令和2年11月1日からクラウドファンディングに挑戦して早2か月半が経過しようとしています。気が付けば残りは6日間。
クラウドファンディングの実施期間中に緊急事態宣言が発令されるなど、予断を許さない状況にありますが、流鏑馬の伝統を途切れさせないためにも、参加人数の制限や感染症対策を万全にしながら新馬場(鎌倉教場)で稽古を続けております。皆様の温かいご支援・ご協力の程よろしくお願いいたします。
また、これまでご支援くださった皆様、本当にありがとうございます。目標額までもう少しです、ご友人へのお知らせやSNSでのシェアなど、最後のお力添えをいただきますよう引き続きのご協力をよろしくお願いいたします。
さて、本日も稽古の様子をお知らせします。
設備面ではまだまだ途上ながら、一応は行事ができるまでになった新馬場(鎌倉教場)ですが、本格的な馬場だけに、馬によっては乗りこなすのが非常に難しくなります。
流鏑馬は馬を全速力、いわゆる「襲歩」(しゅうほ)で走らせます。
大日本弓馬会で日頃から稽古に用いている馬は、皆足が速く、本格仕様の鎌倉教場では時速45km/h~60km/hに達することから、落馬のリスクが非常に高くなります。
しかし、どのような武道やスポーツであっても、失敗はあります。
特に流鏑馬は馬上で手綱から手を放すという行為が前提となりますので、失敗しやすいといえるでしょう。
だからといって危険であるかというと、必ずしもそうではありません。
キチンとした技術を身に付ければ決して危険というわけではなく、そのため、昇級審査を実施して技術の習得状況を確認し、それに見合った稽古を行うようにしております。
ようは、その技術を身に付けることが非常に難しいということです。
とはいえ、細心の注意を払っていたとしても、誰にでもミスはあるもので、遺憾ながら、負傷者が出ることもあります。
馬上で手綱を放すという行為自体が内包する避け難いリスクと考えておりますが、年に1~2回ほど救急車のお世話になることもあり、救急隊の皆様には改めて感謝申し上げるほかありません。
流鏑馬の伝統を途絶えさすまいと日々努力しておりますが、その稽古は常に怪我と隣合せであることも、皆様に御承知いただきたいと思います。
皆様に素晴らしい流鏑馬を御覧いただくため、この素晴らしい馬場での稽古の成果を最大化できるよう、引き続き稽古精進してまいります。