はじめに・ご挨拶
はじめまして!
株式会社ONE DROP FARM(ワンドロップファーム)の豊増洋右と申します。
千葉県市原市で、
地域の方々と一緒に森を再生しながら有機野菜とはちみつを生産しています。
※森の再生活動と、養蜂をはじめたきっかけについては、「5.プロジェクトを立ち上げた背景」のところに詳しく書いていますので、ぜひそちらを読んでください!
そんな養蜂家である私たちの、新しい挑戦に
みなさんのお力をお借りしたく、このプロジェクトを企画しました。
その名も、
日本初の『燻製はちみつ』で、千葉の里山を元気にしたい!
です!
なぜ、『燻製はちみつ』で、千葉の里山が元気になるのか?
少し長くなりますが、ぜひこのあとの説明を読んでいただきたいと思います!
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0.そもそも、『燻製はちみつ』って、なに?
1.このプロジェクトで実現したいこと
2.『燻製はちみつ』が広げる、森と養蜂の明るい未来!
3.私たちの地域の紹介
4.プロジェクトを立ち上げた背景
5.これまでの活動
6.資金の使い道・スケジュール
7.リターンのご紹介
最後に
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0.そもそも、『燻製はちみつ』って、なに?
『燻製はちみつ』とは、文字通り、はちみつを燻製したものです。
天然のはちみつの成分、効能はそのままに、
燻香のみをつけたその味わいと香りは、まさに贅沢そのもの!
ワイン、ウィスキー、チーズ、ピザ、お肉料理、お魚料理、コーヒー、サンドイッチ、、、
いつもの食卓が、『燻製はちみつ』をひとさじかけるだけで、
とびきり贅沢で豊かな食卓に感じられる、、、
そんな最高の味わいと香りを実現しました!
これまで、はちみつに「燻液」と呼ばれる調味液を混ぜたものは存在しました。
が、はちみつを直接燻製したものはありませんでした。
そこで、燻製調味料の第一人者であるkazusa-smoke(株式会社リオ)の市川正秀氏の協力を得て、「はちみつを直接燻製する技術」を新たに開発することにしました。常温では極めて粘度の高いはちみつに、均一に燻香をつける技術開発、、、は困難を極めました。
試行錯誤を繰り返すこと3年、、、
ついに、はちみつを天然のまま燻製した、無添加の『燻製はちみつ』の生産に成功しました!
はちみつの、天然のままの成分、効能を損なわないように、
低温で、じっくり長時間燻製することで実現した至高の味と香り!
それが、『燻製はちみつ』なのです!
1.このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトで実現したいのは、そんな日本初となる「燻製はちみつ(特許出願中)」の量産化を可能にすること!そして、その収益で、森を豊かにして、養蜂業を持続可能なものにしていきたい!それが、私たちが目指していることです。
●様々なはちみつの燻製が可能に!
量産化を成功させることで、様々な養蜂家のはちみつの燻製加工が可能になり、付加価値を高めておかえしすることができ、養蜂家の収益向上、業界の持続可能生の扉を開いていきたいと考えています。
●森を守る活動をするはちみつの価値向上に貢献したい!
この活動によって、多くの消費者に国産・天然のはちみつ、という希少な農産物の価値を再発見していただき、我々のみならず、同じような志で森を守っている養蜂家の蜂蜜の価値向上に貢献していきたいと考えています。
2.「燻製はちみつ」が広げる、森と養蜂の明るい未来!
〜 なぜ、『燻製はちみつ』なのか? 〜
はちみつといえば、パンに塗る、ヨーグルトに混ぜる、紅茶に入れる、、、
普通はそんなところでしょうか。
ところが、
今回開発した『燻製はちみつ』は、「食」のあらゆるシーンで、
素材の美味しさ、楽しさを贅沢に引き出してくれます。
いつものチーズが、いつもの焼き鳥が、いつものポテトサラダが、、、
こんなにもゴージャスな味わいに変化するなんて!
