ごあいさつ
初めまして、国産生ハム普及協会の会長を務めさせて頂いております、野崎美江(Nozaki yoshie)です。
「生ハムは食べるけど国産の生ハムなんてあるの~?聞いたことないな~、国産生ハム普及協会?そんな協会あるんだ~」と思われる方がまだまだ多いと思いますが、ここ日本で1977年からスペインの製法を基礎として、国産の豚肉と天然塩のみで長期熟成させた生ハムが作られ続けています。1977年当時はたった一つの工房が本格的な長期熟成の国産生ハムを作っていましたが、今では生産者の数も増えて来ています。
本場にも引けをとらないかもしれない、個性豊かな国産長期熟成生ハムの素晴らしさを普及すべく!活動を致しております。
日本で作られる国産生ハムの魅力
01 : ”発酵の国・日本”で作られる「生ハム」
日本は発酵食品の国と言っても良いくらい、さまざまな発酵食品があります。味噌、醤油をはじめとして発酵食品を口にしない日はないくらい、私たち日本人の食卓は発酵食品の宝庫です。長期熟成の生ハムは発酵食品である、との見解もあります。お肉の発酵は基本的には乳酸菌発酵ですが生産者によっては醤油、清酒と同じく”酵素”と”カビ”と”細菌”の働きによって発酵熟成をしてあの独特な風味と味を醸し出す、とも?!
国産生ハム作りに日本酒や味噌の麹なども使用され始めており、その土地ならではの生ハムが生まれ始めています。国産生ハムはワインには勿論、日本酒にも合うものも数多くあります。
02 : 日本の豊かな気候風土で生まれる「生ハム」
皆さんもご存じの通り、日本は豊かな自然に恵まれた肥沃な国です。南は九州・沖縄から北は北海道までさまざまな気候風土が楽しめる数少ない土地柄の国の一つだと思います。そんな気候風土の豊かさは生ハムを作る上で欠かせないアイテムの一つとも言えます。ワインでいうところのテロワールです。日本独特のテロワールにより、日本独特の生ハムが生まれています。
また地方色豊かな土地で育てられ、その土地ならではの餌を食べた豚肉で作られる国産生ハムは、豚によって全く違う味の生ハムに仕上がります。
03 : 日本人だから出来る「生ハム」
国産生ハムの生産者の方々は、イタリア、スペイン、フランスなど本場で学ばれた技術を持ち帰られた方、独自の理論を開花させ独学で生産されておられる方、と多岐に渡ります。生産者の方々それぞれに生ハム哲学があり、個性豊かな素晴らしい日本独特の生ハムを生産なさっておられます。日本は西洋に比べると食肉加工の歴史は浅いです。だからこそ自由にそれぞれの生ハム生産者の哲学が貫け、これほど違いのある個性的な素晴らしい生ハムが生まれているのかもしれません。
日本人が古来から食べてきた美味しい食べ物は沢山あります。一方で生まれは日本ではなくても日本の風土に溶け込み発達した美味しい食べ物も沢山あります。チーズ、ワイン、ウイスキー、ビール等々。国産生ハムもその一つとして目覚ましく発展しようとしています。
国産の生ハムを知って頂くには
本場にも引けを取らないかもしれない、個性豊かな国産長期熟成の生ハムが日本で生産されている!という事はまだあまり知られてはいません。一人でも多くの方に知って頂き、味わって頂き、驚いて頂くにはどうしたら良いか・・・
食べて頂くしかない。
ではその場を作ろう!
折角だから国産生ハム生産者の方々を一堂に会し、それぞれの生産者の自慢の生ハムを食べ比べて頂こう!国内唯一の「国産生ハムフェスティバル」を開催しよう!
少々無謀とも思える計画の実行のために、数々の国産生ハム生産者の方の工房にお邪魔させて頂き、話を聞いていただきました。有り難い事に多くの生産者様のご賛同とご協力を得ることが出来、いよいよ実行準備段階に入りました。
今のところ10工房以上の国産生ハム生産者が参加予定です。
国産生ハム生産者サミット開催
国産の豚肉を使用し、長期熟成生ハムを生産している方々はまだ数える位です。第一回「国産生ハムフェスティバル」と合わせて開催予定の「国産生ハム生産者サミット」は生産者が一堂に会し生産者同士の情報交換と親交を深めると共に、国産生ハム生産者はもとより畜産関係者を始め農業関係者をも含めた国産生ハムネットワークの構築、今後の国産生ハムの更なる発展について話し合う予定です。
皆さんが国産生ハムを食べて頂けると
国産生ハムは国産の豚肉を使用します。丁寧に大切に豚を育てていらっしゃる国内養豚業の活性化が見込めます。また地域の飼料を食べた特色のある豚が生産され始めることにより、農業全体の活性化にも繋がる可能性があります。地方色豊かな国産生ハムが地方再生の起爆剤となる可能性もあります。皆さんが国産生ハムを美味しく食べて頂けることによって、日本の農業が変わる!
