私は美容師としての経験を活かし、闘病中の方へのアピアランスケアや介護の必要な方への訪問理美容を行ってきました。病気の方や要介護状態の方と関わっていく中で見えてきたのは、当事者やそのまわりの方々が必要としているのは、治療の枠を超えた、もっと多面的なケアであるということ。そして、実際にそうしたケアの担い手がいるにもかかわらず、当事者の方たちにはその情報が届いていないという現実でした。実は、私自身もかつて生死の淵をさまよい、闘病を余儀なくされた経験があります。意識を取り戻した後に待ち受けていたのは、今抱える痛みや辛さだけではなく、戸惑いや後悔、不安といった大きな心の揺らぎでした。「死んじゃうかもしれない。怖い。」「仕事は続けられるの…?」「今までと同じように生活できるのかな…」「治療は辛いだろうか…」「まわりに迷惑をかけてしまう…」ただでさえ身体が辛くて苦しい状況なのに、考えなければならないこと、対処しなくてはならない問題が一気に目の前に降ってきたんです。その膨大さに、絶望的な気持ちになりました。何より辛かったのは、自分の本音を誰にも言えなかったこと。身近な人だからこそ、言えないこともある。お医者さんだからこそ、聞けないこともある。誰にもいえずに気持ちを抱え続け、苦しくて孤独だったことを、今でも覚えています。どうにか病気を克服した私は、「闘病の経験と美容師の経歴を生かし、美容を通して人を元気にできないか?」と考え、現在の仕事を始めることにしました。
皆様こんにちは。あなたへつなぐプロジェクト代表の眞子桂子と申します。自分自身やあなたの大切な人が病気に侵された時、加齢による心身の変化に直面した時に、あなたを支える手がたくさんあるのだということを知ってほしい。そう願って、今回このプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは、闘病、治療、老化による心の痛みを抱える方々に、自分らしく幸せに生きるための応援メッセージを届けることを目的としています。心身の変化に戸惑い、苦しい想いを抱えているのに、それを言える場所がない。助けてほしいのに、誰に助けを求めたらいいか分からない。助けの手を差し伸べてくれる専門家やサポーターが実は身近にいるにもかかわらず、その存在が知られていないために、必要な方に届いていないのが現状です。更に、コロナ禍が追い打ちをかけ外出困難となり、ケアを必要とする方が孤立しやすくなってしまっています。そんな状況を変えるために、私たちができることはないだろうか?この疑問がきっかけとなって現在に至っています。本プロジェクトでは、①当事者視点のショートムービー制作②当事者にかかわる支援者視点の映画制作③本プロジェクトに関するシンポジウム及び披露試写会、医療・介護の枠を超えてケアに携わる方々の座談会この3つの試みを通じ、病気になった時に支えてくれる多くの手があること、心のうちを聞き、寄り添ってくれる存在があるのだと言うことを、広く全国に伝えていきます。「映像を通じ、ひとりでも多くの方にこのメッセージを届けること。」それが私たちの使命であると考えています。
皆様おはようございます。今週からスタートする想いを伝える期間!!1週間、動画からスタートし、文章へ続いていく全3回の企画です。トータル3週間連続で開催しております。是非お時間があるときに見て頂けたら嬉しいです。今週は代表の想いをお届けします。それではご覧下さい。あなたへつなぐプロジェクト実行委員会一同
5月8日に無事最終選考が完了致しました。どの方々も本プロジェクトの主旨を理解していらっしゃって頂いた事に本当に感謝しております。かなりの熱量を持ってきて下さり、全員出演して頂きたい位で、選考は本当に悩みました。本来3名の枠でしたが、本当に素敵な役者さんばかりだったため、役を増やし、計6名の方々を選出する事になりました。今回、選考出来なかった方々の想いも合わせて、本プロジェクトを進めて参ります。脚本がいよいよ5月末に完成します。6月には顔合わせがあり、こちらでも役者の面々をご紹介させて頂きます。引き続き、ご支援をどうぞ宜しくお願い致します。
映画のCAST募集を4月30日で締め切りました!3枠に対し、50名のご応募を頂きました。応募の条件として、今回の映画に対する300文字の想いをご提出して頂きました。それぞれの方々が、ご自身の体験を元に沢山のお話をして下さいました。そして、最終選考には、25名の方が選ばれました。最終選考は、演技審査と、カメラテストがあります。最終選考についてはまた改めてご報告させて頂きますが、今回ご応募頂きました方々へ、本プロジェクトへご興味を持って下さり、真剣に向き合って下さった事に、本当に感謝しております。皆様の想いも全て、プロジェクトに詰め伝えていきます。あたなへつなぐプロジェクト制作チーム