いままで、はちみつをかけるイメージのなかった食材が、
ほんの少しの量の『燻製はちみつ」で、食卓が豊かになる、、、。
それが、『燻製はちみつ』の魅力です。
『燻製はちみつ』が、はちみつの利用シーンを増やしてくれることで、
この魅力を感じていただき、再生産可能価格、
つまり、
養蜂家が、森を守り花を育てる活動をつづけられる価格、
で手に取っていただくことで、お客様に喜んでいただきながら、
養蜂業が持続可能なものとなり、
そして、ふるさとの森が、豊かな里山にうまれかわっていく。
そんな未来を思い描いています。
燻製はちみつを手に取っていただくたびに、
ふるさとの森が、少しずつ、豊かになっていけるように、
いま、この『燻製はちみつ』の生産を安定させ、
そして、私たちだけでなく、
ほかの養蜂家のはちみつも(依頼があれば)燻製加工できるような設備を計画しています。
3.私たちの地域のご紹介 〜経済の「崖」〜
私たちが活動している千葉県市原市の内陸部は、房総半島のほぼ中央、分水嶺に位置します。谷と丘が小刻みに連続する、いわゆる「中山間地域」です。この地域の森に降った雨が、土の中にしみこみ、千葉県各地の水源となっており、千葉県の人々の命をはぐくむ場所、といっても過言ではありません。
しかしながら、その状況は、いわゆる「のどかな里山」とは全く異なります。
すぐ近くには大都市千葉市を抱え、沿岸部には国内2位の工業地帯。そして、東京湾アクアラインを渡れば大都市東京へと1時間でアクセスできます。そんな、非常に大きな経済と隣接したエリアでありながら、小学校が次々と廃校になってしまうような、極端な高齢化の進んだ集落となってしまいました。その落差は、まざに経済の崖といえます。
なぜ、こんな「崖」が生じてしまったのか?
その一因は、比較的早い時期に大規模な宅地開発やゴルフ場開発が行われ、山や農地を手放しやすい条件が整っていたことにあると思います。さらに、すぐ近くに便利な市街地があることによって、多くの人は生家を離れ、わずか数キロで往復できる便利な市街地に移り住みました。
そうして、大都市のすぐ近くにありながら、小学校がいくつも廃校になってしまい、ついには極端に高齢化の進む集落となりました。田畑や森で仕事をするのは高齢者ばかりで、若い人の姿はみられません。そうして、森や農地が荒れていきました。
海と森に囲まれた千葉県。
森が荒れれば、やがて海も荒れてしまいます。森も海も失われれば、私たちの暮らしは成り立ちません。
そうした危機的な状況を、白日にさらしたのが、昨年の台風15号による、大量の倒木と、それによる大規模な停電でした。
縁あって、こうした中山間地域の仕事に携わっている以上、次の世代に豊かな森を残すことの重要さを、ひしひしと感じています。
4.プロジェクトを立ち上げた背景
①日本リノ・アグリがはじめた農地再生事業
この活動のスタートは、8年前に遡ります。
半世紀ちかくの間、荒れ果てていた山林と農地の、再生に着手した方がいました。
日本リノ・アグリの中村伸雄社長です。
「ふるさとのためになるならば」と、当時経営していた造園会社を引退し、200ha以上におよぶ広大な山林と農地を引き受けました。2013年のことです。
それから4年(いまから3年前)。
再生した農地の活用方法について、中村社長から相談を受けたのが、
私がこの事業に参加することになったきっかけです。
② 3年前に、合流、農業法人の代表に就任。
「こんなところで農業を成り立たせるのは、無理だ!」
仮にも有機農業を専門にしていた私は、率直に伝えました。
まともな通路もない畑、四方を杉林に囲まれ、
ほとんど日の当たらない畑、狭くて不整形な畑、
そんな畑では、いくら土が良くても収益は出ません。
しかし…、
花を育て、蜜源樹木を植え、蜂蜜を得る農業なら、、、
ひょっとしたら可能性があるかもしれない。
造園のプロである中村社長が、花を育て、
生産のプロである私が、蜜蜂を育てる。
そんな風にして、このプロジェクトが始まりました。
このとき、蜂蜜の生産・販売を行う農業法人として、
「ONE DROP FARM(ワンドロップファーム)が発足し、
私(豊増)が代表に就きました。
③ 軌道に乗り始めた矢先の、台風・豪雨被害と、コロナ禍
そうして、3年。
奇跡的な縁で信州の師匠さんに出会い、
なんとか蜂蜜の生産と販売が軌道に乗ってきたな、、、という時に、直面したのが、
・千葉県を襲った台風15号、19号、21号による豪雨被害
そして、
・追い打ちをかけるように襲った、一連のコロナ禍でした。
本来であれば、中村社長の日本リノ・アグリと共同で蜜源の管理や森林整備などを進めていきたいところでしたが、蜜源に関しては、現在はほぼすべて日本リノ・アグリにお願いしている状況。
