令和2年の豪雨災害から1年と3か月を経過しました。学生ボランティア支援を始めてから1年と2か月を経過しました。被災者の皆さんの涙ぐましい復興への取り組みによって、被災地は明るさを取り戻しつつあります。ただ、被災者の多くはまだ仮住まいで、被災地に戻ることができていない方も少なくありません。「復興の2番底」というのですが、一方で復興の光が差しつつ、他方で支援が途絶えるという、喜びと苦しみが錯綜する状態にあります。この時こそ、「支援の2番ステージ」というのですが、被災地のことを忘れずに被災者の背中を押す、希望を共に紡ぐ支援が必要です。この第2ステージを、被災地の高校生や被災地周辺の大学生が、再建相談会やお茶のみ会などを開いて支援されています。この第2ステージに、より多くの若者に関わっていただきたい、と思っています。緊急事態宣言が解除された状況で、被災地の皆さんの理解を得たうえで、万全の感染防止対策を講じて、外部から支援に入ることも可能になっています。もちろん、オンライン激励会や救援メッセージの送付といった、被災地に行かない支援も可能です。被災地の学生だけでなく、被災地外の学生の皆さんにも、引き続きというか一層の熱い支援をお願いしたいと思っています。ところで、この1年間のクラウドファンデイングの支援報告書を、遅まきながらまとめました。そこでも述べているのですが、コロナ禍の影響もあって、支援金が250万円、まだ残っています。この残された支援金を、被災地内外を問わず、学生ボランティアの皆さんに届けなければと、思っています。前置きが長くなりましたが、引き続き令和2年水害に関わる支援活動の支援を行っています、ご応募をお願いします。詳しくは、事務局(兵庫県立大学減災復興政策研究科の室崎研究室または宮本研究室)にお問い合わせください。miyamoto@drg.u-hyogo.ac.jp
学生ボランティアを支援する会の室崎としては、しばらくご無沙汰をしていました。といって、私が手を抜いていても、全国の学生の皆さんが、コロナ禍の中でも知恵を出し汗を流して、災害支援活動を展開されています。今日は、関西学院大学の学生ボランティアの皆さんが4年にわたって取り組んでこられた、熊本地震被災地支援の取り組みから、継続的な支援活動の大切さを明らかにするフォーラム開催を、お知らせします。学生ボランティア活動の重要性を再確認するフォーラムになればと思っています。被災者と支援者がともに学びあい支えあう関係が、確認できればと思います。ZOOMでの開催ですので、全国のどこからでも参加できます。
佐賀県で活動されている西九州大学の健康福祉学部の被災地支援チームの「OKABASE」さんの活動報告第2号が届きました。私たちの「学生災害ボランティア支援の会」からの助成を受けたことも、記載されています。支援活動に参加された学生の皆さんの素敵なメッセージが、報告書には一杯詰め込まれています。オンラインサロン会、おもちゃプロジェクト、防災キャンプなど、参考になる事例を学ぶことができました。
年度末で何かと忙しく、皆さんへのご報告が滞ってしまいました。ご報告が遅れ遅れになっていることを、お詫びします。年度が替わっても、豪雨災害の被災地の苦しみが和らいでいるとはいえず、より多くの支援が求められる状況にあります。コロナ禍が深刻になればなるほど、熊本等豪雨被災地の支援も、手を抜かず力を入れなければなりません。ということで、4月以降も財源が続く限り、学生災害ボランティアの支援を継続します。この度、熊本看護福祉大学の「おれんじぴーす」の「人吉市復興支援プロジェクト」を応援することになりました。23件目の支援対象となります。球磨川の豪雨災害からずっと継続的に、泥出しや家屋片付けなどの活動をされてきている学生グループです。コロナ禍で厳しい支援活動制限がかかる中でも、率先的に被災者支援を展開されています。今回は、①人吉社協の取り組みの後方支援、②被災者宅の空き家片づけ活動、③被災地コミュニティの再生とサロン活動支援、を展開していただけます。添付の写真は、看護福祉大学おれんじぴーすのサイトから借用させていただきました。
多くの皆さんにご支援いただいた令和2年度豪雨災害の学生ボランティアの活動報告会をオンラインで開催しました!※活動報告会の様子は下記のサイトでご覧になれます※10の団体に素晴らしい活動報告をしていただき、「素晴らしい報告会」になりました。報告いただいたのは、熊本のチームが6団体、大分のチームが2団体、佐賀と兵庫のチームが各1団体でした。この10団体以外に、熊本農業高校からはビデオ映像の提供をいただきました。学生の力の大きさと可能性を感じさせてくれました。支援していただいた皆さんと何よりも活動された学生の皆さんのおかげなのですが、クラウドファンディングをやってよかたっと心から思いました。多面的で、持続的で、創造的で、密着的で、・・・多くのことを学びました。おおよその数字ですが、約1,000名の皆さんから、約1,000万円のご寄付をいただき、今までに約20のプロジェクトに、約500万円の支援をさせていただきました。被災地のニーズはまだまだあるので、手数料と税金を除いた残りの約300万円を4月以降に引き続き支援します。支援はエンドレスです。また,当日はチャットで多くの激励や応援メッセージをいただきましたので,あわせてご紹介いたします.下記のリンクよりご確認ください.活動報告会でいただいた質問や応援メッセージはこちら