このクラウドファンディングを始めたのは11月1日。当初は日々、マオポポkidsでのできごとについてアップしていこうと考えていました。それができなかったのは、こどもたちが落ち着かなくて、日々いろんな困ったことが起きていたからです。
何かあるとカミナリで鎮めていたおじいちゃん先生がいなくなり、旧学童からのスタッフにも「こどもの気持ちに沿った対応を」というこれまでと違う見守り方に戸惑いが。十数人の小学生をスタッフ2人で見ていても手に負えない状況に、満のメンバーや自主保育つながりの人たちに助っ人でkidsに入ってもらうことに。
プレーパークの活動にかかわってきたMさんが、春からはマオポポkidsのお世話役となってくれることは決まっていて、でも今は別の仕事を持っているので、平日に関われるのは週1の休みの日のみ。プレーパークや自主保育にかかわってきたSさんは、週に1回来てこどもたちを公園遊びに連れていってくれるようになりました。強力助っ人のおかげもあって、少しずつこどもたちのいい顔が見られるようになってきたね、と思っても次の日には元の木阿弥。トンネルの先がなかなか見えませんでした。
怒ることで問題行動を抑えるのでなく、こどもたちが自分たちの力で成長し、自律できるように見守っていく――。それぞれにそんな見守りを試そうとしても、かえって裏目に出るようなことばかり。毎日をつなげるスタッフがどうしても確保できず、その日その日のスタッフによって対応がバラバラ。こどもたちも混乱していたと思います。
そんな瀬戸際の状況下、Sさんが家族のやむを得ない事情でkidsに来られなくなりました。Sさんのことを首を長くして待っているこどもたちに、なんて声をかけたらいいだろう…。
12月に入り、Mさんに確実にバトンをつなぐため、別事業所のスタッフのみんなにも協力してもらい、別事業所の降園後にスタッフがマオポポkidsに移動して事務作業をする…という体制を取ることに。まだまだいろいろありますが、こどもたちの昨日と今日と明日が少しずつつながり、トンネルの先にわずかながら光が感じられるようになってきています。
ようやく、マオポポkidsでの出来事を、活動報告としてアップできると思えるようになったのは12月の2週目あたりから。ふと気づけばクラウドファンディングの残り期間はわずか1日。目標達成金額には及ばないと思いますが、こどもたちの笑顔は格段に増えていますので安心してください。
あと少しですが、時間内ギリギリまで、今のkidsの様子を発信していきますね。