少しでも早く、養蜂事業の収益力をつけて、蜜源の管理や森林整備に還元していかなければなりません。
そんな焦りの極みの状況で浮き彫りになったのが、「はちみつの価格の安さ」でした。
以前から、はちみつという農産物の価格が、実際の再生産可能価格に対して非常に低価格で取引されていることに大きな課題を感じていました。
5.これまでの活動
これまで、はちみつの価値をみなおしていただいたり、里山の価値を伝えていけるような催事販売、農場体験イベント、農場研修などを実施して収益としてきましたが、昨年の台風および、今年の感染症の影響で、そうした催事販売、イベント等が一切中止になりました。
「伝える場」を失ったことで、当初計画していた売上計画からは大幅に落ち込み、それを挽回するために農場で始めた直売の売上増でなんとかしのいでいます。
そうした状況を大きく挽回するために、数年前から構想していた新商品『燻製はちみつ』の開発に成功し、これを再起のための起爆剤にしたいと考えています。
また、このような活動によって、多くの消費者に国産・天然のはちみつ、という希少な農産物の価値を再発見していただき、我々のみならず、同じような志で森を守っている養蜂家の蜂蜜の価値向上に貢献していきたいと考えています。
6.資金の使い道・実施スケジュール
日本初となる『燻製はちみつ(特許出願中)』ですが、いままでに市場になかったものであるため、下記の二つの課題を克服する必要があります。今回のクラウドファンディングでは、これらの課題を克服するための施策に費用を投じたいと考えています。
(課題1) 用途やレシピに関する解説、PR、レシピ開発
(課題2) 一定量の生産のための設備投資
(他の養蜂家の加工委託も受託できるようになるために)
・課題1に関して:レシピ開発動画の作成、専門家(料理人)への評価依頼
・課題2に関して:燻製装置の改良、品質管理・分析費用、容器等資材の調達
7.リターンのご紹介
※プロジェクト開始後に実施したアンケート結果(1/16〜1/24実施)にもとづきリターンを追加させていただきました。これに伴い、すでにご支援いただいた方で、プランを変更を希望される場合は、リターンをお届けする際に同額のプランであれば変更対応させていただきたいと思います。詳しくは、プロジェクト達成時に活動報告またはメッセージ等でお知らせしいたします。
A 2500円:森からのお手紙/リモート養蜂体験、燻製はちみつ50g入り×1個
B 5000円:森からのお手紙/リモート養蜂体験、燻製はちみつ50g入り×2個、天然百花蜜50g×2個
C 10,000円:森からのお手紙/リモート養蜂体験、燻製はちみつ50g入り×5個
C+ 10,000円:森からのお手紙/リモート養蜂体験、燻製はちみつ50g入り×2個、百花蜜170g入り3種食べ比べ
D 24,000円:森からのお手紙/リモート養蜂体験、燻製はちみつ50g入り×8個、
養蜂体験チケット 大人2名分(有効期限:2021年9月末まで)
D+ 24,000円:森からのお手紙/リモート養蜂体験、燻製はちみつ50g入り×4個、
百花蜜170g入り4種×2セット
E 30,000円:森からのお手紙/リモート養蜂体験、燻製はちみつ50g入り×5個、はちみつソフトクリーム券10枚、はちみつとジャムの豪華6本セット1セット、養蜂体験チケット 大人2名分(有効期限:2021年9月末まで)
E+ 30,000円:森からのお手紙/リモート養蜂体験、燻製はちみつ50g入り×6個、
百花蜜170g入り4種×2セット、ミツロウクリームセット 1セット
F 50,000円:森からのお手紙/リモート養蜂体験、巣枠まるごと2枚
(巣箱から収穫したままの蜂の巣ごと召し上がれる蜂蜜)
F+ 50,000円:森からのお手紙/リモート養蜂体験、巣箱シェアプラン1/4箱
※1箱の巣箱を4人(またはグループ)でシェアするプランです。
※最低採蜜量 2.5kg以上
※オリジナルのラベルやご希望のサイズの容器での納品が可能です(容器の種類やラベルの種類によってはご希望に添えない場合があります)。
G 100,000円:森からのお手紙、燻製はちみつ50g入り×20個、はちみつとジャムの豪華6本セット×2セット、養蜂体験チケット 大人4名分(有効期限:2021年9月末まで)
H 200,000円:みつばちの巣箱 年間オーナー権 1箱分(最低採蜜量:10kg以上)
※オリジナルのラベルやご希望のサイズの容器での納品が可能です(容器の種類やラベルの種類によってはご希望に添えない場合があります)。
最後に
長文、最後まで読んでいただきありがとうございます!
