こんにちは。一般社団法人Foraです。さて、先週、無事に全教材が完成いたしました!皆さまの応援のおかげで、3教材とも納得いく教材に仕上がりました。私たちのこれまでの活動を、このような形でまとめることができたことを、心から嬉しく感じています。本プロジェクトは、本教材の発送、また勉強会をもって終了とさせていただきます。リターンで教材を選んでいただいた皆さま、お手元に教材が届くまでもう少々お待ちください。改めて、本プロジェクトを応援いただいた全ての皆さま、ありがとうございました。いつも応援してくださっている皆さまのおかげで、達成することができました。今後とも一般社団法人Foraをよろしくお願いします!一般社団法人Fora一同
教科書 の付いた活動報告
こんにちは!ファシリテーション事業部の工藤です。今日は、一般社団法人Foraをご支援いただいている方からの応援メッセージをご紹介します。たくさんの方に支えられ、今のForaがあります。みなさま、いつもありがとうございます。初回は、Foraの監事をしてくださっている朝倉さんからのメッセージです。----------------------------■自己紹介をお願いします。Foraで設立当初から監事を務めている朝倉です。私は普段、ベンチャー企業のIPOやM&Aに関わらせて頂いており、一般企業の経営経験、監査法人における監査経験からForaの活動を多角的に確認させて頂いています。■Foraと関わったきっかけを教えてください。Foraとの出会いは、一般社団法人全国学生連携機構(JASCA)で私が設立の支援を行い、合わせて監事を務めた中で、Fora代表の藤村さんもまたJASCAでご活躍されていたことで出会ったのがきっかけでした。JASCAメンバーは皆さんとても優秀であるとともに、一人ひとりが熱い想いをもって活動をしており、私自身とても刺激を受けていたので、藤村さんからFora設立の話を伺い、こちらも素晴らしい仲間が揃っているのだろうなということで手伝わせて頂きました。■ いま、Foraとどんな関わりを持っているのかを教えてください。監事という役柄は、会社でいうと監査役ということになります。組織運営を直接行う理事やメンバーの方々とは異なり、その運営が適法か、経営合理性などの妥当性があるか、という観点から確認をさせて頂き、適時アドバイスをしながら最終的に年度決算において総合的な意見を述べるというものです。■ Foraのどんなところに将来性を感じますか。事務運営のブラッシュアップはさることながら、高校生向けのコンテンツの拡充や運営改善を着実に進めてきているので、これからも高校生の皆さんに良い機会を提供できるのではという期待を持っています。Foraの運営や未来の目標に向けたチャレンジとしては、より多くの高校生に届けるための仕組みづくりと、盤石な資金計画と考えます。Foraの名は「forum」のとおり場づくりであるので、対面型の一体感を得ることはとても価値があると考えます。■ 今後乗り越えてほしい課題を教えてください。一方で、毎年100万人の新入生が増える中、全員に届けるのであれば根本的な発想を変え、オンラインメニューの拡充も検討しないとならないのではとも思います。もちろん選ばれないと意味がないため、皆さんに価値あるコンテンツと感じて頂けるような日々の研鑽は前提です。インターネットとデバイスの発達により全国にサービスを届けられる環境が整ってきた今、画面の向こうの高校生の体験価値を上げられるように試行錯誤を繰り返しながらサービス向上に努めます。■最後に支援者へのメッセージをお願いします!そして、やはり組織運営には、多くの方の想いと合わせて資金が必要です。価値を生み出し続けるだけでなく、より多くの高校生に届けるためには加速度をつける必要があり、活動の源泉であり先行する資金をもってチャレンジすることができます。我々の想いに共感頂けましたら幸いです。宜しくお願い致します。----------------------------朝倉さん、ありがとうございました!
