2017/08/02 12:31
工房:北の大地 北海道帯広市 「(株)十勝生ハム製造研究所」
帯広畜産大学で肉や乳製品の研究を続けてきた三上氏は、1998年スペインはバルセロナで行われた国際食肉科学技術会議に出席。その時に豚肉と塩だけで作り、常温で長期間置いておいても腐らない生ハムを目にし、そんな生ハムが出来るしくみに関し研究者魂に火が付き、それ以来研究を続け、帯広畜産発のベンチャー企業として(株)十勝生ハム製造研究所を設立、退職後骨付き生ハムの製造のために起業、生ハムを研究し作り続けています。
使用する豚肉は、歴史あるイタリアのパルマ産豚と同様、乳清(ホエー)を飲ませて育てた大樹町産ホエー豚(源ファーム)を使用。養豚農家さんとの連携も図られ生ハム用に大きく育ててくれているホエー豚を使用し、最低でも2年間熟成。
生ハムの味は、塩気も丸みを帯びとんがった感じがせず、どちらかというと優しい味わいの生ハムです。
「生ハムが日本の食文化に必要な物ではない。
だからこそ本物の味、本当に美味しいもの、人を幸せにできるものを手間暇かけて作ることが必要である。」と三上氏。