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石巻、最初で最後のラッパーと”10年後の3月、配信限定路上LIVE”を共に作ろう

「あの3月」から10年を迎える宮城県・石巻市。「石巻、最初で最後のラッパー」を自負する「楽団ひとり」が4枚目のフルアルバムを引っ提げ、頼れるゆかいな仲間たちと共に「街そのものをステージ」とした配信リリースライブを慣行します。地元の悪ガキたちが企むいたずらの片棒を一緒に担いでみませんか?

現在の支援総額

522,000

104%

目標金額は500,000円

支援者数

70

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/01/20に募集を開始し、 70人の支援により 522,000円の資金を集め、 2021/02/21に募集を終了しました

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現在の支援総額

522,000

104%達成

終了

目標金額500,000

支援者数70

このプロジェクトは、2021/01/20に募集を開始し、 70人の支援により 522,000円の資金を集め、 2021/02/21に募集を終了しました

「あの3月」から10年を迎える宮城県・石巻市。「石巻、最初で最後のラッパー」を自負する「楽団ひとり」が4枚目のフルアルバムを引っ提げ、頼れるゆかいな仲間たちと共に「街そのものをステージ」とした配信リリースライブを慣行します。地元の悪ガキたちが企むいたずらの片棒を一緒に担いでみませんか?

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ゲストアーティスト第二弾です!よしだめぐみ演出助手としても参加してくれるよしだめぐみがコンテンポラリーダンスで一曲参加してくれます。動画は、振り当てリハーサルの一部始終です。正直、これを見た僕も「どうなってしまうんだこれは」という感想です。やっぱね、風呂敷を広げる人数が多いからか、端っこが見えてこねえ。ただ、「とんでもねえことになる」のはわかります。企画自体に前例がないのに、あれもマシてこれもマシて、こういう無茶振りのセンスはさすがやぐちさんだし、石巻っぽい。さて、残り4日。風呂敷、まだまだ広げますよ。


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当日参戦予定のゲストアーティストをご紹介します。プロフィール文は楽団ひとりがでっちあげています。加納譲治宮城県石巻市出身、星詠みの吟遊詩人。ギター一本、からだ一つで潜る宇宙潜水士。導くは、何処へ。このオープニングアクトでぶっ飛ばされてから、ずっとファンです。そしてよき友人です。あのとき、たしかにみえたんです。よだかのほしが。高橋”ベホイミ”ヒロキンスキー埼玉県出身、純情派のはぐれ音楽家。缶ビールと、打楽器と、ツルの折れたサングラス。自由気ままに奏でるのに理由などあろうものか。ラッパーの僕が嫉妬する言葉の可動域を持っています。ので、今回はパーカッションに専念していただきますwていうか、それが本職ですよね?このお二人と繋がるきっかけになったのが、今回演出を担当するやぐちさんの主催する文化ごった煮イベント「R」なのです。演劇あり、音楽あり、パフォーマンスあり、その大体が無茶ぶりなので、いろいろ調教されましたマジで。この疫病禍でなかなか集まるのは難しいけれど、今回は快く出演を引き受けてくださいました。多謝。その4人で、今夜WEB会議を行います。下記URLからご視聴いただけますので、是非に。


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あと1か月足らずで10年。いろいろありました。痺れるような興奮も、思うようにいかなかった悔しさも。瓦礫の中、夜な夜な集まって「今だったらこの街を変えられるかもしれない」「これって革命だよね」、典型的な黄昏行く地方都市だったこの街に確実に変革の種は捲かれ、「面白い」人や場所が発酵するようにジワジワと増えています。そういう“発酵“に、多少なりともISHINOMAKI2.0という存在は寄与していると自負しているのですが、その2.0を立ち上げた主要メンバーの一人に、当時ワイデン+ケネディのアートバイヤーだった飯田昭雄さんがいます。ビキビキに緊張感を伴った切れるそのアイディアは多くの振り切った企画を実現し、2.0の「斜め上」なカラーをもたらしたのですが、彼が石巻に来た理由の一つは、あるアカペラの曲に関するyoutube動画でした。船が転がる崩壊した商店街をさまよう映像とともにiPhoneに録音された曲の名前は『NORTH EAST COMPLEX part 3.11』。「不謹慎だろうと貫くHIP HOP」、「叫ばせてくれ、ここが現場だ」、アカペラで吹き込まれたリリックは聴くものに突き刺さり、ナイキやユニクロなど多くのメジャー広告において様々なアーティストとコラボレートしてきた一流のアートバイヤーが、曲の作者、楽団ひとりさんに会いたいがために石巻を訪れ、僕たちと出会い、2.0を立ち上げたのです。つまり、ISHINOMAKI2.0は楽団ひとりさんです。2011年、まだ信号がともらない頃、彼は辛うじて残った廃墟のような空間でマイクを手に叫んでいました。2.0立ち上げ後も様々な曲で彼はこの実験的な活動を盛り上げてくれ、時に青空の下で高校生を、時に商店街のベテランたちを、踊らせてきました。皆で手づくりでダンスホールをつくり、それを一週間足らずで潰してしまう「とりあえずやってみよう」精神も共感しか感じず、つまりISHINOMAKI2.0は楽団ひとりさんです。 楽団ひとりさんが10年目の3月に何か企むというじゃないですか。これは祭りであり事件です。踊らにゃ損です。もちろん僕も応援いたします。という割にこの文章を届けるのが募集終了まであと5日というタイミングになってしまってますが、あまりに応援する気持ちが強すぎて、応援メッセージをお願いされたその場で届けたつもりになっていたからに違いありません。ISHINOMAKI2.0は楽団ひとりさんなんですから。【松村豪太/ISHINOMAKI 2.0 代表】ラストスパートというところでPC内蔵のディスクドライブが動かなくなったり、作業用のヘッドホンを友達が間違えて持って帰ったりしてますが、私は元気です…こんなところでする話ではないと思うんですが、今回のアルバムは一般流通は考えておりません。また、当面のライブ活動も見通せないので、現場物販も考えにくいです。ので、このクラウドファンディングプロジェクトを通じてのみの販売になる可能性が非常に高いです。ぜひよろしくお願いします。


