2021/07/14 08:00
北海道、旭川の北部に位置する幌加内町朱鞠内。日本各地から、韓国、台湾、その他世界の各地から、新千歳空港から車で3時間以上かけ、大自然に囲まれ人里離れたこの地に人々はなぜ集うのか。それは、ここに東アジアの人々の歴史(過去)、今を生きる私たち(現在)、歴史を繋ぐ空間とそれを守り創造する人々(未来)の姿があるからだと思います。
雪おろしや東アジア共同ワークショップに参加する中で感じたのは、ここに集う人々は、人種も国籍も年齢も性別も関係なく、一人の人間として日本と東アジアの歴史に耳を傾け、考え、行動しているということです。そして、多くの人と出会い、交流する機会を与えてくれました。その象徴でもあり、未来への入り口となる「笹の墓標展示館」の再建にみなさんのお力を貸していただきたい。そして、みなさんも一緒に未来へのバトンを繋いでいただければと思います。
東京都 会社員
李和美