こんにちは。一般社団法人Fora ファシリテーション事業部の工藤です。教材を実際に作成しているメンバーにインタビュー、今日は第3弾!最終回です。「ファシリテーション教材」についてを浦田さんに聞きました。ぜひご覧ください!■自己紹介をお願いします。浦田雅也です。主にワークショップ開発を担当しています。また、塾での講師経験を生かして、指導の視点から、より伝わりやすくするために何ができるかを考えています。また、生徒が自分自身で動くための補助となることにフォーカスして活動しています。■教材作成の中でも、特に関わっている部分を教えてください。ファシリテーション教材作成を担当しています。特に、いかに現場の視点を組み込んで教材にするかを考えています。プレゼンテーションとファシリテーションの違いを明確にする議論では、自分が塾講師を務めるなかで、無意識のうちにファシリテーションを行なっていることに気づき、単に「教える」ことはプレゼンテーションでなく、「伝える」ためのファシリテーションが必要だということを改めて感じました。このように、ファシリテーションというふわっとしたスキルの言語化を、現場と結びつけながら行っています。■教材の特徴やおすすめポイントはありますか?3冊ある中で、色んな現場で使えるため、読んでもらいやすい教材なのかなと思います。人とコミュニケーションをとる現場は数多くあります。その際に自分がどう表現するのかを考え、自分自身を生かして人とコミュニケーションを取る方法を残していきたいです。自分を好きになれる教材を作りたいと思っています。■教材が世の中にどんな意味を与えると思いますか?僕は「何かができるから良い」でなく、ありのままの自分を好きになれるような世の中になることが理想で、この教材は自分を肯定する一つのツールになると思います。そんな世の中にするためにも、自分を好きになれる教材を作りたいです。■最後に一言!「やらされている感」をゼロにすることも目標の一つです。楽しいなと思えることが、何かを始める一歩になります。この教材を通して、「楽しい」と思える瞬間や、自分のことを肯定できる感覚を届けられたらいいなと思います。応援よろしくお願いします!--------------------------浦田さん、ありがとうございました!これからも応援よろしくお願いいたします。
こんにちは。一般社団法人Fora ファシリテーション事業部の工藤です。教材を実際に作成しているメンバーにインタビュー、今日は第2弾!「キャリア教育教材」についてを代表、藤村さんに聞きました。ぜひご覧ください!■自己紹介をお願いします。 一般社団法人Foraの代表を務めています。普段は経営全般に関わりつつ、主にコンテンツ作成の方向性などを決めることも行なっています。特に、高校生が学問に触れるきっかけとしてのキャリアゼミを実施していますが、その後、いかに深く学問を知り、進路選択に繋げていくかは、長年の課題でした。そこでキャリア教育教材については、僕自身も議論にかなり深く関わって進めている部分でもあり、今回、書かせていただきました。■教材について教えてください。 教材全体として目指しているのは、「目的意識を持って大学の学部選びを行うこと」です。大学4年間を充実したものとするために大切なのは、自分自身が問いや問題意識を持ち、大学を活用する姿勢を持って入学することです。しかし、受験勉強での成績を上げることが優先されたり、総合型選抜を目指す生徒もなんとなく学部を理解しているような状態が少なくありません。 この教材の問題意識としては、いかに自分自身の問いを大事にした上で、自分の問いが学問で言えば、どの領域でどのような議論されているのかを理解でき、自分自身の関心を深めたり広げることができるようなキャリア教育の教材作成を行うかを目指しています。 ■教材の特徴やおすすめポイントはありますか? 自分自身の問いに根差しながら、学問分野と出会うことを目指しています。学問を理解すると言っても、体系的に順序だって教えても窮屈な印象となります。むしろ、学問は知識であるとの誤った考えを持たれるようになると弊害にさえなり得ます。そうではなく問いを深める上で「学問的なものの見方」がいかに重要かを理解したり、様々な見方から捉えれれること(多角的な視点)を理解することが自分自身の問いの解像度を高める上で重要だと理解したり、自分自身の問いが実際にどんな学問領域で議論されているのかを理解できるようなコンテンツを作ろうと努めています。■教材が世の中にどんな意味を与えると思いますか? 世の中が、というと大袈裟ですが、Foraでは生涯学習の時代に「学び続ける意欲と能力」を育むことが大切だと言っており、その中で高校卒業時に「なにを、なぜ、どこに学びに行くのか」を決めることがゴールになると思っています。その意味でこの教材を通して目指すのは、探究学習をキャリア/進路選択に繋げていくことであり、自らの関心や意欲を発展できる大学生活を過ごすことに繋がり、その後の就職等のキャリアにも繋がると思います。■最後に一言! 探究学習でもそうですが、勉強観を変えてもらえることに繋がればと思っています。勉強することや学習をすることは、単にキャリアアップなどに「役立つ」だけではなく、自分のものの見方や考え方を豊かにして、人生が豊かになるのだなと感じてもらえると良いと思っています。そのような学習観の転換が、自然と学びを促しますし、変化にも対応できる社会に繋がるのだと思います。--------------------------藤村さん、ありがとうございました!次回は「ファシリテーション教材」についてお届けします!
