お世話になります。「反貧困ネットワーク・緊急コロナ災害アクション」事務局です。
1月7日の活動について、事務局長瀬戸からの活動レポートです。
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今日も**福祉事務所訪問から開始です。今日の目的は生きづらい状況にあり福祉事務所も対応困難で、私が継続的にコミュニケーションを取り続けている若い相談者の今後の支援方針の擦り合わせです。私たちの支援活動の基本パターン(SOS受信➡駆けつけアセスメント➡生活保護申請同行➡アパート入居支援)ですが、相談者の多くは課題を抱え続けています。
昨日も年末年始の間に、以前に申請同行した方が失踪していた事が判明しました。最大の問題は、アパート入居した事は良いがコロナの影響で仕事が見つからず、孤独で引き籠り連絡さえとれなくなる事だ。民間支援団体のできる事は限られている。担当ケースワーカーと連絡を密にしながら、相談者が自分のペースでゆっくりゆっくり自律してくれる事を願う。
夕方、**福祉事務所からSOS先である**駅に向かう。いつも待ち合わせ場所にしているマルイ前で相談者に会う。所持金は45円 昨晩夜遅くのメールだったので、一晩、公園で野宿させてしまった。建設業で働いてきたが、以前にリウマチと診断され、治ったと思っていたら 傷みだし仕事ができず、家賃 も払えなかった。アパートを強制退去させられ、公園で寝ていたという。もう死んでしまおうかと考えたが、ギリギリ思い留まり、緊急アクションに連絡した。来週に生活HP後申請に同行して、少しゆっくり生活できるようにしょうねと約束した。
21時30分に自宅近くから来たSOSで待つ相談者と会う。所持金は30円、日雇いで働きながら3万円の風呂もない暖房もないアパート暮らしている。大学を卒業した時に正規職に就けず非正規で働いてきた。とても礼儀正しい、この方も福島県出身だった、私が9年前に大熊町から避難された方が住む、仮設住宅活動支援で毎週のように訪問していた町の出身だ。この方は大久保公園の相談会に来てくれた。その時に生活保護申請を勧められ、年末年始に考えてくれて連絡をくれた。所持金は千円を切っていた。福島出身の方にはよりモチベーションがあがる。福島原発事故被災者としての苦しみに加えてコロナによる苦しみ、帰る事ができない福島の街の風景と想い出を話しながら、給付金をお渡しした時に泣いていた。「こんなに優しくされた事はありません。」明日、つくろい東京ファンドのスタッフが生活保護申請同行してくれる。