様々な養蜂家の方とお話をしていると、「あの森をもう少し整備できれば、、、」「あの荒地にこんな木を植えられれば、、、」という話が必ず出ます。みつばちを通して、森や自然の変化を感じ取り、そして、それをなんとかしたいと常々思っている養蜂家は本当にたくさんいらっしゃいます。ですが、実際に木を植えたり、森を整備したり、というところまでは余裕がありません。
燻製はちみつの量産化を可能にすることで、こうした養蜂家の蜂蜜の燻製加工を受託し、付加価値を高めておかえしすることで、養蜂家の収益向上、業界の持続可能生の扉を開いていきたいと考えています。
そして、この活動によって、多くの消費者に国産・天然のはちみつ、という希少な農産物の価値を再発見していただき、我々のみならず、同じような志で森を守っている養蜂家の蜂蜜の価値向上に貢献していきたいと考えています。
みなさまからの奮ってのご支援、心からお待ちしております!
どうぞよろしくお願い申し上げます。
※本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。
最新の活動報告
もっと見る返礼品を発送いたしました!
2021/06/04 16:55ご支援いただいたみなさま、大変お待たせしました。ご注文(?)いただいた商品を、今週、ようやく発送させていただきました!(表紙の写真は"1分おむすび"の山野さんのSNSからお借りしました)※巣箱オーナーの方、コムハニー をお選びの方は、 商品の性格上、もう少しお届けに時間がかかります。 のちほど引換証が発送されますので、そちらをご確認いただければと思います。 誠に申し訳ありませんが、もう少しお時間をいただければと思います。早い方は1月の初旬にお申し込みいただいていますので、かれこれ5ヶ月もお待たせしたことになります。下手くそな字ですが、おひとりおひとりメッセージを書かせていただきました。届いた方から、続々と「美味しかったです!」「子供も食べました!」「友人にもあげました!」とメッセージをいただき、あぁ、ほんとうに首を長くして待っていただいていたんだなぁ、と、ありがたいやら、申し訳ないやら、複雑な気持ちでした。ご支援いただいた資金で、道具も揃い、おかげさまで効率的に燻製、瓶詰めできるようになりました!実は、予定より人参の収穫が早まってしまって、商品の発送と、人参の収穫・選別作業が重なってしまい発送作業はてんやわんやでしたが、、、、。有機にんじんの出荷作業と並行しての発送作業でした。こんな感じで発送作業をしていました。こうした作業をしていて、あらためて、300人もの方にご支援いただいた、ということのありがたさ、心強さ、としみじみ感じていました。クラウドファンディングのお申し込みから、商品のお届けまで、という意味では、今回のごお知らせで一区切り、ということにはなりますが、『燻製はちみつ』で里山を元気にしたい!というプロジェクトとしては、むしろまだ始まったばかりです。みなさんのお手元に届いたはちみつと、その美味しさが、もっともっと広がっていくように、ぜひ、これからもお付き合いいただければと思います!それでは、まずはいろいろな食材といっしょに食べ比べを楽しんでください!大変お待たせしました!2021年6月4日 ワンドロップファーム スタッフ一同 もっと見る
【支援者さま限定】リモート養蜂体験 第1回 2021年5月8日
2021/05/10 12:40こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
村田川の鯉のぼり
