鳥飼カフェのクラウドファンディングページをご覧いただき、ありがとうございます。先日、アレルギー対応、ビーガン対応スイーツが生まれた経緯についてお話しさせていただきました。本格的にヴィーガンSOYショコラにも力を入れるべく、フレーバーラインナップも見直すことにしました。作り手視点の商品開発しかし、商品開発あるあるなのですが、私含めて開発している当人達には「真の商品課題」は分かっていないのです。そのため、潜在的な課題をリサーチする必要があるのですが、実は私、会社員時代に消費者調査の会社に勤めておりました。様々なメーカーからの依頼を受け、何百件という調査案件を実施してきた調査のエキスパートです。しかし・・・・以前は第三者の視点でリサーチできていた事が、自分が開発に関わった商品だと、まったく客観的な視点を持てないのでした・・・・これまで私達は、「原材料から動物性食材やアレルゲンを除外する事」に注力しました。その上で、「その制約の中で最高レベルの美味しさを追求する事」が、顧客満足につながると考えたのです。ヴィーガンSOYショコラ　シトラスピールその方針で完成した商品は、一定の評価を得る事ができました。しかし、なかなかヒット商品と呼べるほどの売上にはなりません。ニッチターゲットの商品だから、仕方がないのか・・どこかに改善の余地があることを感じながらも、なかなか着手できずにおりました。顧客を理解するためにそこで今回はまず、試食品をヴィーガンの方々に送り、パッケージ評価、フレーバー、食感の評価、コストバランスの評価を得るための調査を開始しました。そうして集まったご意見の中で盲点だったのが、「プラスチックスプーン」を同梱していることへのクレームでした。ヴィーガンの方々は、ただ動物性食材を避けているわけではなく、その根底、背景には「環境への配慮」があります。しかしヴィーガンの方々がまず目にしたのは、プラスチック製品をこれでもかと使ったパッケージ。私たちは、まったく顧客理解が出来ていなかったことを痛感しました。また、フレーバーについても、たくさんのアドバイスをいただきました。その多くは、普通にいま流行っている見栄えや、材料についての改善だったのですが、これも私たちにとって盲点でした。私たちは勝手に「アレルギー対応」「ヴィーガン対応」の美味しいお菓子は市場に少なく、一定の美味しさをクリアすれば喜んでもらえると「思い込んでいた」のです。質実剛健な消費者像を勝手に作り上げて。ヴィーガンSOYショコラ　マカデミアナッツそして次の目標へ特に、小鉢料理家の「小鉢ひろか」さんからのアドバイスは、本当に頭に稲妻が走ったような衝撃を受けました。豆乳のクセをどのようなフレーバーで引き出し、中和するか。どんなトッピングをセレクトすると、全国の方々から興味を持ってもらえるのか。通販サイトを訪れた方が購入検討している姿が目に浮かぶ、とてもわかりやすいアドバイスをいただきました。小鉢ひろかさんそのアドバイスの多くは、今すぐにでも実施できることばかりで、いかに私達が考えることを止めてしまっていたのか、作り手本意の開発をしていたのかを思い知ったのです。金言をいただいた私達は、すぐに試作にとりかかりました。そして、同時に、そのリニューアル商品を本プロジェクトのリターンとして追加することを決めました。”NEW”ヴィーガンSOYショコラ。年明け早々に発表いたします。ぜひご期待ください。

鳥飼カフェの島原です。今回は、CAMPFIRE限定セットにも含まれている『ヴィーガンSOYアイスクリーム』について。当店のアイスクリームには、乳、卵を使っていません。１００％植物性素材のアイスクリームです。しかし、厚生労働省の定義では、「アイスクリーム」と呼べるのは乳固形分１５％以上、かつ乳脂肪分８％以上含むものだけ。当店のアイスクリームは「氷菓」という区分になります。乳成分が多ければ多いほど、ミルクの濃厚なコクを楽しめるということです。みなさんご存知の「ハーゲンダッツバニラ」は「アイスクリーム」という表記です。もう少し乳成分が少ないものになると、「アイスミルク」という表記になります。「雪見だいふく」「ジャイアントコーン」などです。