こんばんは。
白夜書房の佐藤です。
ゲームさんぽ書籍化プロジェクトの編集担当です。
本日は悲しいお知らせをしなければならないことをお許しください。
当初、12月中を予定としていたリターンの発送が遅れる見込みとなっております。
このような形で皆様にご迷惑をおかけしますことをお詫び申し上げます。
新しいお届け日は2月上旬~中旬の予定です。
日付が確定したらあらためてご案内いたします。
発送の遅延は、通常版書籍、および限定版書籍の製作の遅れが原因です。
つまり私の進行管理がミスッているということです。申し訳ございません。
実をいうと、まだ全体のページ数が決まっていません。
ふつうの書籍の企画ではこんなことはありません。
社内の企画会議で内容や体裁、費用、売上の見込みなど、さまざまな角度から検討されるので、企画が通った時点である程度の形はもう、決まっているからです。
四六判192ページと決まったら、それに収まるように作るのです。
文字数が増えたからページ数を増やしちゃおう、写真きれいだからカラーにしちゃおうとは言えません。
私が白夜書房に入社した頃、編集は「削ることが大事だ」と教わりました。
この道のある大先輩は、「1000文字の原稿を書いたら半分にしろ。半分にしたらそれをおもしろく300文字にしろ」。そう教えられたと言っていました。
しかし、ゲームさんぽの書籍化はその逆を行っています。
削ってもページ数が増えるのです。
あれ? なんかコンテンツが増えてない?
そんな瞬間が打ち合わせのたびに何度かありました。
そう、おもしろいまま、内容がどんどん増えて、充実していくのです。
このお詫びを書いている最中、ドミニク・チェンさんから激アツな原稿が届きました。
名越康文さん、藤村シシンさんの取材も無事に終わりました。
もう少しで、ゲーム×教養という新しいジャンルを開拓する最高の1冊ができあがります。
支援者の皆様に応援してよかったと、きっと満足していただける1冊にします。
ですから、もう少しだけ時間をください。
よろしくお願いいたします。
(なむ)
支援者のみなさま
肌寒くなってきましたね、いかがお過ごしでしょうか。なむは生きてますよ。
この度は、書籍発刊及びリターンの遅れについてのお知らせ、誠に申し訳ありませんでした。
みなさんから多大なご支援を頂いたからには、納得がいくものをつくりたい!という書籍制作チーム(なむ、いいだ)の性格上、スケジュールを延期させてもらうことになりました。編集の佐藤さんは僕たちのわがままにやむに止まれず付き合ってもらっているというのが本当のところです。
牛歩かもしれませんが、完成に向けての道を着実に歩んでおります。今しばらくお待ちください!「みんなでつくったみんなの本」を目指して、精進して参ります。何卒よろしくお願いいたします!
(いいだ)
正直なところ、私はほぼ毎日「ゲームさんぽ」でエゴサしています。ルンバのようにツイッターを徘徊し、ダイソンのような吸引力で視聴者の感想を収集しています。するとどうでしょう、私の心のフィルターには、時々こんなつぶやきが飛び込んでくるのです。
「12月にゲームさんぽの本が届くのクッソ楽しみ」
ああ…申し訳ない……。
12月発送の約束を守れないことへの罪悪感から、ここ数週間はエゴサの味が、苦くなってきました。こんなにダイソンの吸引力を恨んだことはありません。何が10万Gの遠心力だ!本来なら嬉しいはずのファンの待望コメントが!胸に刺さって痛いだなんて!
ダイソンに八つ当たりしても仕方がないのはわかっています。エゴサよりもっと他にやるべきことがあるのも、わかっています。
私がやるべきこと。
それは原稿を仕上げること。
一冊の本をまとめあげること。
書くべきものは、こんな場所での掃除機ジョークではありません。世間に向けて、ゲームで遊ぶことの意義を深く問いかけるような文章です。しかも楽しくサクサク読めるやつ。ポップでコミカルで、なのにちょっと哲学的で、たまに感動的でもあるようなやつです。
そんな本が仕上がるの? そうお思いになるかもしれませんが、わりとそんな雰囲気の本になってきている気がします。いや、確実になるだろうと、自信をもって申し上げます。
基本的な取材は全て完了しました。これからは諸々を取りまとめて、厚みを出し、体裁をよくしていく感じのプロセスに入ります。装丁やレイアウトなど、デザイン関係の話も具体的に動き始めました。本の完成形がおぼろげながら見えてきています。
発売が遅れてしまうことについては、本当に申し訳ありません。
その点に関しては忸怩たる思いがあります。
お待たせする分の時間は、内容の面白さで還元させてください。
またルンバのようにうきうきエゴサを再開できるようがんばります(結論間違えた感!)