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自分で決める!薬を飲む飲まないキャンペーン

「薬を飲む・飲まない」「どんな治療を希望するのか」自分で決めていますか?

現在の支援総額

136,000

136%

目標金額は100,000円

支援者数

24

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2017/10/01に募集を開始し、 24人の支援により 136,000円の資金を集め、 2017/10/30に募集を終了しました

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自分で決める!薬を飲む飲まないキャンペーン

現在の支援総額

136,000

136%達成

終了

目標金額100,000

支援者数24

このプロジェクトは、2017/10/01に募集を開始し、 24人の支援により 136,000円の資金を集め、 2017/10/30に募集を終了しました

「薬を飲む・飲まない」「どんな治療を希望するのか」自分で決めていますか?

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『日本の精神医療の歴史とこれから』 精神科医 野田正彰先生の後援会は1週間後の土曜日 28日へと迫ってきました。 今回、会場となる京都市内の近隣社会福祉協議会や区役所など保健福祉関係を中心にお知らせの掲示や設置をお願いしました。 その結果、なんと依頼した先のほぼ全てから快諾いただきました。中には通常案内の掲示などは対応してないけども、せっかくだから一度検討してみるとの回答を下さったところもありました。中京区・上京区・下京区を中心に案内が出回っています。ご協力いただいた関係各所には厚くお礼申し上げます。 クラウドファンディングの期間も残りわずかとなってきています。どうしようかな~と迷っている時間も少なくなってきたのでお気を付けくださいませ。  


 10/28 (土)開催の『自分で決める!薬を飲む飲まないキャンペーン』関連企画 『日本の精神医療の歴史とこれから』の講師 野田正彰 先生の著書『うつに非ず(あらず)』を紹介します。     うつ病をはじめとする精神疾患が珍しくなくなったのは恐らく21世紀以降のことと思います。自分の知り合いや家族をたどれば一人か二人うつや統合失調症、その他何らかのメンタルの診断を受けた人がいるのも珍しい話ではありません。 この本は、そんな膨れ上がる精神疾患患者数の前に「はじめに」で以下のように問いかけています。 『精神疾患とは何か。身体疾患といった大雑把な捉え方はしないのに、精神疾患なる言葉が使われるのは何故か。うつ病の診断基準は。うつ病とは何か、市民に共通理解はあるのか。今日、うつ病と言われているものは全て精神疾患なのか。精神科医療も不十分なのに、精神に保険、さらに福祉をくっつけた精神保健福祉とは何か。それは誰のためのものか 』(p5より)   このような問いをもとに、うつ病患者は増えているのか、社会問題が個人の病気にすり替えられているなどの議論が展開されます。 p159近年、即効性を求めて、1960年代に行われていた電気けいれん療法が再び広がる傾向にある。(中略)ところが患者から治療について承認を得る必要性については述べられていない。電気けいれん療法による記憶障害や思考の抑制は、とりわけ知的産業に就いてる人にとっては耐え難いものである。 p163他科の医師は精神医学についての知識をほとんど持たず、投薬後の症状の変化を判断する精神病理学的能力も乏しい。にもかかわらず、彼らに抗うつ剤投与が推奨されてきた。 p21人口一万人に対する精神病床数も、フランス9床、イギリス5床、ドイツ5床、アメリカ3床、イタリア1床(OECD Health Data 2012, 09年のアメリカ以外は2010年)に対し、日本では27床になる。入院期間も、「精神及び行動の障害」における退院者の平均在院日数が、イギリスは51日、ドイツ24日、イタリア12日、アメリカ7日、フランス6日(いずれも09年、OECD.Stat)だが、日本は298日(2011年、患者調査)と極端に長い。日本で5年以上入院させられている患者は11万人を超える。他国の患者より病気が重いわけではない。ただ病院に閉じ込められているだけである。 p37本来のうつ病は、ほとんどの人が年に1回か2回ひく風邪のような軽いものではない。心の風邪と言われながら、強力な向精神作用を持つ薬が精神科外来を訪ねた人に多種類、長期に投薬されている。風邪で多剤、長期服用を進められはしない。 p38うつ病は全体的に意欲や感情が低下するもので、対象に応じて意欲が湧いたり、感情が湧いたりすることはあり得ない。 ・・・ さて、講演会ではどのような「これから」が示されるでしょうか。   ※写真は出版社サイトより引用http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062184496


