「 “せともの”というと、僕の生まれた東京(江戸)では、陶磁器すべてのものを指します。仕事柄、日本中を旅していると、〇〇焼はこうだ、という焼物の特徴が頭の中にインプットされていきますが、そのデザイン性以上に、町としての「空気感」が、明らかに特徴づけます。場所や人や、食べ物や自然まで、それらすべてが作り出すものが、産地としての歴史を物語っているようです。瀬戸本業窯は、そんな日本の代表する重要な窯元です」profile神藤秀人(しんどう・ひでと)1980年東京生まれ。2012年より、D&DEPARTMENT PROJECTに参加。2021年現在、47都道府県をデザインの視点でまとめるガイドブック「d design travel」編集長。また、独自にデザインと編集「Junge Design」を主宰。
「御祖父様の民藝館を作りたいという想いを受け継ぎ、歴史ある自身の仕事の尊さに強い使命を感じつつも、理想を現実化する方法に悩み、経済という足かせに苦しむ中、一歩前に踏み出そうとする八代目水野雄介氏の姿は、同じような境遇にいるものとしてとても勇気づけられます。老朽化による建物を見捨てずに、生まれ変わった姿に出来た暁には、きっと多くの方に学びと、喜びと、発見を与える場所となるに違いありません。期待しています!」池田素民(いけだ・もとたみ)1968年生まれ。「株式会社松本民芸家具」常務取締役。「長野県民芸協会」副会長。【企画展のお知らせ】本日、5/28(金)から6/2(水)まで「松本民芸家具」中央ショールームにて、工芸の5月 特別企画「てしごとの会」が開催されます。瀬戸本業窯も参加させていただき今回は「素材」に焦点を当てそれぞれの手仕事をご覧いただけます。※私は愛知県に緊急事態宣言が発令されているため会場には行けませんが無理のない範囲でご覧いただければ幸いです。【土から生まれるもの】瀬戸本業窯の器【糸から生まれるもの】小野真眞佐子さんのノッティング菅原智子さんの織阿部美代子さんの裂織【鉄から生まれるもの】鍛治工房弘光小藤宗相さんの仕事【木から生まれるもの】松本民芸家具の品々
この度は私たちのグラウドファンディング「約250年続く窯元に瀬戸ものづくりと暮らしを伝える『瀬戸民藝館』を開館したい!」にご支援いただき誠にありがとうございます。 5/10より始まり13日目で161人の皆様に3,050,000円のご支援をいただきました。沢山のご支援と応援のお言葉をいただきとても嬉しく、感謝の気持ちとともに身の引き締まる思いがこみ上げております。残り20日間になりますが引き続きどうぞお願い致します。本来ならばご支援くださったお一人おひとりにお礼のご連絡を差し上げるべきところでございますが、現段階では皆様の正式なお名前がわからない状態です。このクラウドファンディングが終了するとともにCAMPFIREから皆様のお名前を確認することができますので、確認が出来次第、改めてお礼のご挨拶をさせていただきます。 先ずは、この場で皆さまにお礼の気持ちをお伝えさせて頂きます。 本当にありがとうございました。心から感謝申し上げます。 瀬戸本業窯水野雄介
「柳宗悦や濱田庄司。六代目は彼らと出会い”本業”の仕事に誇りと確信を持ったその志しは当代半次郎と八代雄介親子へと引き継がれていくこの地に根付く文化と、それに呼応し生まれた器たちは現代の家庭でも活き活きとしている。予定しているこの場は単なる博物館ではない。「人の五感」で触れられ、訪れた方々が共感できるよう、「料理や金継ぎのワークショップ、そして、他の産地から作り手を招き紹介したい」とあるその交流は、きっと本業のものづくりにとって正しい道標となるはず。挑戦し続ける瀬戸本業窯を心から応援したい」野﨑 潤(のざき・じゅん)1964年6月生まれ。東京都渋谷区出身。1987年3月東海大学文学部卒。在学中に駒場「日本民藝館」にて学芸員実習。卒業と同時に学芸員資格取。1987年4月(株)東急ハンズ入社。渋谷店、人事部、商品開発部等で24年間勤務。2011年4月(株)たくみ入社。2020年4月代表取締役就任。「日本民藝協会」理事、「東京民藝協会」副会長。
公益社団法人「日本陶磁協会」が発行する機関誌『陶説』にて、瀬戸本業窯のクラウドファンディングの情報をご紹介いただきました。お目にかかる機会がありましたら、ご覧下さいませ!ありがとうございました。