皆さまこんにちは。NPOリンクトゥミャンマー理事長の深山沙衣子です。まずは、このページに来て頂きました皆様に御礼を申し上げます。私たちは日本に住む外国人が、人道上最低限の生活を確保できるよう、様々な定住支援を実施しております。今回NPOの新事務所を設立することにあたり、クラウドファンディングを実施しておりますが、現在、お二人の外国人が、この新事務所地に宿泊しております。写真は、お二人が休んでいる部屋の外から撮影しています。このお二人は、難民申請中の特定活動ビザで日本に在留しておりましたが、様々な事情があって、現在3ヶ月のみ日本在留が許可されている帰国準備ビザに変わっています。年末に住居を失いました。区役所の生活保護課、シェルター探しができる外国人専門の住居探しNPOなどに、当会から問い合わせましたが、ちょうど年末年始の休暇にあたり、行政機関や、不動産仲介会社が開いていません。不動産仲介会社が開いていたとしても、在留期間3ヶ月の方にアパートを提供してくれるかは分かりません。警察は緊急受付をしていますが、警察の緊急受付ですと、住居を失った理由を様々問われます。関係者へ連絡されます。関係者に連絡されたくない事情がある場合、警察経由でシェルターに入るのは難しくなります。また外国人お二人のうちお一人は一歳の子供です。このお二人の場合は、様々な事情が絡んで、年末に住む場所がなくなったのですが、一歳のお子さんが住む場所もなく年末を迎えると言う現実がありました。定住外国人は、外国人同士で住居を貸しあったり助け合いを行いますが、お子さんがいると、助けてくれないケースもあります。そんなわけで他の外国人のお友達の家から当会事務所の場所に1時宿泊となったわけです。東京の大久保公園で、生活する場所がない方への炊き出しと東京都の支援が行われています。寒い公園に、子供を連れて行くのは大変です。本日、彼らの荷物で、事務所の部屋は満杯です。彼らが荷物を運んでいるときに、私は一歳のお子さんを抱っこしました。あたたかく、力強い抱擁が返ってきました。彼らは生きている人間です。帰国準備ビザの場合、住居探し、仕事探し、住民登録、お子さんの保育園入園手配はできません。日本に上陸してから、発展途上国の自分たちの家族を豊かにするために、難民申請を続けてきた身分であっても、生きています。私は常々、外国人の日本社会での共生について考え、定住支援をする中で、できるだけ法務省の外国人のビザ運用に沿う定住支援を模索してきました。技能実習生制度は人権搾取だとか、日本の難民申請制度では難民の人権が守られないとか、そういうことを世界的に言われている事は知っています。そういう部分も一部ではあります。しかし一方で、技能実習生制度によって、学歴のない発展途上国出身の外国人が日本で稼ぎ、幸せになる場合もあるのです。難民申請を繰り返す方が、申請中に日本で稼ぎ、母国に送金し、発展途上国の方の生活が豊かになると言うのも事実です。今ある制度の中で、適正なビザ運用を。今ある制度の中で、人権が守られ外国人が幸せになり、そばにいる日本人も幸せになること。私のような草の根活動をする者は、そこを追求するのが、目の前にいる外国人にとって、またそばにいる日本人にとって、現在時点では最善の道だと思っています。制度を変えなくていいと主張しているのではありません。制度は社会情勢によって、適正に変更され、規則は適正に運用されるべきです。長々と書きましたが、このお二人が、雨風をしのげて、ゆっくりと眠れる場所を提供できてよかったです。引き続き当会の活動にご注目いただけましたら幸いです。そして皆様のご支援を賜ることができましたら、ありがたく存じます。特定非営利活動法人リンクトゥミャンマー理事長 深山沙衣子info@npoltm.orghttps://www.npoltm.org045-567-5858
皆様こんにちは!本プロジェクトページをご覧いただきありがとうございます。リンクトゥミャンマーの岩橋です。今回は初めて新事務所で業務にあたったので、その様子をご紹介します!新事務所は駅から徒歩5分ほどの場所にあり、これまでの事務所に比べてアクセスしやすくなりました。ただ5階まで階段を上る必要があり、日頃の運動不足のせいか事務所に到着する頃には疲労感を感じました…運動はやはり大切ですね、改めて実感しました…それはさておき、本題である新事務所の様子をお伝えします!こちら会社と共有の業務スペースです。これまでの業務スペースと比較し、2倍以上広くなりました!これにより新型コロナウイルス対策も可能になり、これまで以上に快適に業務に励むことができるようになります。そしてこちらがNPOとしての独自スペースです!こちらはまだ手をつけていませんが、プロジェクトが成功した暁にはNPOだけでのミーティングや文化交流企画など様々な形で活用していく予定です。この空間で何ができるのか考えるだけでワクワクしてきます!実際にそれらを実施するためには、物品を揃えこの空間を充実させなくてはなりません。スペースがあっても、モノがないことには始まりません。実施したいあれこれが頭の中だけで終わってしまいます。NPOとしての可能性を広げるためにも、皆様のお力が必要不可欠です。多文化共生の土台作りのために、本プロジェクトにご協力の程よろしくお願いいたします。岩橋
