Q.この本について、一言で言うと? マイナスから始まる人生とは、なんて未来があるんだ。そう思っていただける一冊になれば。Q.ストーリーの紹介をおねがいします この物語は、ある女性が離婚をしたところから始まります。なんと5人もの子供を抱えながら。お金もない。仕事もない。いわば人生のどん底。ふつうの人なら、絶望の淵をフラフラとさまようところでしょう。しかし、物語の主人公の女性は、そうではなかったのです。絶望じゃなくて希望。後悔じゃなくて愉快。超ポジティブ、という言葉でもくくれない。では、なぜにそんなふうに、生きられるのか。悪いふうに思ってはいけない。いいように考えなさい。そんな、自己啓発本みたいなことは、ひとこともいいません。しかし、ただただ、毎日が楽しくて仕方がない、というのです。………なぜ?初めてのインタビューから、約半年。その間、数回にわたってお話をお聞きしました。話を聞けば聞くほど、マサダヒサコさんという迷宮に迷い込む。人生の達人とは、やはりふつうのスケールでは測れないものです。しかし、その波瀾万丈な人生の一端でも、この本でご紹介できれば、と思っています。「大変じゃない人生なんて、人生じゃない。ようは、そのことを面白がれるかどうか」。いま僕は、その言葉を心の中で反芻しています。この本の締め切りを、目の前にしながら。▼よろしければ、シェアを宜しくお願いします。
「クラファン限定・無添加黒豚生餃子」をつくるにあたって、生産者の月ノ灯牧場に伺い、養豚への思いを聞いてきました。月ノ灯牧場は、鹿児島県姶良市の山間部にひっそりと佇む小さな牧場です。代表を務める有村さんは、夫婦二人で、自分たちの手の届く規模で牧場を経営しようと取り組んでいます。今回お話を伺う中で、ビッグファイブの“頑張るお母さんを応援する”という思いに共通するものを感じました。クラウドファンディングで有村さんの豚肉を使わせて頂くその意味を、このインタビューから感じ取って頂ければ有り難いです。……ビッグファイブ 川原:月ノ灯牧場ではどのような肥育をされていますか?月ノ灯牧場 有村さん:月ノ灯牧場では、子豚に抗生物質を使用しなかったり、キバを切らなかったり、自然体の肥育に努めています。私は以前大きな養豚場に勤めていたのですが、肥育方法に疑問を感じていました。川原:それはどのような肥育方法だったのですか?有村さん:通常、母豚はストールと呼ばれる柵に入れて、一歩も身動きが取れない状態で肥育します。これは、産まれた子豚を動いた母豚で圧死させてしまう事故を防ぐ、効率重視の生産方法です。最初に見たときに大変ショックを受けました。自分が牧場を経営する時にはフリーストール(柵に入れずに自由に動ける)にしてあげたいと思い、まわりからは反対されましたが、一昨年前から実行に移しました。川原:結果はどうでしたか?有村さん:言われていた事故はなく、母豚が自由に動き、好きな時に母乳をあげて活き活きと育っています。試してみた結果、全く問題ないと確信しました!現在は、ストレスを極限まで減らす環境を考え、取り組んでいます。豚の鳴き声が殆どしないでしょ? 川原:確かに!お母さん豚がゆったりとしていますね。有村さん:居住スペースはお母さん豚と子豚に十分な空間になるようにしています。暖かくなると外に出て放牧もさせているんですよ。活発に子豚が動くから、ジャンプ力が凄いんです!通常の低い囲いは飛び越えてしまいます。川原:自然体で育てることが、とても良いのですね!有村さん:はい。実は豚も巣作りをするんですよ。放牧場で、周りの小枝や草をくわえて巣を作り始めた時は驚きました。実際、そこで生まれたこともあります。広いところでストレスなく育てることで、自然と病気が少ないんです。……今回の話を伺い、アニマルウェルフェア後進国といわれてしまう日本の状況を再確認しました。1960年代のイギリスでは、工業的な畜産のあり方を批判し、委員会が立ち上がりました。「すべての家畜に、立つ、寝る、向きを変える、身繕いする、手足を伸ばす自由を」という基準を提唱し、家畜の劣悪な飼育環境を改善させ、ウェルフェア(満たされて生きる状態)を確立するために、次の「5つの自由」が定められました。