二月もあと数日になりました。今月もコロナ禍ではありますが定期開催している子ども食堂を無事に開催することが出来ました。毎回子どもたちがどんな顔をして来るのか、困った顔をしていないか、私はいっぱい会話をします。まず大切にしているのは最初の挨拶!!どんなトーンで?どんな顔で?元気に「はは~、こんにちは」!!「ただいま~」!!この反応が一番うれしいです!!「今日のご飯何??」男の子たちはすかさず聞いてきます(笑)教えると「やったー!」作る私たちにも気合が入ります。本日もバランスよく献立を考えました。スタッフは主婦!!子どもにとなると腕がなります!来る子供たちは多学年です。1年生~6年生までが集まるのです。コロナ禍で学校では他学年のクラスに行けない時代…ここに来ると「他の学年の子と仲良くなれる」と言ってくれます。11時くらいに来てカードゲームで遊んだりトランプしたり、宝探しをしたり子どもたちは大人たちが作り出そうとしている地域コミュニティをいとも簡単に作りだしました。男の子は頭を使うことに熱中する子、体をめいっぱい動かす子。個性が一人一人違い、性格もシャイで話すのが苦手な子、はは~と懐いていっぱい話す子がいますがみんなまとまると他学年関係なく仲良しになるのです。本当に面白い!!女の子は学年が上がれば上がるほど面倒見のいいお姉さんになっていきます。性格は男の子と同じくシャイだったり、おませだったりしますが低学年の子ども達をスタッフ以上に相手をしてくれるので逞しいです。そしてアイデアを次々浮かばせ遊びを次から次へ変えていきます。男女が一緒に遊んだりもしていて壁がなく子どもたちの行き来が見ていて面白いです。マスク越しではあっても大きな笑い声や歓喜の声が建物内を包む空間がとても素敵に感じました。私が子ども食堂をしようと思った一番の目的は「一人でさみしく弧食しない地域にして、子ども達の笑顔をたくさん見たい」からです。26日は15名の子どもたちのたくさんの笑顔がありました!!おかわりを4回もする子。すごい食べてくれるね~と聞くと「だってみんなで食べるとおいしんだよ~!!温かいからね!」みんなで食べる大事さを改めて感じました。三月もこども食堂開催します。気仙沼にとっての三月は鎮魂の空気に包まれます。私も震災で母を亡くしましたが母は気仙沼の子ども達が日々笑顔で過ごすことを望んでいると思うのでいつか年老いてあっちで会うときに胸を張って会えるように子ども達のために全力で笑顔を作っていきます。
半沢:本日は二人目のスタッフ・愛ちゃんをご紹介します。愛ちゃんは絵本カフェ架け橋からのスタッフです。愛ちゃんは3歳と1歳の姉妹のママで、子連れで出勤しています。愛ちゃん、自己紹介と働こうと思ったきっかけなど教えてください。愛:出身は岩手県一関市。結婚して長女が一歳のころに旦那さんの実家の近くに住むために気仙沼に引っ越してきました。半沢:引っ越してきたときの気仙沼の印象はどうだったかな?愛:いいなと思ったのは親切な人が多いことと、話すと親身になってくれる人が多いこと。困ったのは土地が違うので環境に慣れないことと病院が少ないこと。一関市はとにかく病院が充実していたから。半沢:今はどう変わったかな??愛:土地の環境には慣れ始め、自分からもいろいろな人とお話ししたいと思える余裕が出来てきたかな。 半沢:その中で働こうと思ったのはどうしてかな?愛:一関にいる頃も子どもを出産した後もバリバリ働く気持ちでいました。でも実際に出産してみると、全く思うようにいかないくて、社会から取り残されるんですね。日中子どもと二人きりだとつい悪い事ばかり考えてしまうんです。半沢:分るよ~。特に一人目育児って母親も何もかもが初めてで不安いっぱいだもんね。愛:そんな時に旦那さんの同級生の絵本カフェ架け橋のスタッフママから紹介もらったんです。話を聞いて気仙沼にママ友を作りたかったのと小さいうちはこどもと一緒に居たい気持ちもあり、子連れ出勤という内容に惹かれました。絵本カフェはアットホームで居心地がよく、来るママものんびりしていて今まで見てきたカフェとは違ったんです。