今日は正月の恒例行事、ホンゲンギョウが具座のすぐ前の河原で行なわれました。無病息災を祈願する行事で昔は子供達がやってましたが、最近は大人中心になってます。年末に建て今朝7時に点火されました。空気が乾燥しているので点火からわずかに5分ほどで本柱が倒れるほどの勢いで燃えました。コロナが燃え尽きるような勢いでした。火が落ち着いたころに竹をこの火にあぶって竹先を曲げて三角に組み、これを家の門口に置くと魔除けになると言われています。私達は「鬼の手」と呼んでいます。
今日はどぶろくの瓶詰め作業をしました。瓶に詰める直前にも様々な準備が必要です。仕込み樽のどぶろくの分量の計測や温度を図って記録したり、密封の箱から取り出した新しい瓶を煮沸消毒したりなどです。1本づつ瓶詰めしてからも瓶に傷がないか、中のもろみに変色した物がないかなどの確認を最終段階で再度行ないます。栓をしてからはラベルと裏の説明書を張り付けて最後にアルミキャップシールをハンドヒーターで焼き付けて40本の瓶詰め作業が終わります。全ての作業が手作業なのです。そして数冊のノートに正確に記録を残します。農産加工の商品はこうやって作られていくのです。
今年の仕事始めはアジサイの剪定をやりました。秋冬アジサイと言われる品種でリース作りにとても重宝します。6月頃は青色ですが夏でも枯れることがなく、秋になって徐々に赤く色が変わります。標高の高いところほど綺麗で民宿の周りに少しづつ増やしています。現在は30株になったので、株分けしてキャンプ場予定地に増やします。夢が膨らむワクワク作業です。3月になれば挿し木もできるので希望者に少しだけおすそ分け出来ます。
農家民宿をやっていて楽しみがたくさんあります。お客様と一緒にやる季節ごとの体験や食べる楽しみ、お客様の喜んでいる姿をみるだけでやりがいがあります。年末の雪の中にお越しいただいた御家族も氷点下の中でもとても喜んでもらって、しっかりと再会の約束をしました。今度来られる時には、この子たちはどんな表情で喜んでくれるだろう?どんなに成長しているのだろう?
皆様あけましておめでとうございます。昨年中は大変お世話になり有難うございました。クラウドファンディング事業に対してもご支援いただきありがとうございます。目標達成のために私達も今できることを少しずつ進めています。私達が目指している野外活動受け入れの整備1年目が皆様に評価してもらえるように努力しますので、引き続きご支援をよろしくお願いいたします。写真は元職場の頼れる先輩から寄贈していただいた見事な手作りのしめ縄です。民宿の玄関に1年間飾ってお客様の幸せを願います。



