ご無沙汰しております。
春になり、小川町も花桃、桜、カタクリ、ニリンソウ…と、今年も色とりどりの花を楽しめました。
さて、サテライトオフィス『石蔵コワーキングロビー NESTo(ネスト)』では、オープンに向けて、プロジェクトメンバー一丸となり最終準備の真っ最中です。
オープンの日程は、5月10日(月)を予定しております(※)。いよいよ、皆さんにも実際に生まれ変わった石蔵をご覧いただけると思うと、楽しみです!
今回は、今まで中々お知らせできていなかった工事過程の様子を中心に、情報をシェアしたいと思います。築100年あまり、かつ関東最大級の蔵ともなると、耐震補強もかなり大掛かりでした。小さな扉から入るサイズの機械や材料のみで作業する職人さんの技など、オープン後も来場者に伝えていきたいです。
また、『NESTo』は、薪としての利用以外にも、家具や玄関アプローチに小川町の木材を使用しており、そのために樹齢100年にもなる杉の大木を切りに行った際の写真も載せました。
それでは、どうぞ!
※5月10日(月)オープン後、7月30日(金)までの期間限定で、コワーキング利用を無料で体験していただけるようなキャンペーンを実施する予定です。つきましては、一部の支援者の皆さんのチケットの有効期限も調整してお送りいたしますので、ご了承ください。
①床工事
これから重たい鉄骨を立てていくので、床下に細かい鉄筋を入れて強度を上げます。床を剥がしたら、基礎にも壁面と同じ大谷石が使われていました。
鉄骨の一番下の部材を立てて、コンクリートを打設しました。
②耐震補強
今まで木の柱や梁で支えられていた石蔵ですが、その柱や梁を一箇所ずつ外しながら大きな鉄骨を組んでいきます。
この石蔵は、以前の記事をご覧いただいたらよくわかると思いますが、入り口のサイズは人一人通れるくらいです。ここを通れるクレーンや材料しか使うことができないので、かなり難易度が高く、危険を伴う工事でした。
③アプローチ
入り口まで続く外の通路は、まちやどの記事でご紹介した「KIWI architects」の3人が引き受けてくれました。
小川町内のクラフトスペース「ZAIMOKU TERRACE」にて、小川町産の木を使用して、制作をしている様子です。
④床塗りワークショップ
イベントとしてメンバー以外の方にもお手伝いいただいた床塗り大作戦!90cm角の板を枚数216枚、2度塗りしました。ご参加いただいた方、本当にありがとうございます。
こちらがフロアの表面にきます。そして、実際に石蔵では、薪ストーブ床暖房のパネルがこの下に設置されています。
(床暖房機能付きの薪ストーブはこちらの「AURORA AQUA」を導入します)
⑤樹齢100年の杉で家具づくり
石蔵とほぼ同級生のこちらの杉の木。伐採して、ワークスペースのテーブルや小物などに使用されます。枝の方まで、余すことなく活用できたらと思います。
いかがでしたでしょうか? 皆さんの多大なる応援のおかげで、こうして思い描いていた空間をつくらせていただけています。改めて皆さんに感謝申し上げます。また、企画や設計、高度な工事をお受けいただいている関係者の方々、ありがとうございます。
リターンの準備も進んでおります。チケット関係は4月中、お酒や野菜、お米などは6月初旬にお届けできる予定ですので、もう少々お待ちくださいませ。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!