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新型こけしの制作環境を守りたい、ブランディングしたミアウペッケが誕生しました。

新型こけし発祥の地である白石市には最盛期には業者が50軒あり300人以上の職人がいたのですが、新型こけしを専門に制作する工房は、今年の夏についに1軒だけになりました。新型こけしの制作環境を守るためブランディングに挑戦して、新しい発想で開発した猫型こけし「ミアウペッケ」をデビューさせます。

現在の支援総額

267,900

53%

目標金額は500,000円

支援者数

20

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/11/30に募集を開始し、 20人の支援により 267,900円の資金を集め、 2022/01/26に募集を終了しました

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新型こけしの制作環境を守りたい、ブランディングしたミアウペッケが誕生しました。

現在の支援総額

267,900

53%達成

終了

目標金額500,000

支援者数20

このプロジェクトは、2021/11/30に募集を開始し、 20人の支援により 267,900円の資金を集め、 2022/01/26に募集を終了しました

新型こけし発祥の地である白石市には最盛期には業者が50軒あり300人以上の職人がいたのですが、新型こけしを専門に制作する工房は、今年の夏についに1軒だけになりました。新型こけしの制作環境を守るためブランディングに挑戦して、新しい発想で開発した猫型こけし「ミアウペッケ」をデビューさせます。

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活動報告も5回目になりました。
先週に続けて佐々木こけし工房の新型こけしの魅力を紹介したいと思います。
今回は縁起物とキャラクターの「かわいいこけしちゃん」です。


はじめに
 ・・・ここは飛ばして読んでもらっても結構です。
伝統こけし工人の方々のInstagramには創作したこけしがたくさん出てきます。また、こけしファンの方のInstagramに投稿されている作品も伝統より創作したこけしが多く見られます。新型と呼んでもいいのではと思いますが、分業ではなく大量につくるものでもないので、創作と呼ぶのがふさわしいようです。伝統に縛られず新しく自由に作られたこけしに共通するのは「かわいい」です。今や「KAWAII」は世界共通語ですから、こけしの世界にかわいいが広がるのは自然な流れでしょう。明治時代に「こげす」とか「きぼこ」などと呼ばれていた頃のこけしは民芸品としての子供の遊び道具でした。昭和になってから「こけし」と呼び名が統一されて、さらに「伝統」の呼び名が付け加えられたのは戦後のことで、まだ100年すら経っていません。

日本の伝統文化の中ではまだまだ新しいと考えた方が良さそうです。

温泉のお土産に買われていって、リビングに飾られたり、おばあちゃんの部屋にそっと置いてあったり、蒐集部屋に集められたりと、工芸品としての扱いへと変わっていきました。個人的には伝統とかそうでない方と区別する言い方はしっくりしないと感じるようになってきました。

みんながみんな「かわいいこけし」でいいんんじゃないのかと思っています。

さらに言わせてもらえれば、コンテストで内閣総理大臣賞はじめ肩書を付けた賞をもらおうとして競争する時代はそろそろ終わりにしても良いのではと思っています。腕を競い磨くために伝統こけしの技を継承していくことも大事ではありますが、原点に戻るための活動に寄り添う方が世界共通の「KAWAII」にも相応しいと思っています。マーケテイングの手法もたくさん出てきています。これまでのように閉ざされた部屋で賞を決めるより、オープンにして多くの方から票やコメントを貰うほうが工人にとっても分かり易くて、今後の制作に意欲が湧くと思うのですが、皆さんはいかがお考えになるでしょうか?

前書きが長くなってしまいました。佐々木こけし工房にある300点近い作品のなかからセレクションしたかわいい作品を見ていきます。


1.まんまる猫

原型のだるまさんは松島の瑞巌寺の達磨です。瑞巌寺は伊達政宗の菩提寺としても有名です。この写真のだるまさんは功工人がロクロ加工して奥様の美穂作家が描彩しています。色づかいと筆の流れがみごとですが、ここになるまでには瑞巌寺から厳しいダメ出しを何度もいただいたとか。瑞巌寺のオンラインショップにはないので足を運ぶ以外に手にいれることはできない一品です。

そのだるまさんの形をかわいいこけしにしたのが「まんまる猫」です。モチーフは佐々木こけし工房に同居している「こたろう」です。食べるのが好きでふとっちゃっておデブさんなのです。首にある鈴はこたろうと同じですよ。耳は佐々木こけし工房に継承されている「福耳」です。だるまさん似の笑ったお顔も素敵ですね。功工人の愛情表現ぶりがわかるKAWAII一品です。


2.まめ柴

「ともかく可愛らしい犬のこけしを作りたくなって、まめ柴の愛らしさを表現に込めました」と功工人が言っていることからもわかりますように、工人がたのしそうに作っている様子が想像されるほほえましい作品に仕上がっています。弥治郎こけし村のみやげ店に猫ちゃん達と一緒に並べられているいまとっても人気のあるこけしです。「まめ柴」はサクラの木目模様が綺麗に光っています。猫ちゃん達はミズキの白さが光っています。いずれにしてもそのかわいらしさにおもわず笑ちゃいます。

こけしには足もきちんと描かれていて、さらには、背中側にまでしっぽが描かれることは珍しいことのように思えます。なぜなら手間暇がかかりますし、手に取らないと気づかれないところですから。なので、工人のその心意気が素敵であることを知っていただきたいのです。つぶらな目に見つめられて、思わずぎゅっとしたくなるKAWAII一品です。


お知らせ

もっと紹介していきたいところですが、ここからお知らせをさせていただきます。来る1月22日から23日にかけて、「ミアウペッケ」誕生のこけし展を開催します。場所は「にゃんこけし」誕生の地である宮城県大河原町のうわにわあとりえです。2年かけて創作してきたミアウペッケが誕生するまでの物語を見ていただきたいと思い開催します。

初作品から前回のクラウドファンディングのリターン品やオープン準備中のOnlineShopで発売予定の作品まで約30体を一堂に揃えます。虎こけしの「若」と「匠」も持って行きます。
コロナ感染がまた活発になってきていますので、感染予防に気をつけながら静かに開催したいと思います。販売品は置きませんが、来て戴いた方に仙台弁こけしシールのプレゼントを用意しました。
ぜひとも見に来てください。よろしくお願いします。

クラウドファンディングは、期限まで残り2週間となりました。
かわいいこけしはまだ数に余裕があります。
ご支援よろしくお願いします。

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