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『駄菓子屋×設計事務所』ぐりーんハウスを商店街に復活させたい!

東京都町田市の商店街に昨年まで存在し、惜しまれつつも閉店してしまった「ぐりーんハウス」という駄菓子屋を復活させるプロジェクトです。新しい試みとして設計事務所とキッチンスペースを併設して、近隣の方に広くご利用いただける場の活用を目指します。

現在の支援総額

1,500,000

100%

目標金額は1,500,000円

支援者数

48

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2020/03/19に募集を開始し、 48人の支援により 1,500,000円の資金を集め、 2020/05/15に募集を終了しました

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『駄菓子屋×設計事務所』ぐりーんハウスを商店街に復活させたい!

現在の支援総額

1,500,000

100%達成

終了

目標金額1,500,000

支援者数48

このプロジェクトは、2020/03/19に募集を開始し、 48人の支援により 1,500,000円の資金を集め、 2020/05/15に募集を終了しました

東京都町田市の商店街に昨年まで存在し、惜しまれつつも閉店してしまった「ぐりーんハウス」という駄菓子屋を復活させるプロジェクトです。新しい試みとして設計事務所とキッチンスペースを併設して、近隣の方に広くご利用いただける場の活用を目指します。

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不安な毎日が続くので少し明るい話題を。先日生まれて初めての駄菓子の仕入れを行いました!前のオーナーに問屋さんを紹介してもらい初潜入。仕入れ価格に小数点が振られているなど初めて見る世界に感動と驚きが入り混じって、ついつい時間を忘れてしまいました。 そして肝心の 「どんな駄菓子を売るか」 ぐりーんハウスのイメージにも直結する大切な要素になると思うので、こだわっていきたい部分ではあるのですが、言っても私は駄菓子に関しては超ビギナーなので「この駄菓子は良くて、この駄菓子は悪い」とも選択できるような立場に今はありませんので、商品に関しては売れ行きやお客さんとの対話の中で修正しながら入れ替えたりしていこうと考えています。ただ今回の仕入れで一つだけこだわったのは、なるべくスーパーマーケットやコンビニエンスストアでは買えないような駄菓子を扱うということ。「あの駄菓子はぐりーんハウスに行かないと買えない」というように『店に行く理由』はこれからも継続してデザインしていきたいですね。


今回の工事の一番大きい内容として、ファサード(お店の顔の部分)を作るということがありました。設計者的にはゼロの状態から全てデザインできるので、本来は腕の見せ所でもあるのですが今回に限りは悩んで悩んで悩み抜きました。 と言うのは、新しいコンセプトを掲げながらも、今までのぐりーんハウスのイメージとかけ離れたものにし過ぎてしまうと、「商店街を利用する地域の方と距離が生まれてしまうのでは?」との懸念があったのと、「じゃあ今までのイメージってなに?」と考えた時に、以前のお店は内装と呼べる要素も少なく、お客さんにどんな印象に映っていたのかがわかりづらかったので、デザインの糸口をなかなか見出せない難しさがありました。 ただその中でエスキースの初期段階から唯一イメージ出来ていたのは、入口はアルミサッシで構成したいということでした。 『アルミサッシ』みなさんはどのような印象をお持ちですか? おそらく「倉庫っぽい」とか「安っぽい」とか「デザイン性に欠ける」などポジティブな意見よりはネガティブな意見の方が上回るように思います。私自身も、もし店舗のデザイナーがアルミサッシを提案してきたら、これまでは「ん?」となりましたが、実は普遍的で実用性と機能性も兼ね備えた超ロングライフデザインなプロダクトだと気づいた時から、すっかりアルミサッシの魅力にハマっているのです。さらに今回は設計事務所、駄菓子、キッチンと様々な世代の人がこの空間を利用するので、そういうものすべてを包括できるような入口という意味でも、この無愛想で無機質なアルミサッシが逆に意地らしくもあり可愛らしいなと思うのです。オープンしたらぜひガラガラっとアルミながらの質感を感じながら、引き戸を開けにいらして下さい。


4月1日(水曜日)の東京新聞の朝刊に、ぐりーんハウスのことを記事にしていただきました!! 取材自体は2月中旬に受けていたのですが、昨今のコロナウィルス問題でいつ紙面になるのかわからない状況と記者の方には言われていたので、頭の片隅で微かな期待をしながら日々を過ごしていました。 そして偶然新聞を読んだ私の叔母から「載ってるわよ!」と突然の電話をもらい、初めはエープリールフールかと耳を疑いましたが、その後私自身も紙面を確認し「あ。載ってる。。」と狐につままれたような気持ちでめでたく紙面デビューと相成りました。 もちろん新聞に載ることは生まれて初めてのことですし、丁寧にぐりーんハウスのことを文字に起こしていただいて、記者の方には本当に感謝をしています。


  世界は心配な状況となっていますが、職人さんならび工事関係者とも日々の体調管理を徹底し、人命優先で工事を行ないたいと思います。 3.11の時に、私はアメリカの某アウトドアブランドの大きなプロジェクトに携わっていました。引き渡しを目前に控えた工事最終段階の時にあの地震を経験しました。クライアントもオープンに向けてすでに関係各所へのリリースも終え、プロジェクトチーム全体が一丸となって動いていたタイミングでしたが、クライアントの支社長から私たちに飛んできた言葉は、「工事をいますぐ停止して、人命を最優先に行動しなさい。」という内容でした。 それまで私が見てきた日本の店舗設計の世界に於いて、引き渡し日やオープン日がずれることなど絶対にあってはならないことだと叩き込まれてきたので、その判断に本当に感銘を受けて、独立後もその精神だけは守り切ろうと心に誓ったのを今でも忘れません。 ある意味でいま私はクライアントの立場にもありますが、そんなことは関係なくこの場所を作ってくれる職人さんたちに最大の敬意を払いながらぐりーんハウスを一つずつ作って行こうと思っています。 そして早く元通りの生活に戻れることを願っています。


今回のレポートはちょっと恥ずかしい内容でもあるのですが、昨年の10月に「ぐりーんハウス」を引き継ぐことを決意した時に、その時にあった頭の中のイメージをワァ〜っと書き出したスケッチネタを公開したいと思います(殴り書きなので酷い字ですが・・・) デザインの現場において初期衝動は割と大事にしていて、どんなプロジェクトもそうですが議論を重ねて創作と修正を繰り返し行っていくと、たまに目的を見失ってしまうことが少なくありません。 もちろんその中で「やらない」選択肢や「他の目的」への転換が有効なこともあるのですが、それすらも分からず彷徨ってしまった場合に役に立つのが、一番始めの動機だと思っています。 今回改めて見返しましたが、(スケジュールは別として)概ねブレずに進んでいますね^ ^ やっぱりやりたいことは間違っていないんだと。これを書いた時点の自分自身に背中を押してもらえました。 いよいよ来週から内装工事が本格的に始まります。