こんにちは、武井です。
さて、前回に続き少し「育て方」のお話を。
これもCOLLEGEを含めてKINGSTONE各事業ではよくお話しする内容です、子供達は耳にしたことがあるはず。
あくまで個人的な感じ方ですが、皆様の感覚とも照らし合わせてみて頂ければ。
我々プレイヤーにとって、練習やゲームの中では様々な成功や失敗が存在します。
スポーツですので勝つためにプレイする前提の上に行うのですが、そこに至るまでには多くの試行錯誤が必要となってきます。
上手くなるには練習、勝つためにも練習、勿論その通り。
ただKINGSTONEではその中での成功と失敗を、「果実」と「種」として説明しています。
果実は勿論すぐに食べられますし、きっと美味しいでしょう。
逆に種はそれだけでは食べられませんし、一見価値が無いように思えてしまいます。
ただここで考えて欲しいのは、
「どちらがより多くの収穫を手にし得るのか?」
という点です。
美味しい果実は食べてしまえばそれでおしまい、次の果実が必要になってきます。
ですが種の場合は、それを時間と手間を掛けてしっかり成長させることで、後々より多くの果実を手に入れることが出来ます。
バスケットボールにおいても全く同じで、特に個人の成長を考えるのであれば果実のみの収穫ではなく、その日に手に入った種をどう扱うのか。
大きな種や小さな種、見たこともない種など沢山あるかもしれませんが、それらをどう育てていき、文字通り実を結ぶまでに行き着くのか。
育成年代にアプローチする上では、この点を非常に大事にしています。
技術面一つとってもそうですし、プレイヤーとして、または人間としても多くの場合「種」から始まることが殆どです。
多くの情報がありふれている時代だからこそ、大人も子供もすぐに完成品である「果実」にばかり目が行きがちですが、それではいつか収穫しづらくなった時に、自立する術を磨くことは出来ません。
「種」は可能性の始まりであり、必要となる時間やプロセスに対するチャレンジでもあります。
ここにしっかり向き合える感覚を、バスケットボールに携わる時間を通してそれぞれ感じてもらえればと考えています。
種を育てるためにはしっかりとした土壌が必要ですので、我々大人や地域がしっかりと支えていけるように。
養分や水分が必要であれば、それぞれ必要な考え方やドリル、プログラムで対応出来るように。
日光はすなわち情熱です、この熱が強過ぎず低過ぎず、種の成長に必要な塩梅を保ち続けられるように。
KINGSTONEではこのように考え、全てのプレイヤーの成長をサポートしています。
少し長くなりましたが今日はこの辺で、また更新致します!
武井