初めに皆様こんにちは!当団体のページをご覧いただきありがとうございます。自己紹介リンクトゥミャンマーで事務局を担当しております、坂田智裕です。(*写真はモヒンガーというミャンマー料理です*)私は国際関係や国際問題に関心があり、東京大学で国際関係論を学んでいます。その中でも関心のあるもののいくつかが文化交流と定住支援です。文化交流に関心を持ったきっかけは、モンゴルに関する組織で文化交流を促進する活動をしたことです。その経験から日本とは異なる文化の魅力や面白さに気づき、モンゴル以外の国との文化交流を図ってみたいと思うようになりました。また、定住支援に関心を持ったきっかけは、ミャンマーから来たマレーシアにいる難民の教育支援のボランティアです。もともと紛争があり、その関連で難民に関するボランティアに参加しました。そのボランティアを通じて難民問題を知って行くうちに、ミャンマーの複雑性や日本国内の外国人労働者や難民の境遇を少しずつ把握して行くようになりました。そうした中で、定住支援と文化交流の双方を行っているリンクトゥミャンマーを見つけ、現在は活動に参加しております。プロジェクトにかける想い新事務所の設立によって生じる変化は他のスタッフの方が綴ってくださった通りなので、別の側面から私は考えていることをお伝えしたいと思います。私はこのプロジェクトを通して、より多くの方々に現状や私たちの活動を認知していただきたいと考えています。日本では、外国人労働者の労働環境が話題になることは少なく、ミャンマーに対する関心も必ずしも高いとは言えないと考えています。そうした状況の中でこのプロジェクトが、日本にいるミャンマー人が現在置かれている状況やミャンマー文化、そして私たちの取り組みに対して、関心を持って頂いたり、理解をして頂いたりするきっかけになればとも考えています。クラウドファンディングのページだけでなく、ホームページ、フェイスブック、ツイッターでも活動を発信して行くので、少しでも興味をお持ち頂けましたら、ご覧になっていただいたり、ご支援くださると幸いです。最後に新たな事務所で、コロナの危険性を加味しつつ、より積極的にミャンマー人に対する定住支援や日本とミャンマーの文化交流を進めていきたいと考えています。皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。坂田智裕
自己紹介&プロジェクトにかける想い②自己紹介NPO事務局を担当しています押田悠希です。現在、法政大学法学部国際政治学科4年に在籍しています。2020年2月にミャンマーに1か月滞在して以来、ミャンマーの事が好きになり、ミャンマー語を日々学習しています。先日ミャンマー語検定M1を始めて受け、リスニングテストの出来なさに絶望しました。(笑)2020年11月頃からミャンマーの日系企業で1年間インターンする予定でしたが、コロナウイルスの影響で日本にとどまり、リンクトゥミャンマーで働きながらミャンマー行きを待っています。最近は行きつけのネパール料理屋に毎週行って、マトンカレーを食べるのが楽しみです。ちなみに、好きなミャンマー料理は、トウフジョー(揚げ豆腐)とモヒンガー(魚のスープに米の麺が入ったミャンマー伝統の麺料理)です。※写真の左側に写っているのが自分で、右側がミャンマーのピーという町でお世話になったゲストハウスのオーナーさんです。プロジェクトにかける想いまず、皆様には新事務所が設立されることによって起こる変化について、知っていただきたいと思います。新事務が出来たことで私たちの何が変化するのでしょうか?1.ウィズコロナの安全な環境が整う今のコロナのご時世では、ソーシャルディスタンスで2m以上他の人との間隔をあけることが推奨されています。しかし、これまでの事務所は約40平米で会社と共有で使用しておりそのソーシャルディスタンスを実現できるほどスペースがありませんでした。コロナ渦でも、十分な感染対策を施し、安全な距離を取って多くの相談支援に対応してきましたが、狭い場所での活動はやはり安全とは言えません。