さらに乳成分が少ないものは「ラクトアイス」です。コンビニで常に上位の売り上げを誇る「エッセルスーパーカップ」「クーリッシュ」がそれです。すこしシャリッとした食感が特徴です。そして最後の区分が「氷菓」。「ガリガリ君」「サクレレモン」など、氷菓子です。当店のアイスクリームは乳成分ゼロなので、「氷菓」に分類されます。しかし、お召し上がりになるとわかりますが、当店のSOYアイスクリームは、ハーゲンダッツにも負けないクリーミーさとコクがあり、スプーンですくう時の感覚（スクープ感と言います）もかき氷とは違います。この感じを出すために、何度も何度も試作が繰り返されました。原材料の表示をみていただけるとわかりますが、クリーミーさはいくつかの理由があります。＜アールグレイ、ラムレーズン、黒ごま、ショコラ＞乳固形分の代わりに豆腐を使用しています。ブレンダーでクリーム状になるまでしっかり攪拌し、豆乳、アーモンドミルクとブレンド〜加熱します。乳脂肪分の代わりには菜種油を使用しています。固形分、脂肪分、水分。そのバランスを取ることが第一歩です。アールグレイ ソイラテアールグレイには、通常の４〜５倍濃い紅茶ベースを使用。華やかなベルガモットの香りがしっかりと感じられます。大人のラムレーズンラムレーズンには「マイヤーズラム」を使用。アルコールは熱で飛ばしていますが、ラムの風味を強めに残しています。焙煎純ねり黒ごま黒ごまは、カフェでの注文No1のフレーバー。黒ごまメーカーの老舗、三重四日市の『九鬼産業』謹製、「焙煎純ねり黒ごま」をブレンドしています。黒ごま１００％のペーストで、皮まで含まれていますので黒ごまの風味を存分に味わうことができます。濃厚ショコラショコラは、SOYショコラにも使用している「クーベルチュールチョコレート」をたっぷりとブレンド。少し大人向けの味に仕上げたつもりでいましたが、お子様から絶大な支持を得ております。（笑）とろけるマンゴーソルベ＜マンゴーソルベ＞マンゴーソルベの柔らかさは、果肉そのものです。全体の分量の約６０％ものマンゴー果肉を使用しているため、実は一番材料がリッチです。マンゴーよりもマンゴーっぽいね、という評価をいただいたので「とろけるマンゴーソルベ」という名前にしました。トロピカル ピニャコラーダ＜ピニャコラーダ＞リゾートホテルのプールサイドでよく飲まれている、白くて果実が乗ったあのカクテルです。パイナップル果肉、ココナツ、豆乳ヨーグルトをブレンドして、爽やかに仕上げました。ひとくち食べるだけで、リゾート気分になれますよ！リターンのお届けまで、楽しみにお待ちください。きっとお気に入りのフレーバーが見つかるはずです。鳥飼カフェ　オーナー島原

鳥飼カフェの島原です。なかなかこまめに投稿できず申し訳ございません。今回は、１００％植物性のスイーツについて語らせてください。かなりダラダラと長い文章になってしまいました事をあらかじめお詫び申し上げます。創業時、私たちの看板商品は『濃厚豆乳 生ガトーショコラ』でした。隣接していた豆腐工房から毎朝新鮮な豆乳が手に入るため、その豆乳をブレンドしたスイーツを数多く生み出したのですが、一番顧客からの評価が高かったのが生ガトーショコラでした。福岡で採れた新鮮な卵、無塩バターを使用したリッチなコク。生クリーム、小麦を使用せず、クリーミーな濃厚豆乳を使用して、クーベルチュールチョコレートそのものを味わうことができる。いまでも売り上げNo1の商品です。SOYショコラ　オリジナルブレンドショコラその商品と双璧の人気だったのが『豆乳ソフトクリーム』でした。当時は、生乳ソフトクリームに濃厚豆乳をたっぷりとブレンドし、ミルクソフトクリームとSOYソフトクリームの良いとこ取り、【濃厚なコク】と【さっぱりしたあと味】を両立させた、究極のソフトクリームと言っても過言ではない仕上がりだったのです。評判を聞き、わざわざ遠くから足を運んでくださる方も増え、夏場は行列ができるほど。濃厚豆乳ソフトクリームしかしある日、そのお客様の中に、泣いているお子様と必死に謝っているお父さんがいらっしゃいました。乳アレルギーでソフトクリームを食べられないお子様。