今年最後の宿泊のお客様に雪景色を楽しんでもらってお見送りすることができました。今朝は氷点下のマイナス3度ですが子供達は元気に雪の中を遊んでいました。こんな天気では田舎体験は出来ないようですが、雪遊びのほかにも雪の中の野菜の収穫やこたつでトランプ、囲炉裏で餅を焼いたりしてゆっくりとくつろいでいただきました。来年はこの場所でキャンプができるようになります。皆さんお楽しみに!
今日は午後3時から雪が降りだして夕方には野山の一面が雪化粧です。野菜もすっぽりと雪の中です。雪が降ると使えない野菜や凍みついて次第に腐食していく野菜もありますが、甘みが増して美味しくなる野菜もあるので自然を味方にするしかないです。それに雪化粧も三瀬村の魅力の一つです。
満開のサザンカの花に蜜蜂さんがたくさん集まっています。この季節には数少ない花粉や蜜を集めて厳しい冬を乗り越えようと必死です。オジちゃんの巣箱まで飛んで行く蜂さんもいるはずです。がんばれ! がんばれ! 今年は私達もコロナ渦を必死にやりました。今年から集落のリーダーに指名されましたが、 猛暑や台風、ウンカの大発生の中での集落営農の共同作業は皆さんがとても協力的で何とか役割を果たすことができました。近年は異常気象の連続でとりわけ山間地の農業は悲惨な状況です。こんな時だからこそ力を合わせることが大切なのです。集落のご先祖や先輩たちのおかげで土地改良や農道、農業用水路の整備ができて、この20年では農業機械の整備が進み運営面の改善も一段と良くなりました。農業をやるための仕組みはほぼ出来上がりましたが、山間地農業のモデル地域になるには何かが不足しています。山間地の魅力を活かした新たな農村ビジネスが必要なのです。農業をやりながら暮らして行けるようにしたい!その一つが農家のキャンプ場でありマウンテンバイク、バーベキュー広場のような取り組みです。誰かが開かずの扉を開いていく。思い切った発想で佐賀県では一番最初に農家民宿を始めて、その後には佐賀県で初めてのどぶろくの製造販売の免許を取得して何とかこれまでやって来ました。私達はすでに前期高齢者の仲間入りをしました。あといくつ重い扉を開けることができるのだろう?そんなことを考えるとワクワクしてきます。悩むことも一杯あるけど、朝目が覚めたら、「キットうまく行く」「今は充実している」「今やらないと後悔する」「全てはうまくいっている」と前向き思想が充満してくるのです。
今日は具座の年末恒例のイベントで餅つきです。具座の感謝祭のようなものですが、日頃から私達の応援をしていただいいる方達が集まっての餅つきです。古代米や白餅を20㎏つきました。集まった皆さんは他の地域から三瀬村や近くの地域に移住してこられた方で、情報交換をやりながら多彩な活動で三瀬村の活性化に貢献されています。三瀬村で生まれ育った人達と移住してこられた人達をつないでお互いに支え合う仕組みを作り出すことが農家民宿具座の楽しみです。キャンプやマウンテンバイクで村に遊びに来る人達が増えて、三瀬村に移住してくれる人が増えたらもっと楽しくなるはずです。
農家民宿具座のめったにないグループの連泊は「舞台を通した居場所づくり、人づくり」のワークショップ合宿でした。地域や世代、団体などの枠組みを超えた様々な出会いの中で、ありのままの自分を受入れて出会った人の事を理解し、共に成長する。そんな居場所づくりと人づくりを目指しておられました。今回の合宿ではグループを支える人がいて私達と一緒に昼食のピザ会のためのピザ生地作りをしてもらいました。見えない所で支える姿を私達も見習って、これから先の人生に活かしたいものです。出会った人たちから学ぶものがたくさんありました。