2021/04/14 19:48活動報告、すっかりご無沙汰してしまいました!例年よりも2週間も早く桜が開花し、大慌ての春のはじまりを迎えています。なぜ、開花が早いと慌てるかというと、一言でいうと、まだ蜜蜂たちが花蜜を集めるための十分な準備ができていないからです。村田川沿いのソメイヨシノ例年であれば、お彼岸(3月20日ごろ)から蜂たちが徐々に増えてきて、4月初旬の桜、山桜の開花のころに最初のピークをむかえて、桜の蜜を集め、それから菜の花やクローバー、藤、アカシア、と順に蜜を集めるようになる、という感じなのですが、今年はお彼岸のころにはもう桜(ソメイヨシノ)が満開で、蜂たちの成長が間に合わなかった、という状況です。3月末の農場の屋上から。山桜が満開。とはいえ、蜂たちの環境への対応は素晴らしいものがあり、強群(勢いのある群)は、流蜜のチャンスを逃すまいと、一気に数を増やして造巣活動を活発化させてくれていて、こちらも群ごとの力量をみながら、巣をどんどん足していって、スペースを作ってあげる、という作業に追われていました。そうした状況も、ようやくひと段落した、というところです。で、今年、おもわず涙腺が緩んでしまった光景が、この写真。そう、農場の近くを流れる「村田川」に鯉のぼりがもどってきました。昨年は感染症の影響で、見ることができなかった鯉のぼり。この「村田川の鯉のぼり」は、桜の季節、そして、ゴールデンウィークには近隣から多くの人が訪れる一大名所となっていますが、実は、地元の有志の方で設置、管理されています。その名も、「清流会」そして「もんじゅの会」。5月のお祭りでは小出市長も餅をつきに来られますこれは2018年の様子。大人気のさくら餅にこの行列。この賑やかさ、熱気、感染症時代のいまでは考えられないですね、、、。鯉のぼりだけではなく、この河川敷の草刈りや、桜の木の剪定まで、この方々が実施されています。あとから聞いたのですが、この河川敷に最初に桜の木を植えたのも、じつはこの会の方々が自費で植えられたとのこと。お祭りでは蜂蜜を販売させてもらいました。みなさんがボランティがで携わられている中、「あんたたちはしっかり儲けなさいよ!」と農場と同じ価格で販売させてもらいました。まだ、ワンドロップファームとして市原で活動をはじめて間もないころ、この村田川沿いの倉庫を、出荷場としてお借りできるようになって、この鯉のぼりの設置作業や、お祭りにも誘っていただきました。そのときの地元の方々の温かい心配り、やさしさ、そしてエネルギーに心の底から安心感を覚えたことを、今でもはっきり覚えています。よそ者が、とつぜんやってきて有機農業をはじめたり、蜂蜜を売り始めたりと、地元の方々にはおもしろくないこともあるんじゃないか、と不安な日々でしたが、まさかこんな風にあたたかく接していただけるとは思わなくて、本当に市原にきてよかった、と思った日でした。お昼ご飯に、「もんじゅの会」のみなさんが作ってくださった炊き込みご飯が本当に本当に美味しくて、その味が忘れられません。そして、この鯉のぼりの道を、子供達が楽しそうに走り回っている光景が、地域の未来を照らしているようで、「よし、頑張ろう!」とたくさんの元気をもらいました。このことと、今回の『燻製はちみつ』にどんな関係があるかというと、実は、燻製に使用している桜のチップは、この村田川の桜の木の剪定枝をいただいて作っているのです!いただいた桜の剪定枝燻製だけでなく、通常の養蜂作業に使用する燻煙材も、この村田川の桜の木を剪定した枝を使わせてもらっています。いまはただでいただいていますが、将来、『燻製はちみつ』の事業がしっかりとした収益を出せるようになったら、何らかのかたちで、村田川の美しい桜並木と、鯉のぼりの活動に恩返しをしたいと思っています。そのためにも、まずは、『燻製はちみつ』事業を成功させなければならない、、、。今年、2年ぶりに掲げられた鯉のぼりをみて、そういう思いが込み上げてきました。活動報告というか、完全に個人的な感傷的なおはなしですみません。。。 もっと見る
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