かもしれません。そして国産生ハム生産者が増え47都道府県で独自の個性あふれる生ハムが作られる、そんな日が訪れる!と信じています。
JR田沢湖駅前より羽後交通のバス(高原温泉・乳頭温泉行)
大橋停留所下車
ご支援いただいた方へのリターンについて
◎\3,000- : お気持ち支援
なんか面白そうなイベントだし、国産生ハム応援してみようかな!?と思っていただけましたら、ご支援をよろしくお願い致します
・感謝のメッセージを送らせて頂きます
◎\3,000- : 国産生ハムフェスティバル通常前売りチケット
・イベントに参加の国産生ハムを全種類つまみぐいして頂けます(現在11種類)+1drink+パン(2切れくらい)
・感謝のメッセージを送らせて頂きます
◎\4,000- : 国産生ハムフェスティバル支援前売りチケット
・イベントに参加の国産生ハムを全種類つまみぐいして頂けます(現在11種類)+1drink+パン(2切れくらい)+お楽しみ
・感謝のメッセージを送らせて頂きます
・イベント当日ご支援頂いた方のお名前を掲示させて頂きます(ご希望の場合のみ)
◎\5,000- :
国産生ハム普及協会による「国産生ハムサポーター会員」登録をさせていただきます
・感謝のメッセージを送らせて頂きます
・国産生ハムサポーター会員の証である会員証をお送り致します(毎年更新)
・他では手に入らない協会オリジナルの生ハムを年1回お送り致します(クール宅急便代込\3,000-相当の商品)
・協会主催のイベントや体験セミナー・コラボイベント等の優先的なご案内と、会員特典もご用意致します
(イベント・セミナー内容による)
・増えつつある国産生ハムネットワークに登録しているレストラン等で会員特典をご用意致します
・イベント当日ご支援頂いた方のお名前を掲示させて頂きます(ご希望の場合のみ)
まだまだ会員様に満足の行くサービスが出来ない状況ですが、サポートしていただけるとありがたいです
今後より充実したサービスがご用意できますよう、頑張ります!!
◎\6,000- :
フェスティバルには行けないけれど、おうちでプチ・フェスティバル
・全国の国産生ハムの中からチョイスした生産者・生産地・豚の種類・製造方法・熟成期間等の全く違う個性あふれる国産生ハムの限定商品「つまみぐい5種類セット」をスライスパックにてお届けします。(クール宅急便代込)
色々なお酒との相性も楽しみながら、おうちでプチ・フェス!!
◎\9,000- : 支援前売りチケット+国産生ハムサポーター会員登録
+
◎\10,000- : 国産生ハムフェスティバル ウォーミングアップセット
+
・支援前売りチケット + 限定商品「つまみぐい5種類セット」
スライスパックでウォーミングアップ、気分を盛り上げてイベント当日は原木から切り立てを!!
◎\14,000- :
国産生ハムフェスティバル ウォーミングアップペアセット
+
・支援前売りチケット2枚 + 限定商品「つみぐい5種類セット」
最後に
今回開催予定の第一回「国産生ハムフェスティバル」は、国産生ハムを知って頂くための初めの一歩です。
毎年場所を変え、開催していきます。皆さんのお力により、国産生ハムの可能性は大きく膨らみます。
国産豚で作る国産生ハムの発展に、応援とご支援をよろしくお願いいたします!!
