NPO法人福岡ウガンダ友好協会(以下、FUUFA) クラウドファンディング担当の内尾晶子です。ご支援いただきました皆様、本当にありがとうございます。
2020年も残りわずかとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今日はウガンダの水事情について詳しい青年海外協力隊経験者 安村大樹様にいただきました応援メッセージをご紹介させていただきます。
安村大樹様2017年~2019年 青年海外協力隊(コミュニティ開発 水の防衛隊)としてウガンダで活動されており、現在は金沢大学医学部在学中です。(上の写真の右から2番目)
以下、応援メッセージです。
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インフラの中で何が最も重要かと聞かれたら、間違いなく水(上水、下水共に)と答えるでしょう。青年海外協力隊(現JICA協力隊)として2年間ウガンダで生活をしました。ガスは自分でボンベを購入せねばならず、インターネットも不安定、停電も日常茶飯事でしたが、やはり断水が精神的にも、肉体的にも一番タフでした。蛇口からキレイな水が出てくる日本では、多くの途上国が直面する安全な水へのアクセスという課題は、想像の域に過ぎませんでした。
ウガンダでの給水システムは大まかに言うと、都市型給水と地方給水に分けられます。都市型給水はいわゆる水道で、地下水や湖などから汲み上げた水を消毒し、パイプを介して各家庭に供給します。利便性や水道料金がある程度回収できるため、都市型給水は都市部を中心に今後ウガンダで主流になっていくと感じています。しかし、依然ウガンダに暮らす大多数の人が地方給水に頼っています。地方給水の具体例としては、井戸があげられます。ウガンダの多くの世帯、特に村落部に暮らす方々は、毎日タンクを持って井戸に行き、必要な分の水を随時確保しているのが現状です。
村落部でも井戸があればまだ良い方で、近隣に井戸がない(もしくは壊れたまま放置されている)地域もあります。私が活動していたMpigi県では、県の予算で年間10本前後の井戸が建設されます。県の方針として、裨益者数の多い地域を優先して、井戸を建設していました。つまり、ある程度人口の多い地域で優先的に井戸が掘られ、少ない地域では安全な水を確保しづらい状況が続いています。このような地域では、雨水を貯めておいたり、小川や窪地に溜まった水を使ったりするケースもみられます。
FUUFAを通じて、本当に井戸が必要とされる地域で、安全な水が確保されることを期待しています。皆さんで一緒に、全ての人に安全な水が約束される世界を実現しましょう。
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大樹さんとは今年3月に同じく青年海外協力隊で水の防衛隊をされていた方の紹介でお会いしました。大宰府近くのカフェでお会いした際、ウガンダのこと、大樹さん自身のこと、気付いたら何時間もお話を伺っていました。お話を伺った際「選択に迷った際、現状とは違う方の選択肢を選ぶ。」と仰っていたことが印象的でして、大樹さんは現在もその言葉通り医学部へ進学し、新たな挑戦をされている方でカッコいい人だなととても尊敬しています。
そんな大樹さんから寄せていただいたメッセージを皆様にご紹介できることが嬉しいです。大樹さんの期待に応えられるよう今回の井戸建設プロジェクト成功したい!
2021年の最初の目標は今回のクラウドファンディングを成功させることです。
目標達成に向けて頑張りますので、引き続き応援のほどどうぞよろしくお願いいたします。