イメレティ地方オブチャ地区に位置するSimon Chkheidze Wine Cellarは2008年、Mamuka ChlheidzeとNugzar Chkheidzeにより正式に設立されました。
元王族として西ジョージアで有名であった高祖父を称える為、彼の名前である「Simon Chkheidze」をワイナリー名に掲げ、オリフナリスタイルを駆使した葡萄に優しい栽培方法を取り入れ、農学者を交えた自社での葡萄畑を管理しています。
ジョージア最大のワイン生産量を誇るジョージア東部のカヘティ地方と比べ、ジョージア中西部に位置するイメレティ地方は気候が穏やかで湿度が高く、カヘティアンワインとは全く異なった表情を見せます。
ワイナリーのマーケティング全般は娘のNiniが担当し、造り手であり父のMamuka氏が葡萄畑の管理やワイン醸造を一人で全て管理しています。
葡萄の収穫時期は10月中旬頃から11月初旬にかけて行い、クヴェヴリでの醸し期間は約5日間から2週間、クヴェヴリでの熟成期間は8ヶ月から約4年にも渡ります。
ワイナリーの設立は10年以上前ですが、ボトリングをし販売の開始をしたのは去年からとワインの熟成に注力しているのが窺えます。
彼の代表的なワインは「Tsolikouri=ツォリコウリ」で、西ジョージアで多く栽培される土着白葡萄品種からは濃厚な蜜感と、林檎の様な爽やかなアロマに優しい甘味が特徴です。
【以下、Mamuka氏より】
長年の家族の伝統とクヴェヴリワイン造りにおける価値観や独学性を調和し、自然なワイン造りを心掛けています。
全ては有機物である為、慎重且つ献身的に携わり、無農薬・無添加・無濾過の美しいクヴェヴリワインだけを醸造しています。
毎日の葡萄畑の管理やワイン造り、全てが私の日常であり、人生を描く一つ一つのピースででもあります。