁が生まれることを願っています!