『自分で決める!薬を飲む飲まないキャンペーン』で展開する意見は変わったものでも珍しいものでもありません。ごくごく当たり前のものとしてとっくの昔に成立した考えです。 1981年にWMA(Wolrd Medical Association:世界医師会)にて採択されたリスボン宣言は「患者の選択の自由」を権利の一つとして挙げています。   2.選択の自由の権利 a. 患者は、民間、公的部門を問わず、担当の医師、病院、あるいは保健サービス機関を自由に選択し、また変更する権利を有する。 b. 患者はいかなる治療段階においても、他の医師の意見を求める権利を有する。 3.自己決定の権利 a. 患者は、自分自身に関わる自由な決定を行うための自己決定の権利を有する。医師は、患者に対してその決定のもたらす結果を知らせるものとする。 b. 精神的に判断能力のある成人患者は、いかなる診断上の手続きないし治療に対しても、同意を与えるかまたは差し控える権利を有する。患者は自分自身の決定を行ううえで必要とされる情報を得る権利を有する。患者は、検査ないし治療の目的、その結果が意味すること、そして同意を差し控えることの意味について明確に理解するべきである。 セカンドオピニオンを採用するだけで医師に嫌な顔をされることもありますが、この宣言からすればあまりにおかしな話です。 また、次に紹介の「法的無能力の患者」については、未成年者であっても、本人の能力が許す限り意思決定に関与しなければならない(英語ではmustで表現)、とむしろ決定に関与することが義務であるほどの強いニュアンスで紹介されています。 5.法的無能力の患者 a. 患者が未成年者あるいは法的無能力者の場合、法域によっては、法律上の権限を有する代理人の同意が必要とされる。それでもなお、患者の能力が許す限り、患者は意思決定に関与しなければならない。   部分的な抜粋なので興味がある方はぜひ全文を参照ください。このページの訳は日本医師会の以下のサイトより引用しました。http://med.or.jp/wma/lisbon.html 原文に興味がある方はこちらをどうぞhttps://www.wma.net/policies-post/wma-declaration-of-lisbon-on-the-rights-of-the-patient/


『自分で決める!薬を飲む飲まないキャンペーン』に関連するブログ記事の紹介です。   押し付けられた言説の書き換え―専門家が正しいとは限らない 誰のための服薬かー良い子でいるために薬を飲む子供 リスクを取らない社会ー問題を医療に丸投げする愚ー 服薬も減断薬も自己決定することが快復への第一歩 自分で好きな食べ物を選ぶことさえ出来ない子供たち―思春期病棟 過剰診断・過剰投薬により失われた人生を取り戻す試み-自分で決める!薬を飲む飲まないキャンペーン 治療選択には〇×だけで正解が決まるとは限らない様々な問題が絡みます。だからこそ、誰かに判断を丸投げすれば後で人を恨みますし、治療も継続しにくいです。自分は何を望むのか、それをかなえるために〇〇を選ぶ…ということこそが積極的な快復に必要なことではないでしょうか。  


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こんにちは 自分で決めるキャンペーン事務局です。 今日は『自分で決める!薬を飲む飲まないキャンペーン』関連企画 精神科医 野田正彰氏講演会『日本の精神医療の歴史とこれから』の講師 野田正彰先生の紹介をします。 精神科医としての顔 比較精神医学を専門とし、精神病理学、文化人類学、社会学を横断する研究を行っています。また、病院勤務時代には、精神病院内の鉄格子の取り外しや、入院患者が内容を知られることなく手紙を外部に出せるようにするなど環境改善に取り組んできました。 手紙を出す前に病院側で確認があったというのは驚きですが、資料を調べていくとこんな話も出ています。誰かが送付前に中身を見るということは、手紙に書きたいことが書けなくなるという話につながります。時としてそれは治療に関する自分の考えすら外部に伝えられないという危険な話にもなりえたのでないでしょうか。 ノンフィクション作家としての顔 『喪の途上にて』は日航ジャンボ機墜落事故の遺族との対話を記録した本です。様々な家族・関係者が登場しますが、第三者がよく文章化できたなと思うほど繊細な内容まで踏み込んだ内容です。遺族から信頼されてるからこそ書けた本なのではないかと思います。   講演会は10/28(土) 職員会館かもがわにて開催です。キャンペーンと並行してこちらもぜひどうぞ。 詳しくは以下を参照ください。https://www.facebook.com/events/1946819575578453/ 印刷用https://app.box.com/v/noda-koenkai