今週20日(土)長良西小学校体育館で『ボクシング体験会』を開催します。2020東京オリンピック ボクシング、岐阜県出身の田中亮明選手が見事銅メダルを獲得!そして亮明選手の弟、田中恒成選手はプロボクシング、世界3階級制覇チャンピオン!沢山の方の支援を頂き岐阜に移転しました。これを機に今後もこういったイベント活動を行い、岐阜県のボクシングをもっと盛り上げていけたらと思います。 皆様のお陰です。本当にありがとうございます。杉田ボクシングジム杉田竜平
一昨日、クラウドファンディングのリターン、杉田竜平パーソナルボクシング【BOXUS】を受けに、山梨県から遠路はるばる杉田ジムにお越し頂きました。中学生の時『魂の箱』を読み、僕のことを知ったとのこと。ミット打ちを納得のいくまで、1時間以上やらせてもらいました。終了後はジムの隣、焼肉『木曽』で食事をされ、ご満悦の表情でした。「半年後また来ます!」と言われたことは自信になります。本当にありがとうございました。
現役時代、練習でも試合でも、「楽しい!」と思ってやったことは一度もない。応援してくれる人のためにも「負ける訳にはいかない」「諦める訳にはいかない」と、遮二無二やってただけ。楽しむ余裕なんてなかった。ただ、練習後や試合後の「充足感」は半端なかった。最後の試合(ランディ・スイコ戦)が終わった後は、「やれるだけのことはやってきた。 もういつ死んでも後悔ない…」と、本気で思った。だから『遺言書の書き方』という本まで買った。……早とちりだった(笑)……遺産もないのに(笑)その後教える側にまわり、選手には練習の時から「楽しんでもらいたい」と、思っていた。でも先日ある人にこう言われた。「終わった後の達成感や充足感、 それが楽しんでたってことではありませんか?」ハッと気付かされた。確かにそうかもしれない。ただ辛いだけだったら、最後までやり切ることは出来なかった。楽しむことは出来なかったかもしれないけど、あの時、あの瞬間、真剣に生きていたことには違いない。今、ここを真剣に生きるって、ひた向きに生きるとか、健気に生きることだと思う。自分にとって、それを可能にしてくれるのがボクシング。「正しさ」より「楽しさ」「楽しさ」より「ひた向きさ」今後うちの選手とは、それをモットーにやっていきたいと思う。人は時に、健気に生きているだけで、誰かを救っていることがある。 『容疑者Xの献身』東野圭吾仮に今、遺言を書くとすれば、この記事を遺言としたい(笑)…あと半世紀は生きるつもりだけど(笑)
前に投稿した記事(Facebook)に、この画像付きでコメントを頂いた。1998年8月のボクシング雑誌。古巣、畑中ジムのコンセプトは【SOUL BOX】・魂の箱(ジム)・魂のボクシング今では当たり前のように使う「SOUL」も、1994年、畑中ジムがオーブンした頃は韓国の「SEOUL」とよく間違えられ、畑中会長は、「おみゃーそれは韓国だがや! 韓国の箱じゃにゃ~っちゅーのっ!」と、こてこての名古屋弁で反論されてた(笑)自分は、【SOUL BOX】という言葉に魅力を感じて入門したわけではないけど、「感動を与えるボクサーになりたい」とは思っていた。ジムにしろ企業にしろ、トップの『想い』って重要で、その想いに見合った人間が集まるのではないかと思う。畑中ジムオーブンから17年、昨日の『便所掃除』と同じで、【魂のボクシング】、今は田中恒成が受け継いでいる。現役は引退したけど、『SOULBOXの申し子』として、そんなボクシングを継承していけたらと思う。