こんにちは!キャリアドベンチャーです。
3回シリーズでお送りする創業秘話、第2回は「人に会うことにこだわる理由」をテーマにお送りいたします。
Q:
キャリアドベンチャーのコアは「学生と社会人を引き合わせること」にあると思いますが、そこにこだわる理由はなんでしょうか?
就活生全体でみると、OB/OG訪問をしない学生の方が数としては多いように思うのですが。
<堀>
人にこだわる理由・・・やっぱり人は、人から影響を受けることで成長すると思うから。
もちろん受け取り側にもよるけれど、本、TV、Youtube・・・いろいろメディがあるなかでも、直接人と会い、人の話を聞き想像を膨らませることに勝る物はない。いろいろな意見は有ると思いますが、私はそう思います。
ただこれが成立するには条件があって、受け取る側の感度が高いか、低いか。それによって得られる量や質は異なると思います。感度が高い人、何かを吸収したいと思ってその相手の対話を楽しむことができる人、もっと簡単にいうと、その人そのものやテーマに対して強い興味をもてるかどうか、好奇心が強いかどうかが、とても大事な要素だと思います。
とはいえ、そうでない人の解決策も、結局は人に関わることに行きついちゃうんですけどね。多くの人と会うことで刺激が積み重なっていくと、どこかで一気に感度があがる。
これは私の個人的な経験、いままで見てきたことから言えることなんですけど。「興味が持てない」から「興味をひかれる」に変わるきっかけも、結局は人間関係なんじゃないでしょうか。
あと、これは私の好みの問題ですが、やっぱり仲間と一緒に、同じ屋根の下で仕事した方が楽しいなぁと思います。人生って楽しんだもの勝ちですし、仕事も楽しんだ方が絶対いいですし、だったら1人でやるよりも仲間とやった方が楽しいじゃないですか。本当は、学校みたいな会社、1階がオフィスで2階が住居みたいな、そんな環境が私は理想です。笑
メンバーには、「そんなの嫌だ、たまらん・・」って言われちゃうかもしれないですけどね。
<水野>
たしかに、そんな職住近接は嫌ですね。笑
「人によって会うことにこだわる理由」ですけど、こだわっているというか、私にとっては呼吸をするのと同じ感覚なんですよね、人に話しを聞きに行くことって。
前提として、公式の情報、文字になっている情報は大事ですよ。企業の公式ホームページとか、新卒採用特設サイトとか、そういうのを見ずにに人に会いに行けということではないです。
そういう情報は、いろんな人の目が入っていて、客観性があって、メッセージ性もある。貴重な情報源です。
人によっては「公式情報なんて建前の塊だ」といって軽視する方もいますが、それは絶対に違うと思います。
でも、誰もが直感で理解しているとおり、それだけでは「本質」は捉えられない。
これも無視できない事実ですよね。
それが自分の人生を左右する選択であるなら尚更。
「メラビアンの法則」じゃないですけど、人間の五感で感じる情報って想像以上にボリュームがある。「百聞は一見に如かず」っていう言葉もそう。
自分が知りたい世界があるのなら、その世界の住人に会いに行くのはマストだと思うんです。便利な時代なんだから、電話でもSNSでも何でも使って。
でもご指摘のとおり、多くの人はやらない。
なんでだろうなと思って調べてみると、そこにはいろんな「負」がありました。
まず「OB/OG訪問」っていう言葉が良くないですよね。同じ大学出身者じゃないと連絡とっちゃいけないように感じるじゃないですか。全然そんなことないのに。
あとは毎年起こっている事件ですね。知らない大人に会いに行くって、それなりにリスクがある。
こういう「負」を取り払って、誰もが自分の夢に向かって自由に人と繋がることができたら、日本という社会そのものが、もっとスピードアップしていくだろうなって思います。
そもそも人類ってそうやって発展してきたわけですし、人との会話、情報の蓄積、そこからより良い社会が出来上がっていくのだと、私は信じています。