支援者数50名、達成率15%を超えました!本当にありがとうございます。
旧版の絵本「子どもの権利と新型コロナ」。最終段階で苦労したのは、紙選びでした。表紙は濡れても、持ち歩いても耐久性のある紙を。中は、書き込んでも裏写りせず、書き心地よく、ページのめくりが良いものを探しました。最終的に、はmaiさんに紙問屋さんまで行って手触りや厚みを確かめてもらい、予算と相談しながら決定しました。
印刷は、何度かテストプリントしたものの、原画よりも赤色が強く出て、全体的にエスニックな印象になりました。色鉛筆の風合いは、サインペンで描いたような、くっきりした印象に生まれ変わりました。変わっちゃっていいの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それはそれでとても気に入っています。
印刷は、とても可能性を広げてくれる一方で、とても難しいものです。原画に近いものにするのは至難の技。ですから、プロの方たちのお仕事は本当に凄なーと思います。使う紙や、印刷会社の機械や技術者さんの癖によっても、変わってしまうもの。私たちの手にしている素敵な絵本は、たくさんの人の技術とこだわりの賜物なのです。
最近は、よく絵本の原画展が開かれていますね。もしも、好きな絵本があったら、ぜひ原画に触れて頂きたいと思います。印刷物と原画は別物です。原画には、作家の込めた想いや時間、関わる人々の技術や情熱が詰まっています。
★次回予告: 6月28日(月)「原画展を終えて」momo
引き続き、応援と拡散のご協力をよろしくお願いします。