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新型こけしの制作環境を守りたい、ブランディングしたミアウペッケが誕生しました。

新型こけし発祥の地である白石市には最盛期には業者が50軒あり300人以上の職人がいたのですが、新型こけしを専門に制作する工房は、今年の夏についに1軒だけになりました。新型こけしの制作環境を守るためブランディングに挑戦して、新しい発想で開発した猫型こけし「ミアウペッケ」をデビューさせます。

現在の支援総額

267,900

53%

目標金額は500,000円

支援者数

20

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/11/30に募集を開始し、 20人の支援により 267,900円の資金を集め、 2022/01/26に募集を終了しました

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新型こけしの制作環境を守りたい、ブランディングしたミアウペッケが誕生しました。

現在の支援総額

267,900

53%達成

終了

目標金額500,000

支援者数20

このプロジェクトは、2021/11/30に募集を開始し、 20人の支援により 267,900円の資金を集め、 2022/01/26に募集を終了しました

新型こけし発祥の地である白石市には最盛期には業者が50軒あり300人以上の職人がいたのですが、新型こけしを専門に制作する工房は、今年の夏についに1軒だけになりました。新型こけしの制作環境を守るためブランディングに挑戦して、新しい発想で開発した猫型こけし「ミアウペッケ」をデビューさせます。

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ミアウペッケの魅力をもっと分かってもらいたくて、これまでの制作経緯と、モデル猫ちゃんと並べた写真を載せます。どこまで似ているのか楽しみながら較べてみてください。なお、写真はご主人様のご了解を得て載せてます。


【 制作経緯 】

 前回のクラウドファンディングでご支援戴いた皆さまにアンケートを配り、回答の声のなかで希望が多かったのが「似顔絵こけし」でした。
 猫を飼ったことがなかったので、まずは特徴を捉える感性を持てるようになりたい。そう思って工房を訪れた折に近寄ってくれた工人の猫ちゃんと触れ合ったり、妻の実家にいる猫たちのわがままな様子を思い出したりしてみました。さらには、モデル猫ちゃんの写真を毎日のように眺めていたらその甲斐あってか、いたずらにペンを走らせていたのが、ある日ぴたっとこれと思える線が見えてきました。ここまでに半年近くかかりました。
 開催したサロンでモニターとなる猫ちゃんの提供に協力してもらいました。そしてようやくご主人様たちとメール交換が始まり、まずは写真をもとに下絵を描きました。こけしとはデフォルメと単純化された人形なので、造形に頼らず功工人の腕の良さを見越して描彩に専念しようと思っていました。ですが、細身の子や太っちょさんならデフォルメできそうだと思い体型を増やすことにしました。劇団四季キャッツのキャラクターをオマージュして図面を描き、工人に渡してろくろ加工してもらいました。その想像以上の出来栄えにテンションが上がったのを覚えています。
 ・・・この続きは、モデル猫ちゃんとの写真の後に書いてあります。数々の工夫をこらしたところをお読みくださいますようお願い申し上げます。


それでは、
モデル猫ちゃんの写真と似顔絵こけしミアウペッケ・プレミアムを見較べてみてください。


トップは「あおばちゃん」

【 ご主人様の愛でスポット 】
ぶち柄の湿った鼻かなーと思いました。朝4時に叩き起こしに来るときも鼻でつんつんしてきます(その後爪)

【 性格と特徴 】
 ・天真爛漫でキリッと上目使い、鼻と口はやや下側(鼻が長い)
 ・目は色は黄色(ハシバミ色からカラシ色に近い渋めの黄色)

 チャシロの色分けにチャレンジした最初のミアウペッケ・プレミアムです。体毛の雰囲気を木目模様が演出してくれています。白いところに木目模様はありませんが、これは試行した結果です。このほうが木目を残すより本物に近い感じに仕上がったのです。筆の刷毛目がその代わりを演じてくれています。あおばちゃんが思わずつんつんするほど似てる? 功工人の経験と技の賜物です。