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
最新の活動報告
もっと見る参加生産者紹介 「日本人の好きな味の熟成生ハム 須田 麻紀夫」
2017/09/03 18:15工房:はもんみなかみ「育風堂精肉店」 生ハム職人須田氏の工房のある群馬県みなかみ市は、ハモンセラーノの主産地の一つであるグラナダとほぼ同じ緯度37度に位置し、昼夜の寒暖差に加え日本百名山のひとつに数えられる谷川岳から、まっすぐにからっ風が吹き下ろす、生ハム作りには絶好の環境です。「国産の原料で伝統ある欧州の昔ながらの製造法で作ったら、もっとおいしい生ハムができるのではないか」との思いから須田氏は生ハムを作り始めました。そこで選ばれた豚肉が、群馬県産の麦を食べて育った銘柄豚「ぐんま麦豚」。「適度なサシが入り、脂がきめ細かく、豚の旨みが強い、味の濃い肉になる」のが選んだ理由。 須田氏曰く「熟成は長いに越したことはないけれど、同時に乾燥していくため塩分濃度が高くなる。」「日本人の味覚に合わせ、日本人好みに食べやすくするには、熟成加減にも気を使っています。天気予報や季節によっても塩分濃度の調整もしています。」と。 日本人好みの味、というと??と思われるかもしれませんが、ところがところが、味も香りもとても濃厚で芳醇、原材料に選んだ群馬麦豚の肉質の影響も大きいのかもしれません。 今回お持ち頂く生ハムは、群馬麦豚12ヶ月熟成の生ハムの予定です。 もっと見る
参加生産者紹介 生ハム作りに情熱を燃やすイタリアンシェフが作る生ハム 森本 慎治
2017/08/28 18:51工房:乾いた涼しい生ハムには最適の環境 清里「パスタと肴MoRimoTo」 イタリアや東京での経験を生かし、2005年山梨県の清里でイタリアンレストラン「パスタと肴MoRimoTo」(ぱすたとつまみもりもと)をオープンさせた森本氏。 かねてから食肉加工品には興味があり、オープン当初からベーコンやロースハムは作っていたのですが、清里の清涼で美しい環境なら自分が目指す原木の生ハムが作れるかも!と思い、独学で作り始めました。 自分なりに研究を重ねているうちに秋田県にある「生ハム工房グランビア」の金子さんと出会い生ハム制作の指導を受けました。 生ハムに使う材料はきめ細かな肉質の山梨県ブランド豚「甲州富士桜ポーク」のみを使用。勿論塩のみで作ってます。 清里の乾いた涼しい環境、そして八ケ岳から吹き下ろす綺麗な風、この自然環境が僕の生ハムを育てています、生ハムの作り手としてはまだまだ駆け出し。イタリアの代表されるプロシュート「パルマハム」をめざしこれからも勉強していきます!と森本氏。 今回お持ち頂く生ハムは、勿論甲州富士桜ポークの18ヶ月熟成です。 もっと見る
参加生産者紹介 「鶴が舞う大地で作る 鶴居熟成生ハム」
2017/08/23 18:37工房:日本で最も美しい村の一つ 北海道阿寒郡鶴居村 「鶴居村食肉加工研究会」 村内の企業経営者ら10名で結成する鶴居村食肉加工研究会(松井廣道代表)は、地場食材を使用した村の新たな特産品づくりを目指し作られた有志団体で、帯広畜産大学三上教授の施設を始め、道内外の生ハム工房や製造施設への視察や研修を重ねて本場・欧州の製造法を学んだ上で、「塩だけで作る自然熟成の国産生ハム」にこだわり、村内で唯一の養豚場にてサツマイモを食べさせながら育てられたブランド豚「鶴の郷 三恵豚」を原料にした骨付き熟成生ハムが作れないかと2015年11月より製造を開始しました。 まだまだ経験の浅い始めたばかりの小さな団体ですが、今回日本初となるこのような一大イベントへの参加は大変光栄で、多くの生産者や来場者の皆様から更なる技術向上のノウハウを学ばせて頂きつつ、地域性を生かしたブランド品の確立と国産生ハムの普及に努めていきたいと思っています。 特別天然記念物であるタンチョウと共に暮らす鶴居村。隣接する国内最大面積の釧路湿原から昇る朝日は霧に包まれた幻想的な風景です。冬になると-30℃になることもある極寒の大地で、北海道でも有数の酪農郷として有名。乳質日本一になるほど高品質と評価の高い生乳を生かしたナチュラルチーズはコンテストでも最高賞を受賞するなど実績があります。現在、鶴居村では醸造用ブドウ栽培も4年目を迎え鶴居産ワインとして蔵出しも間近。まさに発酵に適した冷涼な気候風土の道東の大地から、土地の香りを生かした特長のある産品を作り、地域の食の魅力を発信していきたいです。 まだ三恵豚生ハムは熟成状態が早めなので、今回は食べ頃である大樹町産ホエー豚(源ファーム)を使用した熟成生ハム(22ヶ月)をお持ちします。また、少しですが村のチーズも一緒に食味頂ければと思います。 もっと見る
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