1.空腹と渇きからの自由2.不快からの自由3.痛みや傷、病気からの自由4.正常な行動を発現する自由5.恐怖や苦悩からの自由この飼育方法は欧米を中心に、今、世界中に広がっています。すべての生き物にとって「当たり前」のこと。この「当たり前」の飼育環境が、もっと日本で認知され、広まっていくことの大切さを、月ノ灯牧場さんの取り組みを見て実感しました。“忙しいお母さんを応援する“という思いで餃子を作るビッグファイブは、いい食材を選ぶことをとても大切にしています。美味しい餃子を食卓に届けたいという想いがあるからこそ、命をいただく生き物のことを考え日々努力されている月ノ灯牧場さんのような取り組みを応援し、感謝しないといけないと思いました。今回のクラウドファンディングのリターンには、有村さんの豚肉を使った黒豚餃子が限定登場します。無添加で美味しく仕上げ、家族皆で安心して召し上がって頂きたいと思います。長文、お読み頂きまして有り難うございました。▼よろしければ、フォロー・拡散お願いします。
突然ですが、ぎょうざのビッグファイブは『生餃子』専門メーカーです。「餃子」専門ではなく、【生】餃子専門です。同じように見えますが、私たちは この1文字の違いで、全く“別”の食品であると思っています。餃子を購入する時、スーパーで買われる方も多いのではないでしょうか?日配品とよばれる、冷蔵が必要で日持ちがしない食品(豆腐・納豆・漬物・麺類・佃煮・練製品 等)によく置いてある餃子。このほとんどが、“チルド”餃子と呼ばれ、工場で蒸して出荷されています。蒸すことで日持ちが格段に伸び、物流・小売での取扱いがしやすくなります。ご自宅でも、少しの水ですぐに焼き上がります。いま人気の“水なし・油無し”で焼ける冷凍餃子も工場で蒸して、特殊な加工がしてあります。ぎょうざのビッグファイブは『生餃子』専門メーカーです。これは、工場で蒸さずに生のまま出荷しているという意味です。そして、大事な思いが『生餃子』である意味に隠されています。1. 未加熱だからこそ表現できる美味しさご家庭で作りたての生餃子に近い味でご提供するために、加熱しない事を約束にしています。そこには、社長の政田久子の≪鮮度=美味しさ≫という理念があります。はじめは、鮮度を重視することが、味の追求につながると思っていました。しかし、母には「とにかく新鮮な食材を、家族には食べてもらいたい」という考えがありました。もちろん、新鮮な食材だからこそ味わえる、食感・風味・ジューシーさ、全てが生餃子によって活かされていきます。野菜とお肉がバランス良く包まれる餃子ですが、その本には大切な思いが詰め込まれています。2. 地元・鹿児島の食材で製造できる幸せ鹿児島・南九州は素材の宝庫です。冬から初夏にかけてのキャベツの生産拠点であり、畜産王国。魚介類も農畜産素材もたくさんあります。また、市場で取扱われていない規格外の新鮮素材も豊富にあります。私たちは、これらの素材を余すことなく、美味しい餃子にするプロフェッショナルでありたいと努力しています。だから、餃子しか製造していません。専門性を追求する為に、餃子以外は作らない事が品質の維持向上の為の約束事です。3. 皮まで一貫して自社製造する生餃子でよくお客様から頂くのが、「皮が美味しい」という声です。蒸さずに生のまま、召し上がる直前に加熱することで、皮の良さを最大限に表現できるからです。ただ具を包むのではなく、具の良さを引き立たせる具と皮のバランスを考えています。だから、小麦粉や混ぜ方、皮の厚さまで0.01㎜単位で調整。皮まで自社で一貫して作らないと≪鮮度=美味しさ≫を表現できないと考えています。皮まで製造し餃子づくりに徹する事で、品質をしっかりお約束します。≪鮮度=美味しさ≫これは、ただの母の口癖ですが、それを守る為に私たちの中で約束事をつくっています。そして、召し上がったお客様へ喜んでもらう事を約束できる様、更に餃子づくりに励んで参ります。最後までお読みいただき、有難うございました。▼宜しければ、シェアをお願いします。
