「国産生ハムの伝道師 金子 裕二」
工房:国産生ハムの聖地、秋田県田沢湖高原 「グランビア生ハム工房」
秋田県仙北市田沢湖高原にある、グランビア生ハム工房は、全国の生ハムファンにとって憧れの聖地、と言っても過言ではないでしょう。記念すべき第一回国産生産者サミット・フェスティバルの開催地とさせて頂けたことに感謝致します。
金子氏は、生ハムを多くの人が作れる食材にしたいという想いから毎年生ハム塾を開催し、そのノウハウを余すことなく公開しています。毎年多くの方々が遠方からも訪れており、お弟子さんでプロとして生ハム製造を始められた方も数多くいらっしゃる、文字通り「国産生ハムの伝道師 金子裕二」。彼の作る生ハムは世界でも有名なスペインの生ハム「ハモン・セラーノ」の製法をもとに、30年前より試行錯誤を重ね、日本の気候に合わせて改良した独自の製法を採用して作られています。勿論使用するのは、国産豚と天然塩のみ。
秋田県・田沢湖の山間部にある工房で最低1年以上の長期熟成をし、しっかりとしたコクのあるトラディショナルな味わいと薫りが楽しめます。
「生ハムの自然の力に委ねないと完成しないというところに惹かれ続けている」と金子氏。
現在使用している豚は秋田県産の三元豚ですが、2016年から自社による豚の放牧飼育を始めており、国有林野での豚の放牧もいよいよ実行段階です。今後はまた違った味わいの生ハムに期待が膨らみます。
今回の生ハムは秋田県産の三元豚、2年熟成の予定です。