前回はなぜグルテンフリーベーカリーを始めようと思ったのか、というお話でしたが、今回はグルテンフリーのパンについてです。
グルテンフリーでのお菓子作りというのは案外簡単で、スコーンやクッキー、マフィンにパウンドケーキ、蒸しパンなどは米粉でも美味しく作ることが出来ます。
私も以前から、グルテンフリーのお菓子は作って販売をしていました。
砂糖を加えなくても米粉の自然な甘味もあり、優しい味わいのお菓子が出来ます。
ですが、パンになると難易度が上がるんです!
小麦粉くらいの固さで生地を練るとパサパサで硬い焼き上がりになり、とても美味しいとは言えない感じに。
ドロドロの生地なら良いのかと言うと、微妙な水加減でお餅みたいになったり、うまく膨らまなかったりでなかなか難しいのです。
こればっかりは、その日の湿度と水温、米粉の水分量などで微調整できるように経験を積んでいくしかないです。
今のところ、満足のいくパンはまだ焼けていないのが現状です。
そして、私が作りたいグルテンフリーのパンは米粉100%のものではなく、玄米粉や雑穀、大豆粉などを配合した、より身体に優しいパンにしたいのです。
白米から作られた米粉100%では、白ご飯を食べるのと同じことなので、あまりたくさん食べるのはオススメ出来ないな、と思うからです。
小麦粉を使っていないから、たくさん食べても大丈夫。っていうことではないのです。
やはり、糖質は食べ過ぎるのは良くないし、特に白米は白砂糖と同じくらい身体に負担のかかるものですので、一緒にビタミン、ミネラル、食物繊維などを摂れるように、雑穀などを使って美味しいパンを焼きたい!と考えて、現在研究を重ねています。
来春のオープンにはそんなパンが完成しているように応援してくださいね。
よろしくお願いします!