ミャンマー人が安心して相談できる環境を整える事は、コロナ渦の支援現場において極めて大きな意味があります。例えば...これまでは会社と共有のスペースで行っていた日本語レッスンが、十分なスペースの有る環境で受講できるためある程度の安全は担保され、今回設けた独立スペースによって周りを気にせず受講できるようになるので、在日ミャンマー人の日本語学習も一層はかどります。ミャンマー人に対して行っているパソコントレーニング教室も快適な環境で受講することにつながります。加えて、新事務所設立によって、当会で働くスタッフの労働環境にもポジティブな変化が生まれます。現在は、当会で働く事務局も会社とスペースを共有して勤務している状況ですが、新事務所が出来れば、NPOの独立したスペースが確保できるので、ウィズコロナに適した環境で働くことができます。また、十分なスペースがある新しいでオフィスで働くことによって、モチベーションも上がります。加えて強調しておきたいのが、NPO活動継続には事務局やインターンメンバーの活躍が不可欠です。運営メンバーが活躍できる十分環境を整えることによって、より発展的な支援が可能なり、より多くのミャンマー人を支援できるようになる考えております。そして、今後当会のメンバーが活躍できるような環境を整えるためには、皆様からのご協力が必要です。2.文化交流イベントが事務所で出来ようになる。新事務所はNPOの事務所としての役割だけでなく、ミャンマー人と日本人の交流スペースやイベント会場としても運用していく予定です。新事務所の広々としたオープンスペースを活用して、映画鑑賞会、ミャンマー料理教室などミャンマーの魅力を知ってもらえるような化交流イベントを行いたいと考えています。日本人にミャンマーの魅力を知ってもらい、ミャンマー人に日本の魅力を知ってもらう機会を、リンクトゥミャンマーが新事務所を起点に積極的に作り、日本人とミャンマー人で楽しい時間を共有できる機会が出来れば、長期的に在日ミャンマー人と日本人の摩擦を減らしていけると信じています。以上、新事務所設立で起こる主な変化でした。コロナ感染拡大が再び深刻化している厳しいご時世で、このようなお願いをするのは大変心苦しいですが、日本の未来のため、日本に来る外国人のために、本プロジェクトを応援していただけたら幸いです。
皆様こんにちは!当団体のページをご覧いただきありがとうございます。これから定期的に活動報告をupしていく予定ですので、是非ご覧ください。さて、本プロジェクト最初の活動報告を書かせていただきます、リンクトゥミャンマーインターン生の岩橋あかりと申します。拙い文章ではありますが、ご一読いただけると幸いです。わたしは東京外国語大学でビルマ語を専攻しています。なぜビルマ語?とよく聞かれるのですが、わたしは幼い頃にミャンマーに住んでいたことがあります。その経験に加え、人とは違ったことがやってみたい!という思いから、ビルマ語を専攻しようと決めました。大学でミャンマーについて学んではいるのですが、恥ずかしながらこれまでは日本の外にしか目を向けておらず、日本で暮らすミャンマー人について全く知りませんでした。新型コロナウイルスの影響で国内に目を向けるようになり、日本で暮らすミャンマー人をはじめとした外国人が日本人以上に新型コロナウイルスの影響を受けている現状に気づきました。リンクトゥミャンマーでは夏にもインターンをさせていただいたのですが、その際には彼らの日本での生活を確保するために、職探しなどを行いました。そのような生活支援は継続的に必要になりますが、今後コロナ禍における在日外国人への支援は第2段階に入っていくと思います。新型コロナウイルスの影響による支援は、これまでは直接的でスピードが求められるようなもの(生活費の確保や職の確保など)が中心でしたが、今後はウィズコロナ、アフターコロナに即した長期的な支援が必要になっていきます。また現在は実施できていませんが、今後日本人とミャンマー人の交流の機会を設けていきたいと考えています。しかしながら、現在の事務所の広さではより発展的な支援や交流ができません。さらにソーシャルディスタンスを確保するという意味では、ウィズコロナ、アフターコロナに対応した事務所ではないのが現状です。新しい事務所を充実させることで、上記の現状を打破し、日本人とミャンマー人の間をつなぐ多文化共生の場として活用していくことができます。こんな時なのに…ではなく、こんな時だからこそ、多文化共生を促進していく必要があると思います。その第一歩としての新事務所への支援にどうかご協力をお願いいたします。岩橋あかり