半沢:今おりがみになってみてどうかな??愛:おりがみは会社だけれど、いるとホッする場所で子どもと安心して働けるんです。みんなみたいに出来る事少ないけれど、みんなを見ていると、何かやりたいなという気持ちに掻き立てられるんです。半沢:私はみんながやりたいことができる職場にしたいと思っているからどんどんやっていこう!!子育てママがやりたいと思っていることを実現するには周りのサポートが必要になります。おりがみでは私が出張託児や子ども食堂をしたいと思ったことを実現したようにママ達のしたいことを一緒に実現したいと持っています。次のスタッフ紹介はアンちゃんです。
半沢:今回はスタッフの紹介となぜHATAで働いているかを聞いてみました。一人目はあかねちゃん!あかねちゃんは気仙沼生まれ・育ちで現在3歳と2歳の兄妹を子育て中です。震災当時は仙台にいて震災一年後に気仙沼にUターンしてきました。絵本カフェ時代はお客様として来てくれていてHATAのオープンスタッフとして働き始めました。おりがみではコミュニケーション能力を生かしてお客様お話したり、たくさんのアイデアを生み出しています。あかねちゃん、自己紹介とどうしてHATAで働き始めたのかを教えてくれるかな?あかね:はい、気仙沼生まれ育ちのあかねと申します。震災時は仙台に居ましたがUターンして戻ってきました。絵本カフェ架け橋で初めて架け橋の厨房で半沢さんに会ったんですが、一目見た瞬間に、この方はいい人と思ったんです。勝手に、新聞やテレビから情報聞いていて、すごい人だと思っていました。半沢:実際そんなことはないでしょ(笑)どこにでもいる主婦(笑)あかね:働き始めたきっかけは『おりがみ』で募集しているとアンちゃん(のちにご紹介します)に声をかけてもらいました。実際働く前に半沢さんとアンちゃんとお話を聞いて、魅力的な職場でそういった場で働きたいと思いました。半ちゃんは、人に思いを伝えるのが上手でその思いがすごく必要とされているようで嬉しかった。自分も子どもがいて、待機児童で保育園にも入れない、けど家にもいたくないという気持ちがありました。・『おりがみ』は、子ども連れて働きに来てもよい場所・子どもが風邪引くのは当たり前だから休む連絡はLINEでよいからとママ目線。・子育てママが運営しているからお互いがフォローし合えるここが魅力的でした。半沢:もともとアンちゃんとはママ友だったんだよね?あかね:アンちゃんとは知り合いで、色々やりたい事を聞いていて、母国の料理をみんなに食べてもらいたい、英語を子どもたちに教えたいって言ってました。結果、この場所で全部叶っていることがすごい!!子育てしてるママの場所、遊びに来れる場所、こういう場所はまずない。この場所で働けているのが嬉しい!! 半沢:そういってもらえるとこの場所をみんなでリノベして作った甲斐があるね。リノベした大変だったお話、楽しかったお話を後日報告します。次のスタッフ紹介は愛ちゃんです。ご支援・シェア本当にありがとうございます。引き続き頑張っていこうと思いますのでよろしくお願いします。
半沢:第二回目の活動報告をしていこうと思います。唯一無二の二つ目!出張託児です。アンナ:気仙沼は転勤家族も多いからおじいちゃんおばあちゃんいないから必要なんですよね。半沢:経緯を話すと出張託児は2019年の絵本カフェ架け橋の時にお客様の一言から動きだしたんです。そのママは教室の先生をしていたんだけど、子どもがまだ一歳前で子どもを預けて講師をするのも難しいし、参加者で誘いたいママも子育て中だからと困っていたんです。その時絵本カフェのスタッフが「子育て支援員」「子育て支援士」の資格を取っていたから、その場に出向いて、会場内の別の部屋でお子様を預かれたら講師するママもスキルアップを目指すママも助けてあげられるんだと思ったんです。その話のタイミングの時に気仙沼で行われている『「やってみたい!」を形にしていく半年間のまちづくり実践塾 ぬま大学』に参加してプランを磨いて動き始めました。『「やってみたい!」