『豆乳ソフトクリーム』ならきっと食べられるよ！と、お子様に期待を持たせて当店まで連れてきたお父様。しかし、当店の『豆乳ソフトクリーム』は、正確には『豆乳をブレンドした生乳ソフトクリーム』で、乳アレルギーの方は召し上がることができません。当時、当店には乳、卵不使用のスイーツがなかったため、そのお子様に提供できる「何か代わりのもの」もありませんでした。初めは、申し訳ない気持ちはあれど、仕方のないことだと思っていました。しかし、日に日に同じようにアレルギーでお困りの方たちが訪れるようになるのです。その後、私達はまず、１００％植物性のソフトクリームを試作しました。しかし、結果はNG。豆乳のクセが強すぎて、美味しさでかなり劣るものになってしまいました。当店の売り上げの大半を支えていた「ソフトクリーム」。ソフトクリームサーバーは高額で、フレーバーを追加するには数十万円の投資が必要。フレーバー入れ替えとなると、１番の売れ筋商品を売れなくなってしまいます。私たちは売り上げを落とすリスクが負えず、断念したのです。少し日が経ち、あるヴィーガンイベントから出店のお誘いを受けます。当時、私たちはアレルギー対応の新商品を開発中でした。乳、卵を使用しないガトーショコラと焼きドーナツです。開発ペースを早めたら、イベントに間に合うかも知れない。商品は完成していませんでしたが、出店を決定。開発担当者の頑張りでなんとかイベントに間に合い、ヴィーガン界隈の新顔ながら、そこそこの数を販売することができました。その店頭には、ヴィーガンの方々に混じって、アレルギーでお困りの子供達、その親御さん達もたくさんいらっしゃいました。「〇〇ちゃん、このチョコだったら食べられるね！」「ドーナツもあるよ！食べられるものがいっぱいあってよかったね！」お子様以上に、親御さんも大喜び。毎日、制約がたくさんある食生活が想像できます。ヴィーガンSOYショコラ ＆ ヴィーガンSOYドーナツ私たちは商売でスイーツを製造販売しております。アレルギー対応、ヴィーガン対応のスイーツは、原価が高く、販売規模が小さい。商売としては成立させることがとても難しいのです。気持ちとしてはアレルギー対応スイーツを提供したいけど、思い切れない。そういう時期がそのあとも続きました。コロナで緊急事態宣言が発令され、当店の来客が激減した2020年4月。どう考えても6月まではこの状態。ならばと、7月の商戦に向けて商品開発をスタート。ソフトクリームは通販で売れないため、アイスクリームを作ることにしました。毎晩カフェの仕事が終わってから、ファクトリーと呼んでいる厨房へ出かけて試作の毎日。乳、卵を使わないレシピでは、シャーベットのような食感にしかならず、「アレルギー対応だけど美味しくない」ものしか出来ません。当店のスタッフに試食させてみても、微妙な表情。そうして１ヶ月がすぎた頃、革命的なレシピが天から降りてきました。ヴィーガンアイスクリームの中ではもちろん、乳・卵を使用したアイスクリームと比べても互角以上のクリーミーさ。そして、圧倒的な爽やかさを併せ持ったアイスクリームが完成したのです。ヴィーガンSOYアイスクリームこの商品にたどり着いた時、アレルギー対応商品についての考え方が大きく変わりました。乳・卵を使用したスイーツよりも美味しいものを作れば、少なくとも【販売規模が小さい】商品ではなくなります。アレルギー対応、ビーガン対応だと【販売規模が小さくなる】というのは、単なる自分たちの思い込みだったのです。このSOYアイスクリームの完成で、私たちは、ヴィーガンガトーショコラ、ヴィーガン焼きドーナツも、１００％植物性SOYスイーツとして力を入れていく事を決めました。ようやく、あの時に悲しい思いをさせてしまった子供達を笑顔にすることができるのです。2020年、コロナで大打撃を受けた鳥飼カフェですが、事業を撤退しようと思った時、何度も背中を押してくれたのは子供達の悲しい顔、笑った顔でした。（もちろん、すべてのお客様の笑顔もです）単なる【スイーツが美味しいカフェ】は、たくさん世の中にありますが、アレルギー対応、ビーガン対応のスイーツカフェは数えるほどしかありません。鳥飼カフェにしか出来ないことがあると信じ、SOYにこだわったスイーツ事業存続に全力で取り組んでおります。以上、長々と失礼いたしました。ここまでお読みいただいた方は、きっとこのテーマに興味関心がある方だと勝手に想像しております。ぜひ、クラファンページのURLや、下記の動画をお知り合いにシェアしていただけたら幸いです。福岡で人気のとろける《ヘルシーSOYスイーツ》ブランド存続をご支援くださいhttps://camp-fire.jp/projects/view/353037

