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荒廃した奥地人工林を『低コストで管理できる森林』へ!

日本の林業は衰退に歯止めがかからず、里山奥地の人工林は管理がままならぬ事態へと陥っています。私たちは人工林に隣接する天然林から広葉樹の侵入を誘導し、放棄された奥地の人工林を効率よく天然林へと戻すことで、多面的機能が高く、「低コストで管理できる森づくり技術」の開発と普及を目指します。

現在の支援総額

1,560,000

173%

目標金額は900,000円

支援者数

145

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2020/10/20に募集を開始し、 145人の支援により 1,560,000円の資金を集め、 2020/11/30に募集を終了しました

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荒廃した奥地人工林を『低コストで管理できる森林』へ!

現在の支援総額

1,560,000

173%達成

終了

目標金額900,000

支援者数145

このプロジェクトは、2020/10/20に募集を開始し、 145人の支援により 1,560,000円の資金を集め、 2020/11/30に募集を終了しました

日本の林業は衰退に歯止めがかからず、里山奥地の人工林は管理がままならぬ事態へと陥っています。私たちは人工林に隣接する天然林から広葉樹の侵入を誘導し、放棄された奥地の人工林を効率よく天然林へと戻すことで、多面的機能が高く、「低コストで管理できる森づくり技術」の開発と普及を目指します。

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皆様、さらなるご支援ありがとうございます‼目標には到達したものの、クラウドファンディングの期間はこれからが本番なので、さらに多くの人がプロジェクトを通じ森林に興味を持っていただけるよう活動していきたいと思います‼和歌山研究林の実験室さて今日のタイトルに致しました実験室は、普段僕がエコプレートの作業をしているところです。和歌山研究林の実験室は官舎から30mぐらい離れたところにある小屋の中にあります。外見は物置小屋のようなので、掘立実験小屋(笑)といった感じです。が、中では全国から集められた土壌の解析など最先端の研究が行われていたりします。さて、外見はぱっとしないこの実験室ですが、僕はとても気に入っています。理由はタイトルの通り、夜になると星が良く見えるからです。勝手に日本一星が綺麗な実験室なんじゃないかと思ってます。実験室から見える星空先ほど撮ってきた写真です。ここ数日は特に星が綺麗に見えます。平井集落の周辺はほとんど光害がないので、条件さえ揃えばいつでもこんな空が見えます。この星空だけでも和歌山研究林に来てよかったなーと思います。どんなに実験が長引いても、音楽聞きながらこの空を見てれば贅沢な気分になるというものです。星月夜とは?ところでみなさん、「星月夜」という表現をご存じでしょうか?ゴッホの名作が有名なので「星や月が輝いている夜」のことだと思っている人が大半だと思います。僕もそうでした。しかし、本来「星月夜」という表現は「星が月のように光輝いている様」を示しています。つまり、月ではなく星の明るさに注目した表現なのです。何かの本(忘れました)でこのことを知ったとき、星が月のように明るいという空がどんな状態なのか想像することすら出来ませんでした。しかし和歌山研究林に来て理解しました。本当に天気の良い日は、月が出ていなくても星の光だけで結構明るく感じることがあるのです。それにしても、昔の人はなんて美しい表現を思いつくんだろう…と感心するばかりです。また、その言葉が指し示す光景を正しく想像できる人は、今の日本にどれくらいいるのだろうと思ったり思わなかったり。そんな夜を過ごしております。さらに上を向いても無数の星いくら星が綺麗でもずっと見とれているわけにはいきません。今日もエコプレートの続きを計測しました。2日経過したエコプレートが下の写真です。所々色付き始めたのがお分かりいただけるでしょうか?微生物たちが食べ始めたようです。ここからは一気に色が付き始めます。またお楽しみに。2日目のエコプレートエコプレートに加え、本日は土壌のpHの計測も行いました。森林の土壌って、酸性・中性・塩基性のどれだと思いますか?家庭菜園をされている方ならもしかしたらご存じかもしれません。今日は長くなってしまうので、またの機会に森林の土壌について少しご紹介したいと思います。興味のある方は是非ご覧ください!pH計測準備中


目標金額達成‼
2020/10/23 23:26
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プロジェクト開始から3日目にして目標金額を突破いたしました!これも全て皆様のご支援のおかげです!また、直接的な支援のみならずお知り合いの方へご連絡して頂いた方々にも感謝申し上げます!プロジェクトの公開期間を40日に設定していたのは、「40日ぐらいあれば目標が達成できるのでは?」という推測からでしたが、嬉しい方に期待が裏切られ関係者一同喜んでいる次第です。このクラウドファンディングがただの資金集めで終わるのではなく、皆さんやサイトを訪問した方々が日本の林業や山村の課題について考えるきっかけになるよう活動に励んでまいりたいと思います!本日、平井は朝から雨でした。日本一降水量の多いことで有名な大台ケ原の近くのため、この付近もとても雨が多いです。特に梅雨は本降りの雨が何日も続いて驚きました。3月まで住んでいた札幌は雨が少なく、雪でも傘を差さないことが多いので大学2年になるまで傘を買わなかった記憶があります。雨の日は基本的に山に行くことはありませんので、研究林の官舎でデータ整理や実験の準備などを行います。サワガニ官舎と家の間には用水路があり、雨の日はそこからいろんな生き物が道へ出てきます。今朝もカニが出てきていました。アカハライモリこちらはイモリです。下をよく見て歩かないと踏んづけてしまいそうになるので雨の日は要注意です。他にもヘビやカエルがうろちょろしています。平井ではカエルの中でもヒキガエルのことを「だんごく」と呼ぶと聞きました。由来が気になるところです。昨日始めたばかりのエコプレートはまだ変化がありません。明日あたりには所々色がついてくると思います。お楽しみに。