を形にしていく半年間のまちづくり実践塾 ぬま大学』 第5期愛:そういう経緯があったんですね。今私たちが行っているのはイベントだけじゃないですよね。半沢:今気仙沼では出張託児の認知度は上がってきていろいろなところで託児を利用してもらっているね。嬉しいね~。気仙沼の子育て環境にいろいろな団体がいて、いい取り組みも行っているからですよね。一時預かりする施設ができたり(子育てシェアスペースomusubi)、イベントがあるときに託児があるのが気仙沼では当たり前になってきたって話をもらってます。愛:そうなんだ~!!今出産するママ達はイベントに託児が付いているのが当たり前になってきているんですね。半沢:「預けるところがないからイベントに出ない」から「イベントにどうして託児がないんですか」に変わってきていると。あかね:前はイベントや検診に託児はなかったですよね。半沢:けど今は、市のがん検診でありイベントであり、託児があって当たり前になってきているからすごいって言われたよ。あ・ア・愛・み:すごいねえ!!半沢:気仙沼市の総合検診・子宮がん検診・乳がん検診にも託児を設けてもらいましたね。私の経験からお願いしました。アンナ:確かに託児ない時代はどうやって受けてたんですか??半沢:そこなの!!検診ってすごく時間がかかるじゃない?ましてや子宮がん検診台って子どもをお腹に乗せたりして受けなきゃいけない…子どもってお人形みたいにじっとしてるわけなくて泣いたりするんですよ。検診車の中で泣いたりされると周りの目が気になるし、お腹の上から落ちたら大変だから受けるの止めたんですよね。そんな時に癌でママ友を亡くして…家族が検診早く受けさせておけばって…愛:わかります!検診って受けたくても子どもと一緒だと行かないになっちゃうんですよね。半沢:それって何かあったら悲しむのは家族や周りの方々なんだよね。なら出張託児を付けてもらえないか市役所にお願いに行ったら快く託児を設けてくれて、開始当時より申し込みの人数も増えたんだよ。最初は一日通しても2名とかだったのに今月の検診は11名の予約にまで増えました!!愛:ママの健康も守れるのは同じママとしてすごく嬉しいですよね。半沢:市内のイベントで一回の預かる託児人数がMAX20人の時があって、それは兄弟もいますが約20人のママがスキルアップできているってことってすごいことだと思う。講義やイベントが終わった後のお迎えに来るママ達のキラキラな顔をみるのが大好き!!あかね:確かにすごい素敵な顔をしてイキイキしていますよね!半沢:出張託児も唯一無二!!託児を利用したママからも「久しぶりにゆっくり体を動かすことができました」「子どもがいるのに講習に出れるとは思いませんでした」「自分のために時間を使ってリフレッシュした分、子どもに優しくできました」と感想もいただいてます。みゆき:なかったものをあって当たり前にするって実はレア!!クラウドファンディングをきっかけにいろんな人が知って、クラウドファンディングで支援してくれた人にHATAは元気にやっておりますって報告出来たら、他の県のママとかが真似してくれるモデルやきっかけになったら嬉しいですね。ぜひきっかけにしてください(笑)!半沢:そうしたら助かるママが各地に増えるんですもんね!!唯一無二のベラルーシ料理も食べにいろんなところから来てるし、唯一無二が三つも!!!ベラルーシ料理あり、子ども食堂・出張託児!!!もう一つの唯一無二のベラルーシ料理についてはまた活動報告いたします。
半沢:私たちの活動を一番に知ってほしいので、一回目の活動報告は唯一無二の気仙沼定期開催している子ども食堂を報告します。みゆきちゃん:子ども食堂!あかね:子ども食堂を気仙沼で定期的にやってるところが無くて、やりたいと思ってもなかなかできなかったって聞いていたんですよね。まさか私がここで働いて、子ども食堂やるっていう話だったからすごいなと思ったし、コロナで貧困の世帯が増えてきて、そういう子どもたちに提供できることをたくさんの世帯に知ってほしいですよね。半沢:そうそう!!アンナ:両親が働いているのは結構多い。半沢:いろんな地区でも弧食している子はいるよね。