緊急避妊薬・・・聞いたことはあってもどんな薬かご存じの方は少ないのではないでしょうか?
そこで、今回の記事ではそもそも緊急避妊薬ってどんな薬?という疑問に答えていきたいと思います。
ー緊急避妊薬とアフターピルとモーニングアフターピルはどう違うの?
同じものです。
ー緊急避妊薬と低用量ピルは違うの?
緊急避妊薬は、「性行為後72時間に飲む」避妊薬です。低用量ピルは、毎日決まった時間に飲む避妊薬です。緊急避妊薬は、避妊目的で飲む薬なのに対して、低容量ピルは生理不順やPMSの治療などにも使用されています。
ー緊急避妊薬ってどういう仕組みで避妊できるの?
一般的に精子の寿命は平均2~3日で、緊急避妊薬は服用後平均5日間程度排卵をストップさせる作用があり、精子が子宮に留まっている間排卵を抑制することで受精を妨げる効果が期待できます。既に排卵してしまっている場合や、排卵の抑制が間に合わない場合は妊娠の可能性が大きくなります。
また緊急避妊薬は排卵の抑制と同時に子宮内膜を薄くし、受精卵が着床しにくい環境を作る作用も持ち合わせてて、2段構えの避妊作用を持つからこそ、約8割という高い効果が期待できます。
このように緊急避妊薬は妊娠の不安のある性行為後、早い段階で服用することにより、高い確率で予期しない妊娠を防ぐことのできる薬になっています。