本日の中日新聞、西三河総合版にこのプロジェクトのことが載っています。
新聞は少ない文字数でやや極端な切り取られ方というか、どんな方向性で記事化するのかが記者次第なのですね。
このプロジェクトの目玉である「仕事が減っている就労継続支援事業所とともに立ち上がる」という部分はあまり触れられず、僕自身が珈琲屋さんをただやりたいという形になってます。
新聞を見てご支援いただいた方もおりますので、改めて僕がやろうとしていること、what's!? coffeeが君と僕と珈琲とをどう運営していくのかについてお話しいたします。
まず、「君と僕と珈琲と」というブランドは珈琲豆の専門店です。
珈琲屋さんではなく珈琲豆屋さんです。
なので今回始める店舗は珈琲豆と珈琲雑貨の販売店です。
目的は新型コロナウイルスの影響や自動車産業の方向転換等によって仕事依頼が少なくなっている就労継続支援事業所(障害者が働く場)に対して、僕自身が新しく珈琲豆のブランドを立ち上げて「君と僕と珈琲と」から就労継続支援事業所に仕事を依頼する形になります。
この方法を取ることで、商品が売れれば売れるほど多くの事業所を巻き込んで一つの珈琲を作り上げていくことができます。
1つの事業所だけじゃなく、多くの事業所を巻き込んでいくことに意味があります。
仮に珈琲豆が1ヶ月50キロ売れた場合、その50キロの珈琲豆の選別(日本ではハンドピックと呼ぶことが多く、商品に値しない欠点のある豆を取り除く作業)とパッケージング(グラムを計り袋に入れて密閉し、外装まで)を手作業でまず行います。
これがドリップパック(what's!? coffee及び君と僕と珈琲とではティーバッグに珈琲粉を詰める為コーヒーバッグと呼ぶ)の場合は、挽いた珈琲粉を計量し1つ1つティーバッグに詰め密閉、外袋に入れて密閉、シールを貼り付けるという作業になるのでもっと工数が増えます。
さらに、販売後に出たコーヒーカスや期限切れの珈琲を回収ししっかりと乾燥させた上で、珈琲にまつわる雑貨(キャンドルや珈琲染めなど)に作り変えていきます。これも事業所とともに行います。
可能な限り仕事依頼のために工数を増やすことで、その恩恵は全て手作りで作業しているという究極なこだわりとなり、ブランド価値が上がります。
例えば「珈琲キャンドル」においては、珈琲粉だけじゃなくドライフラワーやドライハーブ等もいっしょに入れることで見た目も綺麗なキャンドルができます。そしてこのドライフラワーやドライハーブも自社農園で栽培し自分たちの手でドライすることも仕事でありブランド価値です。
お手軽に作れたり誰でも作れるような、誰でも手に入るような素材で作る物は売れません。
良い素材を手間暇かけて作ること。そして僕たちが作っているから欲しいと思ってもらえること。
大量生産が難しければその分仕事依頼する事業所を増やせば良くて、増えることが大切です。
一般的な販売だけじゃなく卸もやってフルオーダーメイドのドリップパックも受注して、置いてもらえる場所も増やして、岡崎市、そして愛知県という地域で一番お客様から愛される珈琲屋さんになります。
飲むだけで、買うだけで、世界が良くなる珈琲を。