「焼き鳥にあう”醤油タレ”を求めて
老舗醤油屋に行ってきました!」
福岡県久留米市、クルメキッコー㈱は
筑後の自然の恵みが集まる筑後川沿いにたつ
創業明治7年の老舗の醤油屋さん。
今でも時間をかけて、200本の天然杉の木樽で
醤油を造るこだわり。
今回、そんなこだわりの醤油で絶品の焼き鳥タレを
造って頂くのです。とても楽しみです!
■伝統の味を守る製法~
創業当時から主に九州の丸大豆や小麦のみを
使用して酵母が作り出す酵素、酵母や乳酸菌の
力だけで発酵させる天然醸造。
発酵促進剤など使わず、熟練の蔵人の多くの
手間と時間で心を込めて作る醤油なのです。
■希少な国産丸大豆をつかった醤油~
実は、国産の丸大豆を使った醤油は
全体の流通量の1.7%と非常に少ないのです。
最近では、”脱脂加工大豆”を使い、
エアー攪拌機をつかった効率を
求めた製造が主流になっています。
国産の丸大豆を使ったじっくり時間を
かけて造る天然醸造は
とても珍しいようです。
■四季を感じながらじっくり1年かけて作られる~
時代に流されず、四季を感じる木樽とともに
造られるこだわりの醤油。木樽のもろみはエアーを
使わず櫂棒を使い、人の手で200本の木樽全てを
攪拌するこだわり。今では中々手の行き届かない所迄
手を尽くすクルメキッコー。
そんなこだわりの醤油から造られる絶品の
焼き鳥のタレ。
■醤油の製造工程見てきました~
1)洗浄した大豆を水につける
2)加圧窯で柔らかく蒸し上げる
3)蒸した大豆に砕いた小麦を入れて、それに
種麹を入れて製麹室へ。温度と湿度を管理して
3日間かけて醤油麹を造ります。その際、
数回手入れをしてもみほぐします。
4)良質の醤油麹を原塩を溶かし込んだ水と一緒に
混ぜ合わせて”もろみ”を造り木樽に移します。
5)1年間かけて四季を感じながらもろみが熟成。
その際、200本の木樽をすべて
人の手で丁寧に攪拌。木樽に染み込んだ
酵母菌や乳酸菌が一緒に働きかけて
もろみを育てていきます。
6)木枠に広げた圧搾布に均一に広げる
7)圧搾布を重ね、自らの重さで生醤油が染み出します
8)火入れを行い
9)10日間ほどそのままにして
おりを落とし天然醸造が出来上がり
そんなこだわりを経て仕上がった醤油から、
焼き鳥にあうようブレンドして頂き、
私たちは焼き鳥を仕込んでいきます。
■クルメキッコー㈱こそこそ話~
クルメキッコー㈱で働く皆さんはなんと
皆、野球部出身なのだとか。
確かに、醤油作りは体力勝負。
その団結力や一体感は野球魂から
うまれるのでしょうね。
九州の美味しさを絶品のタレとともにお召し上がり
頂ければ幸いです。
老舗醤油屋クルメキッコー㈱さんの訪問レポートでした。