こんにちは。一般社団法人Fora ファシリテーション事業部の工藤です。教材を実際に作成しているメンバーにインタビューをしました。今日は第一弾、「探究学習教材」について。ぜひご覧ください!--------------------------■自己紹介をお願いします。澤海渡といいます。基本的に、Foraで実施している探究学習のコンテンツのディレクション、制作、教員研修の導入などを全般的に担当しています。最近は学校教員向けのYoutubeチャンネル作成などにも関わっています。Foraの探究学習の制作から発信までを担当させてもらっています。■教材について教えてください。単に、探究学習で言われている方法論をまとめているわけではなく、Fora独自の理論も開発してまとめています。特に問いづくりには、力を入れています。というのも、世の中の探究学習は、問いを持った上での方法論が中心なのですが、自分自身の問いをどう作ればよいのかについては書いていません。だからこそ、ワークシート化したりプログラム化したり、教材化をして、自分自身で問いづくりを進めている教材開発で関わっています。問いにこだわったというだけあって、問いを作りに1年間かけて作りこむのはポイントです。世の中の探究学習の問いづくりは1ヵ月で終わったりします。ですが、その期間だけで自分が知りたいことや問いを考えるのは難しいので、1年間かけてしっかりと向き合い、やり方、経験則を学び、素養や土台を身に着け盤石なものになるような教材作成を行っています。■教材の特徴やおすすめポイントはありますか?世の中の教材は、検索方法こそ書いていますが、どれをどのタイミングでどのように活用したらよいかが見えてこないものが少なくありません。言い換えれば、カスタマージャーニーにあたるような、ラーニングジャーニーが描けていないと思います。そのため、それぞれの生徒がどんなプロセスで探究を深めていき、どのタイミングでなにをインプットしたらよいのかを段階的に緻密に設計しようとしています。例えば、一言で情報収集の方法だと言っても、テーマを決めるための検索方法や検証方法での調べ方などは異なります。そこに、論文の探し方やキーワードの出し方、そこも含めた理解を伝えていきたいです。これらがないと、使える教材とは言えないので、生徒から見てちゃんと使える教材を作りたいと考えています。そして、教材を読み込まないと理解できないようなものではなく、教材やワークシート単体を進めていくことで、自分の問いづくりが行えるように設計しています。もちろん、教材を読み込み、体得していく学び方も1つの考え方ではありますが、教材やワークシートなどを使うことで、自分の問いが生成できることを目指しています。大事なのは探究方法それ自体ではなくて、自分の問いを持ち、それを探究できることでもあるので、探究方法自体で躓くことは避けるように努めています。■教材が世の中にどんな意味を与えると思いますか?僕の価値観でもありますが、探究学習は世の中に対しての問題提起をするための方法論を学んでいるのだと思います。周りが言う常識や正しさに対して、違和感を持つことがあったとしても「それは常識だろう」という同調圧力もあると思います。いま日本でも、グローバルリーダーとかイノベーターが大事だと言われますが、そのためにも、実は足もとの問題提起をちゃんと行えることが大事だと思います。世の中を変えるとか変わるという際には、一定のハレーションを引き起こす側面があります。それを一人で孤独に頑張れと言われてもなかなか難しいと考えています。そんな環境も周辺になければ方法論も確立していない。このままでは、違和感などの声がかき消されて潰れてしまうこともあるでしょう。私個人としての想いとしては、環境に関わらずとも、教材を通して学習を進めていくことで、自分の感じる違和感などを適切に表現できるようなサポートをしたいと思っています。私の周りにも、そんな探究に取り組んでも仕方がないと思っている人もいますが、探究を通すことでこの世界の見方を自分の軸で見ることができるようになるのだと思います。周りの声だけに耳を傾けるのではなく、本当は自分がなにを大切にして、本当に届けたいものがなんなのかに向き合うことが、自分が自分として生きることに繋がり、そこに探究の意義があるのだと思います。この言葉自体も言葉にして伝えることに意味はありませんが、それを教材を通して実感値として持ってもらえるようにできればと思っています。■最後に一言!僕自身が感じているのは、人が違和感を自由に表現できる社会になればよいと思っています。いわゆるSDGs的なことも言われますが、そのもっと手前に、自分の疑問に思ったこと、親からこういわれたとか、周りの大人などへの違和感などもが実は眠っていたりします。これらの身近な課題はもっとドロドロしていて、日常的ですが、実はそのもののなかにこそ生きづらさなどが生じていたりします。 目に見える社会課題や目立ったものばかりではなく、仮にまだそれが社会的な評価がなくても、目の前の具体的な自分自身の違和感など起点に、自分や社会とのつながりを考え、社会への発展等に視座を広げていくこともまた大切なことだと思っています。--------------------------澤さん、ありがとうございました!次回は「キャリア教育教材」についてお届けします!