10/28(水)「チーム海のこども元気箱」で、芦北町にある被災した保育園「淳光育児園」で海のお話し会を実施し、海や自然などの絵本を届けてきました。園長先生から「こんなに楽しそうな子どもたち、久しぶりに見ました。」と感想をいただけて、忘れられない日になりました。
実施した支援内容は以下のとおりです。
①海のお話し会の実施&海の絵本のお届け
熊本ダイビングサービスよかよかの中野誠志さんからお借りした天草の水中映像と、水俣ダイビングサービス SEA HORSEの森下誠さんからお借りしたタツノオトシゴの産卵行動の映像を見ながら、身近な海に住む生き物のお話し会を実施しました。ウミガメ・イルカのクイズでは、正解者は飛び跳ねて大喜びでした。
同時に、海の絵本作家である友永たろさんとなかのひろみさんから寄贈いただいた海の絵本、リモート支援メンバーの小川結希が森の幼稚園に集うママ友から集めてくれた絵本、クラウドファンディングの寄付金で購入した絵本、さらには埼玉県にある「ありがとう。book」様からご寄贈いただいた絵本などなど、絵本約200冊を保育園にお届けすることができました。
②創作活動&やどかりおにごっこ
手形足型アートで海をつくろうをテーマに創作活動をしました。完成した作品には、園長先生からのメッセージをつけて、園の廊下に掲示しました。乾かしている間に、やどかりおにごっこも実施。ヤドカリになりきって、おしりをつけたままのおにごっこ。先生も本気を出している姿に、先生も子どもたちもみんなで夢中になりました。
③ドローンLIVE映像放映
ドローンで撮影した佐敷川の河口から八代海につながる映像をみんなで見た後、保育園の中庭からドローンを飛ばして、周辺の自然を見てみました。「この景色みたことあるー」「スカイドームだー」と歓声があがりました。
子どもたちからは、「やどかりおにごっこが楽しすぎた。」「ドローンかっこよかった。」「魚のぬいぐるみが欲しくなった」などの感想がありました。今回支援を届けた淳光育児園さんは、およそ半分のご家庭・職員の皆様が被災され、今も厳しい状況とのこと。園舎も1階部分が完全に水につかり復旧工事中で、現在は2階のみの縮小保育を実施中。完全復旧にはまだ2か月ほどかかる見込みとのことでした。まだまだ厳しい状況が続きますが、この日はたくさんの子どもたち&先生たちの笑顔が見れて、忘れられない一日になりました。クラウドファンディングはじめ、映像提供、本の提供など、ご支援くださいました皆様に、心よりお礼申し上げます。
いよいよ明日は、人吉の被災した子どもたちを招待して実施する「天草の海体験」です。参加者・スタッフ含めて34名となりました。楽しい一日にしたいと思います。