出来れば本当はここで作ったのを違う地区にも持って行って配ればいいんだけど衛生面や色々な課題があるね…無料だから提供したいけどね。あかね:どこの地区でも子ども食堂をやりたいって人はいるんだけど実際にどうしたらいいかが分からないし、一歩踏み出せないところをちゃんと実現するのはすごいと思うし、自分も働けて嬉しい・楽しい・社会貢献してる一員になれていると思う。ここに来る子どもたちが半沢さんを「母~」って呼んで、来てすぐ「ご飯何~?」って聞いてきて、「これだよ」って言って食べてまた「おかわり~」って来て!こども食堂でゆっくりしていく子ども達半沢:こないだおかわりがすごくて足らなくて(笑)「みんなで食べるから美味しい」や「この野菜初めて食べたけどおいしいんだね」とフードバンクでいただいたヤーコン食べたりね。あかね:うれしいね。初回に来た子どもの数は少なかったけどすぐ増えてね。半沢:初回は7人だったのに一番多い時20人!!平均13人/回だもんね。アンナ:東京に銀座の母ある。ここは鹿折の母ね(笑)半沢:もう、『母』っていう一人の人間になっているから(笑)あかね:先月この近くで不審者が出て付き纏われた子が HATAに逃げ込みましたよね。犯罪が起きた時に逃げ込める場があるってことはとってもすごい事だと思う。この場所を小学生が知っていたから逃げ込めたわけだし、「こども110番」って看板を家の前に置いてるところがあるんですが、なかなかそういう顔を知らないところ入りづらいじゃないですか。大人だって入りずらいのに…半沢:あの時は父兄からも「本当に助かりました。いつも顔を合わせているから助けてもらえると思ったんだろうし、ここにくれば大丈夫って思ったんだと思います」と言ってもらえたり、学校からも「地域のママがこうして子ども達と触れ合っていてもらうことで犯罪から守ることができました」と感謝の言葉をいただいたね。小学生が地域を認識しているかがあるよね。あかね:ここを知ってたから逃げ込めたし、子ども達にもご両親にも犯罪予防になるいい場所で大事だと思う。そういうのをクラウドファンディングで知ってほしいね。犯罪予防って大きく出したい。現実に起きたことだからね~。学校でできるだけ外出自粛ってなっても子ども達がいっぱい来たのも一人でいたくないからだよね。半沢:コロナがあっても来たからね。感染対策してるのも知っていたからだね。あかね:そのこどもを帰りなさいって帰さなかったんですよ。入っていいよって言ってご飯を提供したんですよね。アンナ:だって公園いるより公園暖かいし、安全・安心と親が分かっているから。小さいこどもたちの場所だけじゃなくて、年齢関係なくこどもたちの居場所は大切だと思いますね。コロナで家にお友達も呼べないですよね。半沢:そもそも家にお母さんがいないこどもたちが来ているから呼べない人たちだもんね。アンナ:子どもたちが集まる場所!!あかね:児童館は児童館で良さはあるんだけどまたちょっと違う温かさがあるね。あかね・アンナ:家!!愛:ママさんたちが集まる場所だけにも聞こえるかもしれないけどHATAっていう「家」だから、近所のおじいちゃんおばあちゃんも来れるようにゆくゆくはなってほしいなって思う。人数制限があるのでママさん繋がりで来るお客様は多いけど、もっと情報発信したい。アンナ:今ここ歩いたおじいちゃん手を振ってたね。こういうこどもがいるとわくわくするんじゃない?半沢:ここにいるとよく声かけられるよね。アンナ:もしかしたら近所に孫いないんじゃないかな?ここも震災してるし、家もなくなってるし、そういうこどもが集まってるところにおじいちゃんおばあちゃんも来てほしいね。それから繋げることもできる。鹿折地区だけじゃなくてコロナ超えて暖かくなるといろいろできるからこども・ママだけじゃなくおじいちゃんおばあちゃんもね。気仙沼で私たちが子ども食堂を辞めたら代わりに行ってくれる人はいません。元気にご飯を食べにくる子どもたちにおいしいご飯と安心を次の報告は唯一無二~出張託児~です唯一無二が集まるこの家カフェ『HATA』 半沢裕子