みなさま、こんにちは!
桜プロジェクトのプロジェクトマネージャーつむぎの田川恵子です。
私から見た三代目赤坂兵之助氏の考察リポート2回目です!
三代目は「とにかくこだわりの人」。
あの製品この製品、どうしたらもっと形状が美しくなるか、もっと精密に仕上がるか、頭の中はいつもいろんなシュミレーションが動いている。
プロジェクトメンバーが一同に「美しい!!!」と感想を持ったとしてもそこで満足せず、「お客さまにお届けするものはより美しく繊細に!」を追求する。
その姿勢を見るにつけ、根っからの職人だと感心しています。
工場が遊び場で、幼い頃に金属の球をツルツルに磨いたことをキラキラした大切な想い出として持っていること。
初代や二代目の姿を見ながら歩んだ道は、匠の道を受け継ぎ更なる発展につながっていること。
このあたりが原点かと感じています。
桜プロジェクトで特に感じているのは、三代目は「初代の芸術家の魂」と「二代目の産業の匠」を併せ持ったハイブリッドなんだと。
前回の福も素晴らしいですが、今回の桜や花や宙は更に美しさを増しています。
短期間でのこの飛躍は、このハイブリッドの技があって初めて生まれたのだと。
究極の精緻さと美しさの追求からは、新しいアートの世界が生まれるのではと予感しています。
機械と手作業を合わせた手間暇かけた逸品は、決してお安くありません。
日本の伝統と産業を次の時代に新しい形で継承していくためにも、新しい伝統と芸術を生み出す場として町工場は飛躍できるのではないか。
三代目はこの想いを胸に、みなさまの心に寄り添える逸品をより高みに引き上げるべく日々奮闘しています。