エコプレート実験
2020/10/23 01:49
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昨日に引き続く皆様からのご支援により、公開2日目にして目標の70%を達成いたしました!重ね重ね皆様の熱い応援に感謝申し上げます!クラウドファンディングは初めてだったので、手探り状態でしたが予想外の出だしに、企画した者としてとても驚いております。内容に共感頂けたというコメントも数多く届いており、取り組んでいる課題の重要性や意義を再認識している次第です。支援者の方々にはなるべく早くお礼のメッセージをお返ししておりますが、実験や講義の関係で多少遅れてしまうことがございます。ご了承いただけると幸いです。さて、今日は昨日取ってきたサンプルを使って、土の中にどんな小さな生き物(微生物)がいるか探す実験をしておりました。とは言っても顕微鏡を覗いて地道に探すわけではありません。それでは、どのような手法を使っているのでしょうか?面白い手法なので少し紹介したいと思います。どうやって生き物を見分けるの?土壌の中には目には見えないほどの小さな生物が無数に住んでいます。そしてこれらの生き物には種類ごとに個性があります。その一つが食べ物の好き嫌いです。目に見えないほど小さな生物なんて皆んな同じだと思われるかもしれませんが、みんながみんな同じ食べ物を食べているわけではありません。どんなに小さくても好みの食べ物や食べたくないものがあるのです。これは諺の「蓼食う虫も好き好き」みたいなもので、蓼を好んで食べる昆虫もいれば、そうでない昆虫もいるのと同じです。そこでこのような食べ物の好き嫌いを利用して、どんな生き物がいるのか見極めようというのが、現在取り組んでいる実験です。例えばある場所にA・B・Cという3種類の生き物が住んでいるとします。Aという種はみかんを、Bという種はリンゴを、Cという種はスイカを食べて生活していました。さてさて、ここにある少年がやってきて、何も考えず網を振ったところどうやら1種類だけ捕まえることが出来ました。しかし少年は見た目でこの生き物がA・B・Cのうちどれにあたるのか判断することが出来ませんでした。そこで少年はこの生き物に餌をやって、何を食べたか見ることで種類を見分けることを思いつきました。まず初めに、ミカン、次にリンゴ、最後にスイカをあげてみたのです。餌を与えた結果その結果が上の図です。リンゴだけ食べられていました・・・。さて、皆さん。少年が捕まえてきたのはどの種類か分かりましたか?そうです。この少年が捕まえてきたのはリンゴを食べるBという種類だったことが分かりました。今取り組んでいる実験はこのような方法を、微生物に応用したものになっています。いかがでしょうか?「そんなに難しくなさそうだし面白そう!」と思っていただけたら幸いです!実際の実験では・・・実験の様子実際の実験ではこのように採取してきた土から溶液を作ります。この溶液の中にいろんな微生物が入っています。そしてこのいろんな微生物が入っている溶液を"エコプレート"と呼ばれるプレート上に流し込んでいきます。流し込んで1週間たったエコプレートが下の写真です。エコプレートこのエコプレートには餌の入った穴が備わっており、それぞれの穴で異なる餌が入っています。言わばこのエコプレートは土壌微生物のビュッフェともいえるわけです。ただし、一つの穴には一つの食材しか入っていないので、嫌いなものが入っていた場合には微生物さんには諦めてもらう必要があります。 写真をよく見てもらうと分かる通り、穴によって色が少し違いますよね?これが微生物が食べた痕跡です。色が濃いほどよく食べていることを示しています。逆に透明なところは不人気な食材です。ホテルのビュッフェでも大人気ですぐなくなるメニューと、山のように残ってしまうメニューがありますよね。人間も土壌微生物も好き嫌いがあるのは同じようです。さて、今回は実験内容について簡単に紹介させて頂きました。折角森林に関する研究を応援して頂いたので、今後もこのようなトピックを時々紹介出来たらと思います。ご興味のある方はどうぞご覧ください!今後ともどうぞよろしくお願いします!


公開1日目!
2020/10/21 23:46
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今晩は。プロジェクトオーナーの井口です。皆様からの温かいご支援により、公開初日から目標金額の50%に到達いたしました!心から感謝申し上げます!予想をはるかに上回る結果となり、非常に驚いています。まずは「普段森林に関わることのない方々に、日本の森林や林業の問題点を知ってもらうところから」だと考えていたので、目標を一つ達成できたのではないかと感じております。今後もより多くの方にこのプロジェクトを通じ森林や林業に関心を持っていただけるよう、気を引き締めて研究活動に励んで行きたいと思います。よろしくお願いします!さて、今日は天気が良かったので調査の続きをしに山へ行きました。すると立派な角の雄鹿がこちらをじーーっ。暫くすると下の方へ降りていきました。古座川に越してきてから見た中では一番大きかったように思います。立派な角のシカ今日の調査は土壌採取です。間伐が土の中の小さな生物へどんな影響を与えるか調べるために行っています。はたしてどんな微生物が住んでいるのでしょうか。最終的な結果が出るのは2週間後ですが、今から結果が待ち遠しいです。今日見つけたキノコ林内を歩いていると沢山のきのこが生えておりました。キノコの顔ぶれは数日たつと変化するので、毎日山に登っていても飽きることはありません。今日も新しいキノコが生えていました。他にもたくさんのキノコが!土壌を取り終えたら実験室で実験です。取ってきた土の中にどんな微生物がいるのか調べる準備をしています。今日はフラスコの中で攪拌した後、18時間安置します。続きはまた明日ご紹介したいと思います!是非明日もご覧ください!