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2月14日、ひとりで散歩がてらにロケハンをしてみました。と言ってもそこまで仰々しいものではなく、やぐちさんが組み立てて下さったルートから、個人的に気になった箇所を幾つか回った程度ですが。石ノ森萬画館のある中瀬に掛かっていた旧内海橋、別の橋が最近掛かったことで早くも解体され始めていました。旧内海橋、橋の袂から。震災後、唯一残っていたTOMI-E氏による仮面ライダーのグラフィティが描かれていた建物(写真左)も、新しい橋の工事との兼ね合いで解体されるそうです。その内海橋から直線で繋がっている「橋通り」にあった屋台村、コモンシップ橋通りの跡地。昨年惜しまれつつ閉場になりました。順調に解体されています。ここからは普通に散歩です。石巻=reggaeの街、を最前線で形作った喫茶店Be-in(建物2階)と、震災後に有志で運営されていたreggae  bar stereo  graph(建物1階)。reggae文化を程よいアングラ具合で醸造していましたが、建物の老朽化に伴い解体が決まったそうです。そのreggaeビルの真向かいにあった楽器とおもちゃのお店サルコヤ。こちらも去年閉店になっています。小さい頃はよくおもちゃを買いに来たものです。震災後もおもちゃを販売し続けていました。なんでも、将棋のコマや碁石などがご老人界隈に一定の需要があったのだとか。そして震災後、街の中心にそびえ立ったマンション。かつての街の面影からは想像もできない光景です。他にも裏路地などこまごま徘徊しました。なんだかちょっとショックな光景の連続でした。震災を生き残った構築物が、街の新陳代謝とともにことごとく消え去っていく。これが、震災後10年目ということか、と。「思い出は、ただ心の中に。」僕が曲中で何度か多用するフレーズです。本来は、散り散りになったかつての仲間や友達に向けた言葉だったのですが、ここにきて少し違った意味を含み始めた気がします。慣れ親しんだ街は、刻一刻と変わっていく。わかっていることなんだけれど、状況が状況だけに、名残惜しさしかありません。復興の行き着く果てとは、どこなんだろうか。がっつりMP(メンタルポイント)削られたので、早々に帰宅してビール飲んじゃいましたとさ。


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去る2月3日、主要メンバーによるキックオフミーティングを開催しました。演出担当のやぐちさんから改めて曲順のセットリストと移動ルート、および演出意図の共有があり、それを技術的にどう可能にして行くかをショータさんが提言。それをさらに「現場を運営する」という視点からよしだめぐみがフォロー。談笑もありつつ、基本的にはシビアに、かつ冷静に着々と進行していきました。キックオフとは名ばかりの濃密な2時間強でした。正直に言います。俺が一番ビビってます。自分の想定を超えて風呂敷がどんどん広がっていってます。それはつまり、「ヤバいことになる予感しかしない」ということ。「こんな面白い企みを手作りで、大人たちが真剣にやるって、石巻っぽくて楽しいよね」と、ショータさん。正にその通りなんですよ。これまでにもいろいろなイベントや企画が多くありましたが、このライブはどこの轍も踏まないという確信があります。でも、振り返ればそこには数多くの足跡があるのです。これを日本語では「集大成」と表現するのではないでしょうか。未体験の未来って、やっぱなんかゾクゾクするよね。