こんにちは。一般社団法人Fora ファシリテーション事業部の工藤です。
教材を実際に作成しているメンバーにインタビュー、今日は第2弾!
「キャリア教育教材」についてを代表、藤村さんに聞きました。
ぜひご覧ください!
■自己紹介をお願いします。
一般社団法人Foraの代表を務めています。普段は経営全般に関わりつつ、主にコンテンツ作成の方向性などを決めることも行なっています。
特に、高校生が学問に触れるきっかけとしてのキャリアゼミを実施していますが、その後、いかに深く学問を知り、進路選択に繋げていくかは、長年の課題でした。
そこでキャリア教育教材については、僕自身も議論にかなり深く関わって進めている部分でもあり、今回、書かせていただきました。
■教材について教えてください。
教材全体として目指しているのは、「目的意識を持って大学の学部選びを行うこと」です。大学4年間を充実したものとするために大切なのは、自分自身が問いや問題意識を持ち、大学を活用する姿勢を持って入学することです。しかし、受験勉強での成績を上げることが優先されたり、総合型選抜を目指す生徒もなんとなく学部を理解しているような状態が少なくありません。
この教材の問題意識としては、いかに自分自身の問いを大事にした上で、自分の問いが学問で言えば、どの領域でどのような議論されているのかを理解でき、自分自身の関心を深めたり広げることができるようなキャリア教育の教材作成を行うかを目指しています。
■教材の特徴やおすすめポイントはありますか?
自分自身の問いに根差しながら、学問分野と出会うことを目指しています。学問を理解すると言っても、体系的に順序だって教えても窮屈な印象となります。むしろ、学問は知識であるとの誤った考えを持たれるようになると弊害にさえなり得ます。そうではなく問いを深める上で「学問的なものの見方」がいかに重要かを理解したり、様々な見方から捉えれれること(多角的な視点)を理解することが自分自身の問いの解像度を高める上で重要だと理解したり、自分自身の問いが実際にどんな学問領域で議論されているのかを理解できるようなコンテンツを作ろうと努めています。
■教材が世の中にどんな意味を与えると思いますか?
世の中が、というと大袈裟ですが、Foraでは生涯学習の時代に「学び続ける意欲と能力」を育むことが大切だと言っており、その中で高校卒業時に「なにを、なぜ、どこに学びに行くのか」を決めることがゴールになると思っています。その意味でこの教材を通して目指すのは、探究学習をキャリア/進路選択に繋げていくことであり、自らの関心や意欲を発展できる大学生活を過ごすことに繋がり、その後の就職等のキャリアにも繋がると思います。
■最後に一言!
探究学習でもそうですが、勉強観を変えてもらえることに繋がればと思っています。勉強することや学習をすることは、単にキャリアアップなどに「役立つ」だけではなく、自分のものの見方や考え方を豊かにして、人生が豊かになるのだなと感じてもらえると良いと思っています。そのような学習観の転換が、自然と学びを促しますし、変化にも対応できる社会に繋がるのだと思います。
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藤村さん、ありがとうございました!
次回は「ファシリテーション教材」についてお届けします!