▲創業後、工場として歩み出した活気ある頃[一番左が母(久子)]クラウドファンディングをスタートさせて1週間。多くの方のご支援と温かい声に励まされています。ありがとうございます!さて、テレビや雑誌など、あらゆるメディアで特集され、餃子人気が高まる昨今。ご家庭でも、子どもから大人まで大好きな定番メニューとして、食卓での地位も固まってきたのではないでしょうか。巷には様々な餃子が並び、味だけでなく、焼き餃子に水餃子、揚げ餃子、楽しいアレンジレシピなど、餃子のバリエーション豊かな食べ方も注目を集めています。私たち「ぎょうざのビッグファイブ」は、家庭の食卓での餃子人気が高まるとともに成長してきました。「鹿児島の食卓を餃子で応援する!」大それたことかもしれませんが、この思いに本気で向き合い、毎日真剣に餃子作りに励んでいます。この餃子屋らしからぬ社名【ビッグファイブ】の誕生には、知られざる物語があります。創業30年の節目に、創業者・政田久子の餃子ストーリーを紐解いてみよう、とスタートしたこの書籍化プロジェクトですが、今回ご紹介するのは、この本では語られない、ずっとずっと前のお話です。…ときは昭和20年4月8日。終戦をむかえる4か月余り前のこと。鹿児島も大空襲を受け、多くの方が亡くなりました。私の曽祖母・川原タマヨも、その犠牲になった一人です。当時、鹿児島市武町で精肉店を営んでいましたが、となりまちの唐湊に出かけていたところ、そこで空襲に遭い命を落としたと聞いています。タマヨは夫をはやくに亡くし、女手ひとりで5人の子供を育てていました。それはそれは、大変苦労がありました。そんな中、佐賀出身のタマヨには同郷のよしみで親しくしていた、1人の女性がいました。重い病を患っていた彼女は、自分の旦那さんの後添えをタマヨに頼み、亡くなってしまいました。5人の子供を抱え大変な暮らしを続けるタマヨと、自分の旦那さんの事を想う、心優しい彼女からの最期の願いを受け、タマヨはその男性との再婚を決意。この時、タマヨには強い信念がありました。『子どもを育てるために再婚するんだ。子どもたちの苗字は、川原のまま変えない』肉屋を営む男性と再婚したタマヨは、5人の子どもを育てながら夫とともに懸命に働き、店は大繁盛。しかし、そんな幸せな日々の全てを大空襲が変えてしまいました。残された5人の兄妹は大変仲が良く、助け合って生活しました。末弟を大学に進学させようと、兄達は肉屋を盛り立て、資金を作りました。世の中も高度経済成長の真っただ中、活気溢れる時代でした。この兄弟の次男が、私の父方の祖父・川原嘉郎です。4年前に他界しましたが、残してくれた精肉店『肉のカワハラ』は、今も鹿児島市武町で商いを続けています。嘉郎は肉屋一筋で、さまざまな加工品も作っていました。良質なお肉を使い、ホクホクのジャガイモを混ぜた、揚げたてコロッケは絶品で、幼かった私はホイルにくるんで何個もかぶりついたことを覚えています。父と母が離婚し、私たち5人の子どもは母と暮らすこととなりました。苦労している母を、祖父の嘉郎は自分の肉屋で雇い、私たちの暮らしを支えてくれたのでした。そこで生まれたのが、母・政田久子の餃子です。…ビッグファイブの社名は、5人の子ども達とお店が大きく育つようにという思いが込められています。何の因果か、70年以上の時を越え、女手ひとつで5人の子どもを育てあげ、力強く生き抜いた2人の女性の精神が繋がっているように感じて仕方ありません。ぎょうざのビッグファイブは、忙しい女性を応援するために、餃子をひとつひとつ大切に作ってお届けしています。私自身も会社の誕生に秘められたストーリーを知り、あらためて食卓を支える餃子屋でありたいと、強く思いました。今回のプロジェクトを通し、皆さんにそんな思いをお伝えできればと考えております。ご支援頂いた方々のご恩に応えられるよう、達成に向けて頑張って参ります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!▼宜しければ、活動のシェアをお願いします。






