この度は、皆様の多大なるご理解とご協力を頂き、誠にありがとうございます。
ご支援頂いた教科書は、8月~9月に現地の小学校へ届ける予定です。
従来はTOFAメンバーが現地を訪れて贈呈を行いますが、コロナの状況次第ではタンザニアでTOFAの現地パートナーを務めるポールから配布をしてもらい、その状況を中継します。
さて、今日は私たちTOFAのこれまでの主な活動についてご紹介します。
今回初めてTOFAの記事を目にした方がいらっしゃいましたら、是非興味を持っていただければ幸いです。
★2017年 タンザニア・セレンゲティ州ニャンブリ村小学校へ初めての支援をスタート
→2019年までの2年間に合計1060冊の教科書と地図帳60冊を寄贈
(この時に贈られた教科書は、算数、英語、地理、歴史、スワヒリ語、理科、社会の7教科)
タンザニアでは、教科書は学校の所有になります。ひとりひとりの子供が教科書を持っている日本とは大きく違うところです。学校では私たちが送った教科書を宝物のように鍵のかかる本箱に保管していて、授業の度に生徒たちがその教科書を見て学ぶのです。
また上の写真を見て頂いてもわかると思いますが、教科書は1テーブルに一冊、それをみんなでみて勉強します。
また日本のように年度ごとに教科書が一冊配られるというようなことはなく、一つの教科書に5年分の内容がかかれています。(教科書の値段が高いのは、そもそも書物が高価ーぜいたく品であるだけでなく、こういう事情もあります。)なので、一冊の教科書を何年も何年も、そしてまた下の年代の子供にも回していくため、限りなく貴重なものとなっています。
★2019年 ニャンブリ村小学校の8教室分の床を整備(土がむき出しで危険だったため)
★2020年 屋根のなかった廃屋を補修し、幼稚園へ整備(この年に幼稚園が義務化された為)
2021年開園されました。
<活動の結果>
子供たちは一生懸命勉強するようになり、2年連続してタンザニアで最高の成績を挙げた結果、国から表彰を受け校舎増設の建築材料を寄贈されるに至りました。
また、我が子が熱心に勉強に打ち込む姿を目の当たりにした保護者たちも教育に対する意識が変わり、校舎の修理や、優秀な教師を誘致するための教師用宿舎の建築に積極的に参加するようになりました。
こうした変化を、周囲の村との軋轢を生むことなくスムーズに起こしていくためには、ある程度スピード感を以て広域に広げていく必要があります。格差を生んでしまうと、いろんな問題が起きてくるからです。
ただ、ここでもただ教科書が一方的に届くような援助をするつもりはありません。
教育の大切さ、自然保護の観点、そして私たちの想いなどをしっかり村や学校の先生たちと語り合い、しっかりわかってもらったうえで、活動を開始します。
そのため、今回のクラウドファンディングはお陰様で100%(最も近くの3校分)に達しましたが、まだ小学校を持たない学校は9校あります。できれば15日までの残りの期間中に、次の小学校に贈る500冊も準備を進められたらと考えています。最終的には、この先9つの小学校へ合計1万冊以上の教科書を届けることを目標としています。
3,000円で6冊の教科書を準備することができます。どうぞ、もしご支援をご検討中の方がいらっしゃいましたら、是非、タンザニアの子どもと地球の未来のためにお力添えのほど宜しくお願い致します。
皆様のシェアやいいね!も応援になります。
残りわずかな期間となりましたが、何卒、宜しくお願い致します。