 性格と体型から決めたスタイリッシュな「細身」の体型は、キャッツのビクトリアお嬢様譲りです。オリジナルのチャトラでは模様を和風赤で描きましたが、この子はそこまでの強い色見の差はなかったのでベースと同じオレンジ色を重ねました。お顔は、ハチワレの模様はもちろんのこと、目力とお鼻のところのぶち柄の特徴はご主人様と相談しながら描きました。
 いずれも丁寧に功工人が試作を重ねてきた結果できた作品です。


次は同じチャシロの「アルちゃん」  

【 ご主人様の愛でスポット 】
頭のてっぺんから後ろにかけて

【 性格と特徴 】
 ・丸い瞳、鼻はハート模様、目は色は薄いイエロー、左目の目元にほくろ
 ・額の模様:7本の縞、頬の模様:上は長く揺れる、口元:短くて水平に

 体毛の描き方は同じチャシロのあおばちゃんと一緒です。けれども難しかったのが愛でスポットの「頭のてっぺんから後ろにかけて」だと功工人が言ってました。なぜなのか詳しく説明してみたいと思います。木材を輪切りにした断面の木目と側面となる板目では、水が通る導管の向きがかわり塗料の染み込み方が違うためです。このために頭のてっぺんは色が濃くなります。ここにご主人様が愛でている模様を同じオレンジ色で重ね塗りします。なので、濃さで描き分けるのが難しくなってしまったのです。改良されたÜOILができてよかったと思えたところでした。ご主人様から愛でスポットを教えてもらわなければきっと描彩図にも描かないでいたところでした。このあとミアウペッケすべてに手を加えました。

同じチャシロでも、ハチワレの模様と首回りから胴にかけての白色の回り込み方に違いがありますので、できるだけ正確に色付けしてもらいました。しっぽもさみしがり屋さんの感じにできたかなと思っていたら、雨の日にご主人様を待つアルちゃんの写真がSNSにアップされていました。アルちゃんは窓辺が好きなんですね。このほかにも「#ミアウペッケ」で検索してみてください。

本日はチャシロの2体(ひき?にん?)をご紹介させていただきました。


【 制作経緯(続き) 】

 体型が揃ったところで、モノラルで描いた下絵に色を載せて描彩図に仕上げました。そして専用塗料ÜOILのカラーとサクラにするかミズキにするかを選びました。しかしながら悩んだのが目の色です。黄色は単純な黄色ではなくて透明感のあるハシバミ色から緑へ変化していたり、虹彩に青い部分がみえたりします。さらに虹彩のなかの光る白い丸をどこに描けばよいのか試行錯誤しました。いざ色を載せようとしても絵に描いたようには色がのらず苦心しました。眠り猫なら楽でよかったかも。ですがミアウペッケならではの見つめ合うこけしにするためのチャレンジをまだまだ続けていきます。
 チャシロ・サバシロを木目模様を綺麗に出しながら色分けして描くためにはどうしたらよいのか。その技法を見つけ出すのにはとても苦労しました。しかも本猫を思い起こせる曲線模様にしたくて、工人任せにしないでいろいろと試し描きをしてみたのです。これならいいかもと思えた頃にちょうど色むらを少なくしたÜOILの改良版ができると聞いて、これを功工人に渡し後を託しました。この経験から、三毛猫・さび猫・黒猫・白猫にチャレンジする素地はできたと思っています。だれか注文してくださることを願っているところです。
 そうそう、もうひとつ大事なことをお伝えします。耳だけは佐々木こけし工房がずっと作り続けてきた形を踏襲しています。なぜなら縁起がいいのです。招き猫をはじめこれまで佐々木ファミリーが作ってきたこけしを象徴する部分です。そして、このこけしを持つことで運気が上がっていると感じられたからです。「まめ柴」と「まんまる猫」にも、その耳がついています。人気あるのは当然かもしれません。限定数を超えたら追加したいと思います。


次回ではサバシロとサバトラのモデル猫ちゃんたちをお見せしたいと思います。
見較べてみた感想のコメントをください、よろしくお願いします。


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