2021/06/18 08:00
「なぜ人びとは朱鞠内に集うのか?」
私は、2001年朱鞠内でのワークショップから数回参加した後は、しばらく参加できていなかった。
数年前、笹の墓標展示館の倒壊の危機、再建の動きがあることを、たまたまつけたテレビで観て知り、そこからまた朱鞠内に通うことになる。今度は、夫や子どもたちと一緒に。
ワークショップに集まる人たちは、国籍、民族、宗教、価値観など全て違う。まさに異文化交流の場で、ぶつかる事も多々ある。それでもみんな、夜にはお酒を交わしながら、肩を組んで歌ったり踊ったり、泣いたり笑ったりしてきた。
それは「平和な未来を築きたい」という同じ想いを持っているから。そんな人たちが出会い、集結する、熱い場所。
生命を大切にされなかった人たちがいたことに想いを馳せ、1人ひとりの生命を大切にする社会にしたいと改めて想える場所。
だからこそ、また朱鞠内で集いたい。
紋別市民
川口(旧姓毛利)とも子