画像は当農園にあるアマミノクロウサギの巣穴の一つ(敷地内に2つ、となりの耕作放棄地には7・8個あります、そしてすぐ横には主幹道路があります)
一昨日のニュースでは~(引用)~世界自然遺産への登録を目指している鹿児島県の奄美大島と徳之島、それに沖縄県の沖縄本島北部と西表島にある森林などについて、ユネスコの諮問機関は、世界自然遺産に登録することがふさわしいとする勧告をまとめました~
これにより、ことしの世界遺産委員会で世界自然遺産に登録される見通しになりました。
つまりこの夏には徳之島は世界自然遺産の島と言われるでしょう。自らの生まれ育った環境が「素晴らしい価値がある」と認められ、世界の皆様がそれを「保護して・維持して未来につなげてほしい」というメッセージなのだと思うと大変うれしく誇りに感じます。
さて、この世界的に貴重で特徴的な自然環境が出来上がった過程にはいろいろな奇跡があります。 (とてもざっくり説明すると)もともと大陸の一部が地殻変動で切り離され、浮き沈みしつつ今の南西諸島の形になり、そのうち一つの島が徳之島になったわけです。
その間海面の高さは何度も上下しましたが、徳之島など一部の島は奇跡的に水没しませんでした。 なので、森が保たれ、大陸由来の動物などが命をつなぐことができたのです。また、陸続きでなかったこと=離島であったことと、暖流・黒潮の流れが島を包んだことなどで、独特の生態系が発達・維持されたのです。
そんな奇跡の始まり・・・植物(ボタニカル)があったことと島(アイランド)であったことが今の徳之島の全てに繋がっています。その奇跡に感謝と敬意をこめ、「ボタニカルアイランド」という表現をしています。
徳之島の全てがつながり、徳之島の良さが拡がり、宝物がみらいに届くようにチャレンジし続けます。 集落の人・島内のあらゆる人・島外に住む仲間・そして世界の仲間と手を取り合いながらみんなの手でみらいを創っていけたら素晴らしいと思います。
大きく長い夢を見ながら、小さな種を1つずつ蒔く~楽しみながら悩みながら・やっぱり笑って育て上げ~何十年後のみらいの子たちの笑顔につながってほしい。
そんなことを考えるととっても幸せです。