本プロジェクトにご支援くださった皆さま。昨日、開始当初に目標としていた100万円を超えるご支援をいただき、目標達成となりました。何度も申し上げている事ですが、このコロナ禍において厳しいのは当店だけではありません。みなさまご自身や、身の回りの方々、支援を必要としている方が他にもいらっしゃる中で、当店へご支援いただけたことは、本当に感謝しております。ありがとうございました。心より、御礼申し上げます。感動的な達成の日に前後して、コロナウィルス拡大防止施策が様々な形で発動しております。福岡県でもコロナウィルス警報が発令となりました。GoTo施策は中断、全国的な寒波、さまざまな要因が重なり来客数は激減⤵︎しています。シナリオとして予想されていた事の一つではありますが、ダメージは想定以上のインパクト。。。しかし、当店の周辺には、そんな中でも毎日行列が絶えないお店が数件あります。どんなに気落ちした時も、その行列を見るたびに『コロナを言い訳にしてはいけない』そう気付かせてくれます。当店で言えば、カフェ店舗の苦戦を『SOYスイーツの通信販売』でカバーし、事業全体を持続化させる事が、生き残るための策となります。そのため、目標達成でプロジェクト終了ではなく、本プロジェクトの認知をさらに広げ、SOYスイーツをトライアルしていただく機会をもっともっと創出しなくてはなりません。ご支援いただいたみなさまには、さらなるご協力をお願いしたく存じます。プロジェクトページのURLをお知り合いの方々へシェアしていただけないでしょうか。リターンメニューは、すべてご支援額以上の内容となっております！福岡で人気のとろける《ヘルシーSOYスイーツ》ブランド存続をご支援くださいhttps://camp-fire.jp/projects/view/353037プロジェクト終了の1月30日まで、ご協力の程どうぞよろしくお願い申し上げます。鳥飼カフェ　島原

第２回目の投稿です。本日現在、９８％の達成率となっており、目標額まであともう少しというところです。ご支援いただいた皆さま、本当にありがとうございます。SOYショコラ未経験の方々へトライアルのきっかけを作るため、達成後もさらに高い目標を目指してプロジェクトを継続していきます。引き続き、ご支援の程どうぞよろしくお願い致します。本日は、当店SOYスイーツの出発点とも言える『SOYショコラ　ラージサイズ』について、ご説明させてください。クーベルチュールチョコレートに、最上級のとろける濃厚豆乳をたっぷりとブレンドしたこちらのショコラ。生クリーム、小麦を使用していないため、チョコレートそのものを味わうことができます。市販の豆乳の大豆固形分は、８％〜１０％程度。濃厚と謳っているものでも１２％ぐらいでしょうか。当店で使用している濃厚豆乳は、福岡の豆腐銘店『荒木豆腐店』『豆腐の盛田屋』から仕入れており、大豆固形分は１４％〜１５％という最上級の特濃豆乳です。この豆乳は、チョコレートの味を邪魔することなく、SOYショコラを「上品なくちどけ」「さっぱりとしたあと味」に仕上げます。とろける口どけの限界に挑んでいるため、完全に解凍した状態ではかなり柔らかいです。そのためお召し上がりになる際、上手にカットしないと形崩れしてしまいます。当店でガトーショコラを店内提供する際に、どのように気を付けているか、動画でご説明いたします。といってもそれほど難しいことではなく、慣れるととても楽しい一手間です。ぜひ、包丁がSOYショコラに入る瞬間をお楽しみください。本プロジェクトについてぜひコメントにてご意見・ご要望をいただけますと幸いです。鳥飼カフェ　島原